「だから、彼らの祭りは終わらない」
1、2話冒頭と同じBGMをバックに最終話がはじまる。もうこのBGMが八幡のテーマにしか聞こえない(笑)。
1話
「青春とは嘘であり、悪である。・・・・青春を楽しむ愚か者ども、砕け散れ!」
「真面目に聞け!」
「い、いや、俺はちゃんと高校生活を振り返ってますよ。近頃の高校生は大体こんな感じじゃないでしゅか?」
2話
「動物は基本群れるものである。・・・・次に生まれ変わるなら私は絶対、熊になりたい!」
「まるで君は群れる事を罪悪のように言うがなぁ」
「先生だって個体って言うか独身で群れ・・・・」
12話
「参加する事に意義がある。・・・・この言葉はしばしば誤用され、強制参加の為の脅迫文句となっている節がある。・・・・むしろ、誰もが経験する事をしないというのは逆に貴重と言える」
「まーたはじまった」「筋は全く通ってないのに無駄に説得力がある分、性質が悪いのよね」
「いや待て俺は悪くない、社会が悪い」
内容の正否を問われると八幡は自分の正当性を主張しない、反論は間違っていても仕方ないという主張を軸にしている。もしくは話題逸らし。近頃の高校生はみんなこんな感じ、静の話に話題を逸らす、社会が悪いから自分が悪くても仕方ない。
しかし、正当性を他人に言っても無駄だと端から諦めているならそもそも話を振らない。無駄だと思いつつも言わずにはいられなかったか、捻デレ流のコミュニケーションなのか。どっちにしても1、2話ではその相手が静しかいなかったが、今は結衣と雪乃がいる。12話の間に積み重ねてきた日々の答え。
OP明けると部室、机の上の温水ポットやコーヒー粉の缶、ぬれせんべいなどが映る。ここでせんべいは、8枚入りで3枚なくなっているか、6枚入りで1枚なくなっているかの二択。
八幡がぬれせんべいを1枚食べるが、包みはなし。よって包みは机にくる前にごみ箱へ捨てて、せんべいだけ机に持ってきている。
結衣と雪乃の周辺にも包みはなし。女子2人が・・・・八幡がいるし、包みだけ捨てて、せんべいを手掴みで持ってくるとは考え難い。部室シーンの最後に結衣、雪乃のカップにコーヒーが7割残ってるのが映る。コーヒーがそんな感じなら、仮にせんべいを持ってきていても半分くらいは残っている筈。
そして性格的にも、結衣や雪乃とはだいぶ打ち解けているが、八幡が誰かが持ってきたせんべいを、他の2人は食べていないのに食べるとは考え難い。結衣が持ってきたのなら、茶飲み道具の横ではなく丸ごと机に持ってくるか、皿とかに3枚出して持ってくるはず。雪乃が持ってきたなら、少なくとも結衣と2人分の皿か包みが机にないのは不自然。
よってせんべいは6枚入りで、八幡が持ってきて茶飲み道具の横に置いたと思われる。しかし、自分用なら茶飲み道具の横にわざわざ置く必要が無い。鞄に入れて持ってきたのだろうし、鞄に入れたまま食べる時に1枚鞄から出せば良いだけ。茶飲み道具の横に置いた理由、それは部員みんなで食べても良い、その意思表示。仮に置いたのが八幡でないなら、次に可能性が高いのは雪乃。結衣はそんなまどろっこしい事をせず素直に机に持っていく筈だ。・・・・この捻デレ(or ツンデレ)め(笑)。
また結衣と雪乃はマイコップを持ってきてるようだが、八幡は紙コップ。部室に私物はないというボッチのプライドを守っているようだが、消耗品のせんべいでも一緒ですから!良い加減素直になれよ(笑)。
その後体育祭実行委員会の会議に出た時、八幡はコーヒー1杯にミルク1個と砂糖1袋(もしくは1杯にミルク3個と砂糖3袋)を入れていた。結衣と雪乃は入れた形跡なし。なら、今回の最後で部室に増えていた砂糖入れを持ってきたのは・・・・八幡ではない気がする。
八幡なら小袋に砂糖が入った奴が何十本かセットになってるのを買ってきそう。洒落た陶器製っぽい砂糖入れは女子のチョイス。なら持ってきたのは結衣か雪乃。しかも、もってきた理由が、八幡が砂糖を入れていたから、だったとしたら・・・・!?
話を戻して、奉仕部宛にメールがきており、ノートパソコンを覗き込む一同。互いの距離(物理)が心の距離(心理)。結衣と雪乃は密着しそうだし、八幡と結衣も滅茶苦茶近い。結衣を挟んでだが八幡と雪乃もかなりの近さ。文化祭の一件で3人が相当打ち解けている演出。
この後生徒会長(めぐり)がきて八幡に密接するが、距離だけで言えば結衣と八幡の距離も大して変わらない。まあ、めぐりは正面からだったから距離以上に効果があったが。勿論そんなに心の距離は近くないので、八幡は少しずつ後ずさり顔を背ける。それを見て、むくれる結衣と八幡を「それ」呼ばわりする雪乃。
色々あって、棒倒しで八幡をマークしていた葉山。八幡を気にする理由は7話レビューの「それでも」の説明で書いているので良ければご覧下さい。
更に色々あって、最後に部室のシーン。茶飲み道具を置いている机にあったぬれせんべいがなくなり、砂糖入れが加わっている。3人にとって部室、部活の占める割合がどんどん大きくなっている演出。ぬれせんべいを3人で食べられたのか、結局八幡が全部食べたのかはわからない。
話が続いていくと
「そうね、比企谷君は敵の方が楽しめそうだわ」
と雪乃→八幡の呼称がついに「
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