【俺ガイル10話】板ばさみのおっぱい、渡り廊下の約束【感想レビュー】


 アバンはいつもの部室からだが、八幡と雪乃は前回から引き続きギクシャクしたまま。八幡と雪乃は本を読み、結衣までも携帯を手にしている。アバン前に相当長い沈黙が続いていたと思われる。更に「風、強くなってきたね」と結衣が話しかけても雪乃は黙ったまま。八幡がやっと「おー」と言うと雪乃も「そうね・・・」と素っ気無い相槌で、2人とも本から顔も上げない。

板    おっぱい    板

な感じで板ばさみになった結衣が「おっぱいですが、部室内の空気が最悪です」と泣き出す日も近そうだ。

 ロングHRで寝てた八幡は寝ていた間に文化祭実行委員にされていた。渋々会議室にいくと雪乃もおり、色々あって八幡と同じクラスの女子委員相模が実行委員長になってしまう。そして文化祭の準備をしていくのが今回の話。

 会議が終わり結衣も一緒に3人で部室に行くと、相変わらず結衣は板ばさみ。何とか会話を続けるために文化祭の話を出すと、文化祭が終わるまで部活は休止する事になる。結衣の性格的にこの結果を狙って文化祭の話題にしたとは考え難い。実際休止が決まると残念そうに俯き座ったままで帰ろうとしない(即座に帰ろうとした八幡と一緒に帰ろうとする訳でもないし、雪乃との三角関係うんぬんで休止を目論んではいない(確信))。一方八幡は休止が決まるや否や本を閉じ鞄に手をかけ即帰ろうとする。それを見て雪乃は悲しそうに本に目を落とす。

 ションボリしてる雪乃をそのままにして帰ろうなんて何というギルティ。しかしそんなギルティ野郎が帰ろうとした直後、相模達が来て委員長の補佐を奉仕部に依頼する。雪乃は独断でそれを受け、困惑する八幡と結衣。相模達は喜びながら部室を出る。

 相模達が出ていく時、映ったのは教室の正面上に付けられたスピーカー。校内放送なんて大多数の人は他人事、ほとんどの放送は無関係。そして相模達が出てすぐ結衣が「部活中止するんじゃなかったの?」と雪乃に問う場面は、窓を挟み室外から部室を覗く視点。もしベランダがあり生徒がいたら、その部外者が見たであろう画。どちらも他人事、自分とは無関係な出来事を見る視点。八幡も結衣も奉仕部の当事者の筈なのに、雪乃が独断で決めてしまい部外者が他人事を見てるような感覚だったのだろう。結衣がそれに異を唱え問い詰めた段階で、視点は室内に戻り「3人の」奉仕部の時間が再開する。結衣の問いで雪乃は肩を震わせ「3人の」奉仕部だったと思い出した筈だ。

 しかし、それを思い出して尚、結衣の問いに意固地になって答える雪乃。結局「でもそれっておかしいと思う」と結衣は怒って帰ってしまう。ここで雪乃は見ていた本を捲る。アバンでは左手の親指をずらすだけだったのに、ここではわざわざ右手で左側のページを捲りにいっている。更に八幡が部室を出るまで遂に本から顔を上げなかった。どれだけ意固地になってるかが一目瞭然。一方で八幡も部室の扉を閉め終えるまでずっと雪乃をガン見したまま。思うところがないなら雪乃を見ないで、部室から出た向きのまま後ろ手で扉を閉めれば良い。そんなに気になるならとっとと雪乃に話しかけろよ・・・・。

 そして学校の棟と棟を繋ぐ渡り廊下にシーンは移り、結衣が渡り廊下に入り中央を過ぎた辺りで八幡が呼び止める。そして2人は渡り廊下中央手前で再び顔を合わせる。結衣は八幡に、八幡と雪乃の態度はおかしいと訴え、もし雪乃が困っていたら助けるよう八幡に詰め寄る。八幡も「できる範囲でな」とそれに応じた。

※ここは11話レビューの最後で修正してますので、よろしければそちらを見てください。※
 さてこのシーンは「棟=人」、「渡り廊下=繋がり」を表していると考えられる。結衣が1人で渡りきってしまえば「手前の棟=八幡、雪乃」、「奥の棟=結衣」で、渡り廊下に意味はなく結衣が部活から離れるだけ。それを八幡が引き止める事で「手前の棟=雪乃」、「奥の棟=結衣」、「渡り廊下=繋がり(八幡)」と意味合いが変わった。渡り廊下を渡りきっても結衣は渡り廊下=約束=八幡と繋がっている。しかし八幡は渡り廊下で立ち止まったまま。約束のもう一端を雪乃に届けるべく部室に戻らないままシーンは変わる。八幡はまだ迷いと葛藤の中にいた。

 だが八幡が暗示したのは渡り廊下、棟と棟を繋ぐもの。いつかはわからないがきっと結衣との約束を果たし、雪乃との繋がりを再び築いてくれると信じたい・・・・。


 場面はまた実行委員の会議室に。ここで気になったのは雪乃が副委員長だった事。相模の依頼を受けた後、結衣と言い合った時「実行委員の事なら多少勝手がわかっているから、私1人でやった方が効率が良いわ」と雪乃は言っていた。また後で陽乃が「姉の私が昔実行委員長をやっていたんだもん、あの子がやろうと思う理由には十分よ」と言っている。素直に考えれば雪乃は生徒会長が姉の名前を出さなければ委員長になっていた。そして相模の依頼を受けたからではなく、最初の会議でもう副委員長になっていたのではないか。意固地に1人で相模を補佐すると言ったのも姉との確執のせいだったのかもしれない。

 その後は戸塚の王子様を挟んで、会議室に陽乃が来たり、葉山が来たり。正直に相模を無能として扱い敵対される雪乃と、相模を操り利用する陽乃、相模を問題視しつつ何も言わない葉山。相手の器を見定め、無能ならそれはそれで扱い易いと利用する陽乃。それほどでなくても無能の扱いを心得ている葉山。陽乃と雪乃の圧倒的差がそこにはあった。

 しかし今回の雪乃に対する葉山の対応は下策、雪乃の気持ちを汲めてない。格下相手に波風立てないようにはできても、同等以上の相手に対しては配慮が足りなかった。そこには有能な者なら理に叶った正論さえ言えば十分だろうと言う油断があった。

 しかしそんな能力において陽乃を更に超えているのが八幡。陽乃や葉山は生徒会長が絶賛する先輩で学校OG、クラスで築き上げた信頼と言う武器の上に立っている。八幡はそんな武器のないボッチだが、雪乃の負担を減らす為、自身が泥を被り生徒会長や雪乃が動き易くなる口実を作り誘導した。

 望まずボッチになってしまうのではなく、望んでボッチとなった孤高のボッチはその気になれば容易く他人を操れる。そんな能力があっても性格的に人の輪に入りたくないと言うのは仕方ない、能力とは別の話だし。でも、今までも、そして小手先とは言え今回も雪乃を助けたいと思ったんなら、主人公らしく助けろよこのギルティ野郎が・・・・っ!と前々回くらいから悶々とする日々。

 最後はみんな待望のお風呂シーンだったけど、小町と八幡の配役が逆じゃないですかねぇ?(威圧)。10話のサブタイは「やはり俺のお風呂シーンはまちがっている。」とすべきじゃないだろうか・・・・。
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2013年06月23日 21:23 by 元会長
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