真奥たちの話を盗み聞く為に、窓を開け窓枠に腰掛ける鈴乃。夕日を背にして黄昏に身を沈める姿は、光に目を背け闇を見て生きている演出。昨夜、猿江(SFC店長)に通り名のデス
あと10話のレビューで鈴乃の部屋に扇風機はないと書いてたけど、死角にあった・・・・だと・・・・?で、でも扇風機があってもまだまだ生活感はないから(震え声)。
そしてその勇者は勇者で鈴乃との関係に苦慮していた。場面は更衣室のロッカー内から恵美を映しているものに変わる。そして「今気になるのは鈴乃の方なんだけどね〜」と言う恵美の台詞と共にロッカーが閉められ、視界は闇に染まる。打開策を思い付けず現状維持だと(今まで通りロッカーを閉めると)お先真っ暗だと言う演出で場面は切り替わる。
その後、真奥一家、千穂、恵美、鈴乃達は、大家から送られた品々を夏祭りのバザーに出す事になる。みんなで祭り会場にバザー品を運び、その準備を終えた一行だが、日は沈み街灯の薄明かりが辺りを照らすのみとなっていた。しかしそんな時間でも、周囲は祭りの準備をする人々の賑わいに包まれていた。
それを見た鈴乃は「祭りなどもう何年も楽しむ余裕などなかったと思ってな」と感想を漏らし、千穂がそれならみんなで祭りを楽しもうと提案する。しかしそこで猿江が鈴乃を呼び出し、鈴乃はみんなから離れ猿江と会う。
魔王でさえ薄明かりに照らされ祭りの準備をしていたのに、薄明かりさえ届かない闇の中で、猿江は鈴乃に真奥抹殺の決断を迫る。「今更何を迷う?これまでもお前は散々その手を血に染めて来たんだ」と。
それを聞き鈴乃は教会幹部達の醜悪な姿を思い出す。塔のてっぺんで全身に光と強風を受けながら幹部達を批判したかつての鈴乃。高い塔は地上から離れた孤独と天に近い清らかさ、光は鈴乃の良心/正義感、強風は心の葛藤を表す。「私だって、好きで人を処刑していた訳じゃない」と嘆く。なのにそれを振り切れず真奥抹殺を決心してしまう。アカン、この子ダメ男に引っかかったらずっと引きずられるタイプだ・・・・。本が薄くなるな(笑)。
魔王城に場面が変わって腹痛で瀕死っぽい芦屋。ついに救急車で搬送される。やっぱうどんに毒を仕込んでたのか?と思って観直したけど8話で千穂、恵美、鈴乃も食べてるし・・・・。
そして恵美、千穂、鈴乃の3人になったところで遂に鈴乃が動き出す。千穂に自分はエンテ・イスラから来たと伝え、真奥は殺すべきだと主張する。ここでも場面が変わるまでずっと鈴乃は街灯を背負い逆光。逆に恵美、千穂は前面から光を受けている。更に鈴乃が「悪魔は長命だ。どれほど綿密な計画を立てているかわからない」と言った時に映るのは美しくも優しい光を放つ満月。狼男などでわかるように月は魔の象徴だが、美しい女神を象徴する事だってある。真奥がどちらの満月か鈴乃もわかっている筈だ。
話は物別れに終わり鈴乃は1人去っていく。帰り道に恵美と千穂が信号待ちしていると猿江が襲って来る。背景にはコンビニ(多分ローソン)。7話ではフレンドマートの前で襲って来たし、猿江はコンビニ好きなのか?(笑)。街灯の上に立ち「聖剣ベターハーフは"返して"もらうよ」と思わせぶりなセリフを言う猿江。光を足蹴に、光差さない闇に立つ。よしこいつをボコって鈴乃は無罪だ(確信)。その後猿江の一撃で恵美は気絶させられ、千穂は鈴乃に眠らされる。「千穂殿すまない」と言う鈴乃はやはり背中から光を受け闇側を見ていた(千穂は前面から光を受ける)。
場面は変わりバイト中の真奥。千穂の母から千穂がまだ帰らないと電話を受ける。漆原に心当たりを尋ねると、鈴乃が都庁に向かっていると言う。それを聞きデッキブラシを手に飛び出る真奥。・・・・「落ち込むこともあるけれど・・・・私、この町が好きです」的にデッキブラシに乗って、ではなくデュラハン号に乗って(笑)。
最後に病院に入院中のハゲが映る。このハゲ生きてたのか(笑)。よしこいつをボコって鈴乃は(略)。
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