【げんしけん二代目7話】波戸は誰かに片思いしてる?【感想レビュー】


げんしけん二代目 第7話「KOIBANA3」

●スランプで描けない荻上

「だからね、基本に立ち返ろうよ」
「基本って言われても・・・・」

 冒頭、げんしけん部室の窓が映り、笹原と荻上のこの会話が流れる。その後廊下から1年3人の会話が聞こえてくるけど、部室内は無言。なのに1年達が部室に入った時、2人は驚いて入り口に目を向けた。よって笹原と荻上は気まずくなってお互い無言だったが、1年達が来たのに気が付かない程次の言葉を探していた、話に集中していた。そんな風になるとわかって敢えて荻上が笹原を呼んだ理由は・・・・

「読者の存在を意識するのは良い事だよ。演出というのは読む人に何かを伝える為にあるんだから(後略)」

 笹原と荻上がイチャイチャこんな会話をしてる時、背景の本がぐにゃぐにゃになっている。これは煮詰まって描けなくなっている荻上を表している。

 今回荻上は、ペンが進まずスーに膝枕されたり、吉武と矢島の合作がの話が座礁し、いざとなったら荻上が描くのでは?と言われて波戸に話を振ったりしている。
つまり荻上はスランプ(?)になって描けなくなっているようだ。

●矢島の癖

 そして笹原が帰り、しばらくの沈黙の後に「あのー」と荻上が話し出した時、矢島だけ大きく顔を背ける。他の2人はびくっと肩を震わせたのみ。後のシーンで吉武に恋バナがあるか聞かれた時も最終的に顔を背けた矢島。6話でも莉紗(兄)から顔を背けていた。振られたら困る、答えにくい話の時に顔を背ける癖があるようだ。

●座席が示す心の距離

 この時の座席で注目するのは波戸。吉武や矢島はシーン毎でそれなりに座席が変わるが、波戸は1話から一貫して入り口に一番近い机の端の席にしか座らない。まだ心を開ききれておらず心の距離が離れている表れ。

 逆にこの後スー、大野、朽木が来るが、スーは荻上の隣に座る。いつもの席には吉武が座っていたが、その正面、どちらにしろ荻上に一番近い席を譲らない。スーが荻上を慕っている表れ。

 また吉武と矢島も必ず隣か正面向かいに座っており、互いに一番心を許し合っているのがわかる。

●波戸が思い浮かべた女性は誰?

「波戸君の凄さはもっと内面的な・・・・それによって彼がなりたいであろう理想の腐女子像との自己同一化が達成されるという点じゃないでしょうか?」
「理想の腐女子?」

 色々あって、この大野と荻上の台詞の後に波戸が誰かを思い浮かべる。波戸に似てるけど目付きが違う(隈があるし細長だし)。5話レビューで書いた波戸の片思いの相手とか?波戸の女装はその相手をモデルにしている?

「その理想の中にたまたまBL絵が上手いってのがあったんじゃないですか?」
「矢島の、男の方が絵が上手かったとこで通常の3倍の赤さ」

 そして大野やスーの台詞より、波戸は任意の女になる女装ではなく、片思いの相手をモデルにした言わばコスプレをしている?なら女装した時の絵柄は片思いの相手の絵柄・・・・つまり波戸がこんなになった原因は、片思いの相手が腐女子だったから?

 しかし、画力が高く、柔道の心得があり、腐男子で女装までして斑目と数々のイベントこなしつつ、普通の恋バナも持っているとは・・・・。波戸・・・・恐ろしい子。

●ぐにゃぐにゃの本2

 そんな感じで波戸の話をする時、冒頭のぐにゃぐにゃした本を背負うのは矢島。波戸のスカートを捲ろうとしたり、裸を見たりしたのを思い出したり、波戸の高校時代のトラウマに気を使ったり、そんな複雑な心情が演出されている。

 次回は荻上と波戸の合作の話になりそう。(雰囲気的に藪崎とは同人誌に寄稿し合ってるっぽいので)荻上が大学初の合作なら、何か掴んでスランプを脱出する荻上のイベントなのか、波戸が普通に漫画を描けるようになる波戸のイベントなのか、その両方なのか。どうなっていくか気になるところだけど、今回は珍しく黒い矢島の台詞で〆。

「確かにオリジナルで恥を晒すよりは、こいつに責任を半分擦り付けられる方が良いかも」
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2013年08月27日 20:43 by 元会長
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