「俺の妹がこんなに可愛いわけがない!」
前回、黒猫から別れ話を持ち出された京介。翌日、黒猫が学校に来てないので心当たりを瀬菜に尋ねた京介は信じられない話を聞く。
「来る訳ないじゃないですか。
そして転校の話より何より京介の心に突き刺さったのは瀬菜の
(先輩は当然知っているものと思っていました。五更さんの)「彼氏なんですから」
と言う台詞だった。
夕方、黒猫の家にいった京介が見たのは、黄昏の闇が佇むだけでもぬけの殻となった室内や、かつて表札がかかっていたと言う痕跡だけだった。京介の喪失感が強調される演出。
夜、自室で電気もつけず黒猫に携帯をかける京介。闇の中で微かに光る携帯が京介に残った僅かな希望を表す。しかし携帯は繋がらない。闇の中で携帯を閉じ、顔を伏せる京介。その記憶の中で
「世界で一番、他の誰よりずっとずっと、永遠に貴方の事が好きよ」
と言う黒猫は今でもまばゆい夏の日差しに包まれていた。再び闇の中で微かに光る携帯を見る京介。今も大切な存在で在り続けている(光に包まれた)黒猫が更に対照的に強調される。また7話で桐乃の水着姿だった携帯の待ち受けが川面の画像に変わっていた。
それに比べて映像も出ない麻奈実。もう攻略ルートが消滅しそう・・・・。
そして京介が相談相手に選んだのは桐乃。
「あんた黒いのの事好きな訳?こんな訳わかんない理不尽な事されても?」
と問う桐乃に「好きだよ今でも」と答え泣きだす京介。先程の回想の演出が今でもどれだけ好きかを物語っている。
京介を励まし
「京介、私に任せて」
と言い切る桐乃。ここから徐々に桐乃→京介の二人称が「京介」になり11話に繋がる。変な時期にブログをはじめて時系列と逆から書いているのでこんな事も書ける(笑)。時系列順に見てた時は11話まで気付けなかった・・・・。
桐乃からのチャットには答えが返ってきて黒猫がいると言う温泉街に来た桐乃と京介。黒猫の写真を手がかりに聞き込みするが、二手に分かれるどころか京介は桐乃あとに付いていくのみ。今回は完全にポンコツと化している。
収穫がなく足湯で途方に暮れる2人。そこに黒猫が通りかかる。足湯から裸足のまま駆け出し黒猫を捕まえる桐乃。一方(足音から)靴を履いて桐乃に続く
「決まってんでしょ、私はあんたを連れ戻しに来たの!自分の事を棚に上げて言うけどさ、勝手にいなくなるとか止めてよ。あとの事とかまだ全然考えて無いけど、あんたが遠くにいっちゃうなんて嫌だよ」
と答える桐乃。映された桐乃の足元は足湯の湯で濡れ、くっきりと跡ができていた。裸足は偽りの無い桐乃の本心を表す。その思いは2つ、「黒猫とわかれたくない」気持ちと「自身の留学に対する後悔」。石畳を濡らす湯は、留学した自分への失望、京介や黒猫に対する後ろめたさに流した桐乃の涙。
しかしその涙が桐乃の言葉に力を与える。涙は「裸足=本心」から「石畳=黒猫」に届いた思いでもある。石畳に染み込んだ湯の跡は、桐乃の言葉が黒猫の心に確かな足跡を残した事を演出している。
ここで黒猫は桐乃の本心を確認する。
「私がお兄さんと付き合って、貴方はそれで良かったの?」
と。対する桐乃は体を90度ズラし黒猫と向き合わず、どもりながら答える。建前、本心でない偽りの言葉が並んでいる演出。しかし
「そこまで私の事分かってるくせに、あんたどうして告白したの?酷くない?友達が嫌がる事を分かってやったって事でしょ?」
のところで桐乃も正面を向く。ここから桐乃の本音がはじまる。ここの「友達の嫌がる事を〜」は黒猫が(桐乃の気持ちを分かって尚)告白した事への批判ではない。本当は黒猫も京介の事が大好きなのにそれを有耶無耶にしている事への批判。これと比べると11話のあやせの「友達の嫌がる事を〜」の上っ面さが良くわかる。12話で少しはあやせの株が上がるだろうか?変な時期にブログをはじめて時系列と逆から(略)
そして桐乃は遂に自分の本音を打ち明ける。
「私はアニキなんて大嫌い。大嫌い、大大大大大大嫌いなのー!・・・・・・・・私はアニキが大嫌い・・・・だけど、アニキに彼女ができるなんて絶対嫌!私が一番じゃなきゃ嫌!」
この時の身振りは強い感情を抑えきれない演出。黒猫に告白していいか聞かれ「いいよ」と答えた時も言葉とは裏腹に桐乃の感情が噴き出していた。
それを聞き黒猫は京介に尋ねる。
「桐乃の気持ちを知って尚、貴方は私を選んでくれるの?」
と。
「我が肉体が滅びても、魂は、不滅・・・・」
と気絶してしまう。
光さんと並ぶ我らが宿敵湯気さんが濃くなり場面が変わる。ただ今回の湯気さんの仕事は(のぼせて視界が飛んだように)気絶した黒猫の演出。全く問題はない。
そしてサブタイも最終回っぽいし、なんか完全に2期が終わりそうな雰囲気で今回は終了。
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P.S.個人的に当方がレビューしていない「俺ガイル」の感想に注目しております。
それでは今後共お付き合いをよろしくお願いします。
相互リンクを作ろうとは思っていたのですが、
ブログ作りに慣れておらず手付かずなままでした。
お誘いを頂いたおかげで相互RSSも一緒に作る事ができました。
こんな感じでまだまだ手探りですが、頑張っていきますので
こちらこそお付き合いのほどよろしくお願いします。