「俺が後輩とひと夏の思い出を作るわけがない」
冷蔵庫にヨーグルトを取りに来た桐乃。そこで京介と2人で取ったプリクラ写真が冷蔵庫に貼られているのを見つける。
「遊びに来た友達に見られたらどうすんの?ブラコンだって誤解されちゃうでしょ!
嫌がらせのつもり?」
と京介に詰め寄る桐乃。しかしそう言いながら京介に見せるのは携帯に撮ったプリクラ写真の写真。こんな事を言いながらも(多分11話まで)プリクラ写真を剥がしていない。携帯の写真も大事に保存するのだろう。
10話の京介の部屋のカレンダーから、7話最後の部室の一件が8/18、黒猫との初デートが8/21。よって京介が怪我をしたのは8/19か8/20で確定。だがカレンダーには何も書かれておらず、この怪我はどうでも良い事だったようだ、京介にとっては。しかし、この日の服装は10話で京介が手錠をかけられた日の服と完全に一致。あやせの家で階段から落ちた時の怪我と考えられる。
もしそうだとすれば、あやせは桐乃より早く京介に彼女ができた事を知っていた事になる。学校も違えば普段ほとんど接点の無い2人。なのに彼女ができた2〜3日後にはそれを知っていた・・・・
ただ10話で全く同じ8月の話を電話でしているのに、京介が見ていたのは黒猫との思い出。空欄の8/19〜8/20ではない。ヤンデレとは言え、ちょっとあやせが可哀想・・・・。
話を戻して、珍しくその怪我の手当てを桐乃がしてくれると言う。まず顎の向かって左側にある傷を消毒→絆創膏を貼る。次を消毒しようと桐乃が綿に消毒液を浸していると
「俺さ・・・・黒猫と付き合うことにした」
と京介が切り出す。そう話す京介は口のアップ。その事実を凝視しつつも正面から向き合えず目を逸らしている桐乃を表す。またそれを聞いた桐乃は向かって左側の頬の辺りを消毒し、顎の向かって右側にある全く別の傷に絆創膏を張る。そして他の傷は放置し立ち去ってしまう。桐乃が完全に心ここにあらずな状態になっている演出。
また怪我の手当てをする親密さがありつつも
「お前がこの前言ってた俺が大切にしてる女の子って黒猫の事だったのか?」
と京介が尋ねてもスルーする桐乃。
「で、どうしたのこの怪我?」→「何でも良いだろー」
と(本当にどうでも良い話ではあるが)あやせの一件を話さない京介。大小のすれ違いが重なる。
今日はデート、校門で合流する京介と黒猫。衣装について聞かれ
「
と1回転してみせる黒猫。回転する間ほとんど京介から目を離さないし、回転が終わっても京介を見つめたまま。自分を見せたい顕示欲ではなく、相手に見て欲しい(愛して欲しい)思いの表れ。黒猫マジ可愛い(確信)。
ただ黒猫もはじめてのデートで舞い上がっていたと思われる。その為に話が厨2病になり過ぎて「話が通じないでござる」と困惑する京介。語尾から無意識に沙織に助けを求めたのかもしれないでござる。正しい人選でござる。
その後色々あって公園で黒猫の手作り弁当(重要)を食べる2人。次に何をするかと聞かれディスティニーレコード(ノート)を捲る黒猫。ページを捲り新しい世界を見る時のドキドキ感の下、開かれたページには「先輩を私の家に呼ぶ」と書かれていた。
場面は黒猫の家に。妹について聞かれ「2人ともでかけてしまったわ」と言う黒猫。その時、一見おぼんを置く為におぼんを目で追っているように見えるが、途中まで全くおぼんを見ていない。嘘をついているので京介から目を逸らしてしまい、それを誤魔化す為に、目に合わせておぼんを動かしたと思われる。
更に、今家には2人きりだと告げ
「だ、だから何?別に今までと変わらないでしょ?」
と言う黒猫に
「だ、だよなー」
と曖昧に答える京介。それから数分くらい固まっていたと思われる2人。時刻は13時前。
沈黙を破り「一緒に観たいものがあるの」と言う黒猫。観たいもの、それはマスケラだった(多分)。しかし黒猫は観る時に机の反対側に移動している。はじめからマスケラを観るつもりだったら、最初からそちら側にお茶を置きそちら側に座ったはず。つまりこれは予定外の行動。何もしてこない
「少し待っていてくれるかしら」
と席を外す。
黒猫の家に来てからここまでずっと正座だった京介。緊張しっぱなしだった事の演出。余りに黒猫が帰ってこないので様子を見にいく京介。すると黒猫はお風呂に入っていた。
時刻は14時40分、マスケラを観はじめてから1時間40分が過ぎている。居間に戻った京介は三角座りで葛藤する。マスケラをどれだけ観ていたかわからないが、黒猫は相当長い間お風呂に入っている(と思われる)。京介が思い悩んでいると、そこに妹達が帰ってくる。
慌てふためく京介だが、妹達が居間に入ると正座に座りなおしており「お邪魔してます」と平静を装う。そんなこんなで妹達と騒いでいると黒猫が飛び出してくる。ここで服が暑そうな長袖の黒服から涼しげな白服に変わっていた。
風呂に入ったのは汗をかいたから(意味深)と言う黒猫。それで夏服に着替えたのだろうか?それとも京介をその気にさせる為の服だったのだろうか?それは神のみぞ知る・・・・。
色々あって夏祭り。遅れてはぐれそうになる黒猫に左手を伸ばす京介。しかしそこで黒猫がおずおずと差し出したのは同じく左手。これでは並んで歩けない。黒猫は京介の後ろに付いていったと思われる。
黒猫を思いやり手を伸ばした京介だが、並んで歩くには至らなかった。手を繋ぎつつも京介への負い目などで黒猫は一歩引いて、後ろを付いていったのだろう。おずおずと手を差し出し、後ろについて歩く浴衣姿の黒猫。画的には超萌えるのだが・・・・。
そして最後、次にやる事を聞かれた黒猫が開いたページには
「先輩と別れる」
と記されていた。鬼畜な引きで次回に続く(笑)。
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