「モテないし、見栄をはる」
「こいつ、処女膜から声出てんな」
「こ、こいつ、処女膜から声が出ていない!?」
従姉妹のきーちゃんが来ると聞いて、妄想の中できーちゃんにとんでもない事を言わせる智子。正座して反省しろ!・・・・だが、グッジョブ!!(笑)。
●ビッチの意味
「ビッチはビッチに教わるのが1番。幸い1人だけ、手本になるビッチがいるしな」
従姉妹のきーちゃんに自分をビッチっぽく見せる為に、どうすれば良いか優に電話をかける智子。智子は本当に駄目な子・・・・なんだけど、智子の言う「ビッチ」は普通の意味のビッチじゃない。
「きーちゃんが来る前に、中学生相手でも説得力のあるビッチ女子高生にならなくては」
何故なら智子はきーちゃんにビッチだと思われたいと思っているから。口ではビッチと言いつつ、それは男子と交際し青春を謳歌するリア充への憧れ、半ば賞賛の言葉。勿論残り半分は妬みや僻みだけど(笑)。
でも電話に出た優を映す時、周りのリア充達はモブなのに色付だった・・・・その充実っぷりが溢れており、智子がチャラ男やビッチを妬むのも仕方のない事だろう・・・・まあ、優の水着姿が眩しかったので良しとしよう!(笑)。
●智子が宿題を手伝おうと言った理由
「あ、それより、宿題終わりそう?なんなら手伝うよ。で、明日、返しちゃおう」
それから色々あって、きーちゃんに小坂の事をあれこれ聞かれ、こう誤魔化した智子。だがこう言ったのは誤魔化しの為だけじゃない。この直後に小坂の事を思い浮かべており、早く図書館にいって小坂に会いたいという邪念が多分に混じっていた。こんな邪念を抱かなければ、あんな惨劇は起きなかったのに・・・・。
そして翌日は雨。それが暗示するのは勿論これから起こる惨劇・・・・。
●智子は水に流したが・・・・
雨の中、また2人で図書館にいくと、知らない女子と相合傘をしている小坂を目撃してしまう。そしてトイレでヘコむ智子。延々とトイレットペーパーを出し続け茫然自失な事が良くわかる。
「良く考えたら、彼女持ちならそんな緊張しないで話せるかもしれないし、友達になったら、年上の男と知り合いってゆうちゃんに自慢できるし、ショックを受ける事なんて別にない」
しかしその後、智子は洗面台でこんな斜め下な事を考えて立ち直っていた。洗面台から流れ落ちた水が、智子がショックを水に流した、立ち直った事を暗示している。・・・・しかしトイレから出ると
「あの、お姉ちゃんと付き合ってるのに、他の女の子と仲良くするのはどうかと思います」
ときーちゃんが小坂に詰め寄っており惨劇の幕は切って落とされていた・・・・。
●汚名挽回
小坂が彼氏だという嘘がバレ、土下座したのも見られ、きーちゃんにゴミを見るような目で見られる智子。
「すっげーこの人がクィーンか」
「クィーン、去年の夏以来じゃね?」
小学生達がこう言う時、小学生1〜2年くらいの絵日記のような絵に切り替わる。小学生達の無邪気さとそれに混じって遊ぶ智子の違和感を演出している。当然きーちゃんは闇に沈んでおり
「去年って、お姉ちゃんあの子供達と遊んでたの?中3なのに!?・・・・あ、ああ、優しいから遊んであげてたんだ・・・・」
という台詞からその戸惑いが良くわかる。一方智子はそんなきーちゃんに気付かずチラッ、チラッとドヤ顔を向け良いところを見せようとする。
「えーっと、はじめたばっかり!」
「ごめん、雑魚とはやらないから」
「流石クィーン!!」
「クィーンかっけー!」
更にこう言ってゲームを挑んできた子を無下に断る。子供達は大盛り上がりだが、大人げの欠片もない・・・・無理矢理捻り出した子供と遊んであげているという口実も潰され、きーちゃんは呆然と見てるだけ。
そして子供達の中で1番強いよっちゃんと戦う智子だが、よっちゃんのステータスの体重は要らないだろ(笑)。
「あれ・・・・あれれ・・・・もしかして、私すっごく酷い事してたんじゃ・・・・"こんな(残念な)"お姉ちゃんに冷たい態度とって・・・・」
「小さい子相手にズルまでして勝って・・・・っ!」
子供に混じりイカサマまでして勝った智子。見事汚名挽回を果たし(笑)、きーちゃんは智子を捨てられた子犬を見るような優しい目で見るようになる。
そんな天使のようなきーちゃんを見ながら、大事なテロップで今回のレビューを〆たいと思います・・・・
※カードゲームでイカサマはやめましょう
※イカサマやめますか?それとも人間やめますか?
※イカサマ、ダメ、ゼッタイ
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