式(女)=式、式(男)=織、だったんですね。一々(女)や(男)付けるのは面倒ですもんね(笑)。
●式は黒桐をどう思っている?
夜、自宅から町に出かけたシーンは、声の高さより式。
教室で和服や上着について黒桐と喋るシーン。女言葉より式。
廊下で訳知り風の男子生徒と話すシーン。ここも女言葉なので式。
雨の日、学校の昇降口で車を待つ間、黒桐と話すのも式。
父親と手合わせをした後の秋隆との会話は"俺"や男言葉より織。
その後の自室は式。
放課後(?)黒桐と織が町でデートした時は織。
放課後の教室で黒桐と話したのも織。
訳知り風の男子生徒との会話より、その時式は黒桐を探していた。しかし自室の
「私の中に、もう1人の織がいるという事を知ったら、あいつはどう思うだろう?」
この台詞より、織を抱える自分を黒桐が受け入れてくれるか不安になった。その為、織や自分の説明を織にやらせた。自分の事をもっと知って欲しいが、受け入れてくれるか心配で直接は話したくない、そんな感じだろう。
●殺人犯は式?それとも織?
「どう足掻いたって、肉体の使用権は式のものだ」
また、織のこの台詞から、式の意思でそうしたのは明らか。
「織君は肉体の主導権がなかったんじゃなくて、使わなかっただけなんだ」
「複合個別人格であるなら、織君は眠っている必要なんかないのよ。彼はいつも眠っていたそうだけど、そこがちょっとね」
なら1話で式が橙子にしたこれらの話は嘘になる。何故そんな嘘を付いたのか?考えられる理由はただ1つ、式が殺人犯だったから。その罪を織になすりつけたと考えられる。
「気を付けなさい黒桐君。嫌な予感は、嫌な現実を引き寄せるものだから」
予告でこう話すのも声の高さから式。次回、死体の前に佇んでこう言うとしたらもう犯人確定じゃないかな・・・・。
●式が殺人をはじめた理由
式が殺人をはじめる前後でどんな変化があっただろうか?まず、冒頭の雪の坂道で黒桐に会った。そして恐らく式の人生ではじめて"拒絶しない"相手になった。
「でも俺は違う。生まれた時から他人を知ってた。式は自分の中に俺を持っていたから。子供の頃に他人がどんなに醜いか知った式は、彼らを愛する事ができなかった。式が持つ感情は拒絶だけだ」
「けど最近の式はおかしい。自分の中に、俺という異常者を抱えているのに、それを否定したがっている。否定は俺の領分だ。式は肯定しかできない筈なんだけどね・・・・どうしてかな?」
だが、今回最後の教室での織の台詞。今まで式は他人を全て"拒絶"していた。逆に式は織を含め、自分を肯定していた。多数の人格が同居するのを否定していたのは織。父親との手合わせの後の秋隆との会話
「いえ、両儀家の跡取りはお嬢様以外おりません。兄上君には、その素質が受け継がれませんでしたから」
「こんなのに何の得があるってんだ」
からもそれが伺える。なのにその後自室に戻った式は
「私の中に、もう1人の織がいるという事を知ったら、あいつはどう思うだろう?」
と言っている。ここまで書けばもうおわかりでしょうが原因は・・・・
また黒桐か!
藤乃に続き霧絵まで堕とした時にもしかしてと思ってたけど、女の子達が狂いだすのは全部黒桐のせいだよ!(笑)。
●式が殺人をする理由
7話まで見てきてもうだいたいわかってる、斜め上の理由なんだって事は(笑)。それを加味して考えると以下の織の台詞より
「だからさ黒桐、式の殺人の定義はね、俺を殺すって事だよ。俺なんていう奴を外に出そうとする者を殺すんだ。式はね、自分を守る為に、式の蓋を開けようとする者をみんな殺してしまいたいんだ」
1.式が殺してたのは式の能力開発に携わった医者や魔術師。
2.破壊衝動が貯まって織が出てくる前に人を殺しその欲求を発散させる。
「白状するとさ、俺は式の破壊衝動みたいなもんなんだ。それが一番やりたい感情。だけど、今まではその相手がいなかった」
問題は2の場合。上の織の台詞より破壊衝動の対象は黒桐かも?好きな男ほど殺したくなるみたいな・・・・学校の昇降口で車を待ってた時に、殺人の回想シーンが入るが、無防備な黒桐を見て殺したくなった式の演出と考える事もできる・・・・また黒桐か!(笑)。
だとすると、式を重傷にした相手は自分とか?黒桐を殺しそうになってしまったので自分で自分を刺した?次回でその答えは明かされるのか?悶々としながら7話レビュー終わり。
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