【げんしけん二代目5話】斑目に自分を重ねる波戸【感想レビュー】


げんしけん二代目 第5話「業 NEXT!」

●アンジェラは本当に斑目が好き?

 OP明けて、コンビニ前でコミフェスの待ち合わせをする一行。みんなでコスプレできると盛り上がる大野。更に吉武が
「やーでもアンジェラさん、コミフェス終わったら即行アメリカ帰っちゃうってどんだけなんすか」
とアンジェラの話題を出している。日本語がわからなくても、アンジェラを話題にしてるのはわかるだろう。なのに、そちらから顔を逸らすアンジェラ。見ていたのはそのすぐあとに斑目がやって来た方向。斑目が気になっていたと考えられる。斑目を相当気にしているのは明らか。

 その後も色々と斑目にアプローチをかけるアンジェラ。

「(今まで斑目にアプローチしなかったのは)サキがいたもの。でもサキは卒業して、マダラメは失恋しちゃったんでしょ?」

そして、コスプレ会場で大野にこう話すアンジェラ。今回、急に斑目にアプローチをかけた理由も納得できる。だが続けて話した

「私が思うにマダラメはさ、もうちょっと幸せになるべきじゃないかな。なら、もう新しい恋をしてもいい頃じゃない?」

が余りにも他人事。「恋してた相手がフリーになったから」アプローチした、ではなく「良い人なので幸せになって欲しい」と応援している感じ。

 また、アンジェラは数日前から来日しており、コミフェス前にいくらでも斑目に会いにいけた。更に、もし運悪く斑目が仕事に忙殺されていたとしても、コミフェス当日が残っている。しかし、コミフェスでもアンジェラは斑目よりコスプレを優先させている。本当に斑目が好きなら、買い物が終わった頃を見計らって、斑目に会いにいった筈だ。

 そして、波戸とは問答したがスーに蹴られるとあっさり引き下がってしまうアンジェラ。よって、前にオタク話をした斑目を応援したくて、斑目・もしくは周囲の女子(スー?)に発破をかけるのが目的だったと考えられる。

 3話レビューで書いたように、スーが斑目に好意を寄せている可能性がある。もしアンジェラがスーの気持ちに気付いていたなら、今回の行動は斑目と同時にスーに対する応援だったのかもしれない。

●スーは斑目が好き?

 一方、アンジェラに対抗した波戸にサムアップしたり「グッジョブ!」と言ったり、アンジェラを蹴って斑目から引き剥がしたりしたが、それ以外目立った行動はない。数日しか時間のないアンジェラと違い、スーには十分な時間がある。よって、消極的だったり様子見的でも好意はないと判断できないのが難しいところ・・・・。

 4話で再会した大野に一番に聞いたのはスーの事だったし、スーも荻上の家でチャイムが鳴った時、一番にアンジェラを思い浮かべた。そんなアンジェラがスーの好意を証言してくれたりしたら、確定するんだけどなー・・・・(笑)。

●斑目に自分を重ねる波戸

 これを見て(意味深)を付けた人は反省して下さい(笑)。

「でも、僕が何かする筋合いじゃないし、それ以前に、女の僕じゃ、先輩に避けられちゃうし」

 波戸が女装を止めてまで斑目を助けた表面的な理由はこれ。でも、本当の理由は、波戸が斑目に自分を重ねているから。

「総合的な女装なら負けているとは思いません。だから"先輩も"カテナイトカ イワナイデ クダサイ・・・・」
「やっぱりもうちょっとだけ、頑張って欲しいな。勝手な願望の押し付けかもしれないけど、所詮僕らの願望なんて・・・・全てが押し付けだ」

斑目を応援しているだけで、波戸と関係ないなら"先輩も"なんて入る余地はない。"波戸も"誰かに勝てないと思っているから、自分を斑目に重ね、そのせいで深入りして応援している。

 そして、自分も頑張れていない。でも斑目にはもうちょっとだけ頑張って欲しい。だから押し付けの願望。

 3話の最後で「お前に男心はわからん!」と波戸が腐女子の自分に言っていたが、それも波戸が片思いしている伏線だったのではないだろうか?

「そ、そんな風には思えません。時間をかけて育てた気持ちの方が、きっと強いと思います」

 この波戸の台詞も、斑目の春日部への片思いを知ってたから、だけではなく波戸もずっと片思いしている相手がいる伏線かもしれない。

●ウィッグが暗示していた未来

 そんな風に自分を重ね斑目を応援していた波戸だが、またウィッグを被り女装に戻る。片思いの男心に共感し、自分を斑目に重ねたのがアンジェラを止めに入った動機。だが、その時は女装に戻っていた。斑目が春日部を好きだと言えなかったのが原因ではあるが、男の気持ちを言えず、腐女子の発言をする事になった波戸。その悲惨な結末は、ウィッグを被った時から決まっていた、演出的には(笑)。

●斑目の劣等感が太陽に変わる・・・・と良いな

「幾らフォローされてもよ、相手は彼氏持ちの女なんだぜ。ギャルゲーとかじゃあり得ねえ。しかもその彼氏は超ド級。この負け犬気分は一生続くんだろうよ」
「別次元なんだよ。とにかく何やったって(高坂には)勝てやしねぇ」

 高坂に劣等感を感じている斑目の台詞。2話レビューで書いたOPの「太陽=劣等感をバネに輝く者」に斑目も追加、されると良いな・・・・(祈)。

 最後はそんな総受けの人を応援(?)する波戸の台詞で〆る(笑)。

斑目先輩の受けオーラはガチですから、カップリングは男性であるべきなんです!田中先輩攻めの斑目先輩受けとか。久我山先輩の攻めも素敵です。ああもうこの際、朽木先輩のヘタレ攻めもありでしょう。来てませんけど、笹原先輩攻めも外せません。でも、今の私的な本音は、今日私の目の前でイチャラブを繰り広げてくれた、高坂先輩×斑目先輩です!・・・・だから斑目先輩は、女子と付き合ってる暇なんかないんです」
スポンサード リンク
スポンサード リンク
2013年08月13日 23:21 by 元会長
カテゴリに移動する| げんしけん二代目 |
スポンサード リンク



この記事へのトラックバック

◎げんしけん二代目第五話業NEXT!!
Excerpt: o>マダラメ:ああ、なんでだ、コミフェス前日なのにテンションあがんねえ、どうしちまったんだΘ当日c)オオノ:今日こそコスプレできるんですもの!クガ>テンション高いねo>マタ...
Weblog: ぺろぺろキャンディー
Tracked: 2014-06-03 23:01


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。