「俺が彼女に告白なんてあるわけがない」
冒頭はあやせとの別れを思い出す京介。ちょっとヤンデレで(※個人の感想です)怖いところもあるけど、12話のあやせはマジ萌えだったのに・・・・もっと悔やむが良いさ・・・・。
●京介と黒猫が会った場所
その後、クリスマス直前の恐らく22日の土曜日、京介は黒猫を振る為(怒)に外に出る。そして恐らく黒猫の住むマンションの前で2人は出会う。
「良くぞ辿り着いたものね。褒めてあげるわ」
「なんでわかった?」
その時の2人の会話より、京介は今日会いにいく事を黒猫に伝えていない。なら今日の黒猫の予定もわからず、町中歩き回って偶然の遭遇に期待するのはちょっと厳しい。
よって、予定がわからなくてもまず黒猫がいるであろう宵の口に黒猫の家へとやって来た。そして連絡がなかったのに、黒猫は京介が来るのを予想して家の前で待っていた・・・・と思われる。
●街灯は黒猫の覚悟の表れ
少しだけ時間を戻して、切れかけの街灯の下で闇に包まれ京介を待つ黒猫。京介が来る気がしたけど単なる思い込みかもしれない。それにもし本当にやって来るなら、クリスマス直前にどうして?自分を選んでくれて晴れてクリスマスを共にする為だろうか?でも桐乃を選ぶなら、クリスマス前に別れる為かもしれない・・・・そんな不安に揺れる黒猫。切れていた街灯はこの黒猫の心情の演出。
だが京介の姿を見て、話を聞かなければならない、そう意を決して京介の前に立つ黒猫。京介が来るのに合わせて点いた街灯はこの黒猫の覚悟の演出。そして最後までずっと切れなかったのはその強さの表れ。
●黒猫は振られるとわかっていた?
しかし、更に雨の演出が重なっている。雨は涙の暗喩。京介が濡れながら来るのは良い、振る覚悟を持って泣きながら向かっているから。むしろ大雨警報が出るくらい泣くと良いよ。
だが、黒猫も京介を待ちながら雨に濡れている。これから振られ泣く暗示とも取れるが、振られると覚悟の上で涙に濡れながら京介を待っていたとも取れる。それに振られて泣く演出なら、そして京介視点でも振って泣く演出なら、別れ話がはじまったタイミングで雨が降り出した方がより効果的だ。
よって黒猫は、クリスマス直前のタイミングで会いに来た京介が、別れ話を持って来たと覚悟していた可能性が高い。
「そう、最初から・・・・こんな、こんな結末なんて、わかって・・・・」
後のこの台詞からも、振られるとわかっていて、闇に1人佇んで泣いていた黒猫。そして京介の姿を見て、それでも覚悟を決めてその前に立った、そんな姿が目に浮かぶ。なら街灯の演出も一層重くなる・・・・マジで黒猫は健気過ぎるでしょう(涙)。
「瑠璃・・・・」
「なあに、京介?」
そしてこう呼び合う2人。振られると思って尚、優しく微笑んだ黒猫。少し前の回想シーンでは「それでこそ"先輩"よ」とまだよそよそしさが残っていた2人。それが名前で呼び合うまで仲を深めたのに・・・・。
「最近お兄ちゃんお家に来ませんね。お姉ちゃんと何かあったのでしょうか?クリスマスは遊びに来てくれますか?」
更に駄目押しでフラグを立てる珠希。切な過ぎてもう・・・・。
●呪いは恋人の絆
「我が名は、復讐の天使闇猫。あらゆる恋を、否定せし者なり!呪いあれ!愛し合う者達に呪いあれ!聖なる夜に呪いあれ!この世の全てに呪いあれ!全てのリア充どもに破壊の鉄槌を!我が生涯最大の呪いを思い知りなさい!」
最後にこう言ってよろめきながら去っていく黒猫。しかし少し前の
「呪いは解けたわ。貴方はもう自由よ。今世も来世も。もはや永遠に私達が結ばれる事はない・・・・それで、良いのでしょう?」
の台詞にもあるように"呪い"とは"恋人同士の絆"。更に黒猫は桐乃を親友として過ぎる程大事に思っている。一度は桐乃の為に京介と別れた程に。よって、これは普通の意味の言葉ではない。
呪いとは祝福の言葉。負け惜しみが混ざったかもしれない、悲しみが混ざったかもしれない、最後の意地だったのかもしれない。でも桐乃と上手くいくようにと、生涯最大の思いを込めた応援の言葉・・・・このツンデレさんめ・・・・(涙)。
最後に雨の中1人佇む京介。街灯がまた切れそうになる。一応京介にもだいたい同じ感じで街灯と雨の演出がかかってるけど、京介は泣き崩れようが自業自得だよね・・・・。
●この応援は重過ぎる(笑)
その後、クリスマスに秋葉デートに出かける京介と桐乃。相変わらず腐ってる瀬菜と、シスコンが進行して手遅れになってそうな瀬菜兄に遭遇したり、兄妹でホテルにチェックインしたり。
そして京介が桐乃に告白しようとすると桐乃が逃げ出したり、そんな2人を沙織達がストーカーしてたり、沙織が姉と仲直りしてたり。
そんな感じで色々あって、やっと桐乃を捕まえた京介。そこに流れてきたのは京介がした黒猫への別れ話。
「(前略)好きで好きでしょうがねえんだよ!俺は、妹を愛しちゃってる変態なんだよ!」
これを車のスピーカーから大音量で流すのは、ちょっと応援が重過ぎるんじゃないでしょうか?(笑)。黒猫だって本当は聞くのも辛い筈なのに・・・・。
そんな応援の甲斐あって(?)京介の告白に応える桐乃。僕は全"女の子"キャラは公平にレビューしてるから(震え声)、テンションとか全く変わらないまま次回に続く・・・・。
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