【<物語>シリーズ セカンドシーズン9話 傾物語3話】世界が滅んでも生きる事を諦めない暦【感想】


傾物語 第閑話『まよいキョンシー其ノ參』

●浮きまくるOP

 冒頭は現代に戻り、歩けば歩くほど荒廃した町の惨状が目に入り言葉も出ない暦と忍。聞こえるのは乾いた風の音だけ。そこから一転して明るいOPに突入。茫然とするしかない絶望的な現実を前に、空元気でも出すしかない、何故か笑いが込み上げそうな2人の気持ちが思い起こされる。そしてOPが終わると、打って変わったマジトーンで話し出す2人とのギャップが、更にそれを強調する。

●OPのクレジット

 「つばさタイガー」では暦だったけど、今回もOPにクレジットされているのに真宵が全く登場しない・・・・歌と回想で出る分、暦よりはマシだけど・・・・。

 シャフトはOPにクレジットされたキャラの出番が減る呪いでもかかってるのかな・・・・そして真宵も最後まで登場せず、10年前に死ななかったらメメ以上の専門家になってて、最終話で暦が殺される寸前にボスを瞬殺する展開とかだったら、熱いけど笑っちゃう(笑)。

●リビングの日当たりが絶望度を示す

 OP明けて、暦の家のリビングで話し合う暦と忍。日は右上から射していて、影が右上から左下にリビングの上部分を覆っている。この時左の壁の下から1/4くらいは日が届いて影に覆われていない。世界が滅んでる雰囲気だけど、状況が確認できていないので、絶望度も4割くらい。

 そして状況確認の為、5時間ほどかけて町を見て回る2人。その時、2人の姿は標識の絵か影で描かれる。そして予想通り他の人間も全くいないので、画面には無機物のみが映り、生物の全くいない滅亡した町の様子が強調される。

 再びリビングに戻り話す2人。日が低くなり、影は左の壁の一番下を超え、床の左から1/4くらいまでを飲み込んでいる。自分達の不用意な行動で世界を滅亡させてしまったと確認が取れ、絶望度が7割といった感じ。

「つまりこれはお前が」
              「お前様があの迷子っ子を」

「不用意に」
       「助けた為に」

「タイムスリップしたせいで」     「歴史が」
                 「歴史が」

「変わってしまった」
「変わってしまった」

     「ということで間違いがないよう」        「だな」
「としか」                    「考えられん」

 そしてはじまる醜い責任の押し付け合い。2人してカッコ良く言っても許されないから!(笑)。

「なんだよ、心当たりでもあるのか?世界がこんな風になっちまった理由に?もしもそうだったのならだけど、世界をこんな風にしちまった怪異に」
「うーん、そうなのかのぉ・・・・?」

 そして新聞から世界が滅んだのはおそらく6/14だと推測する2人。この台詞より、この時点で忍は自分が世界を滅ぼしたかもしれないと気付いているようだ。

「しかし問題はその日、その夜、一体何があったのかという事だ。それが分からない事には、手の打ちようがないぜ」

 その後、暦がこう言ったのが切っ掛けで、2人は再びタイムスリップする為に北白蛇神社に向かう。

 これらより、まだ2人が7割程度しか絶望してないのは、自分が滅ぼしたと確定していない、原因となる怪異をなんとかすれば世界が元に戻るかもしれないと思っているから。

 しかし、北白蛇神社にいき、タイムスリップする力が貯まってない、お札により貯まらない事を知る2人。更に吸血鬼の成れの果てであるゾンビを見て、変わった歴史の忍が世界を滅ぼしたと確信した忍。

 朝になりゾンビが消えてから三度リビングで話す暦と忍。部屋の影は最初の4割程度だけど、忍は暦の左側、つまり暦の影に入っており、全身が影に覆われている。ここで忍の絶望度は10割に達している。

「ごめんなさい・・・・こんな事をするつもりではなかった。ワシはただ、お前様に見つけて欲しいだけじゃった。それなのに、あんな子供が拗ねたみたいな理由で、"お前様の"大切な世界を滅ぼしてしまうだなんて・・・・」

 更に忍がこう言う間に空は曇り、日差しは厚い雲に遮られ、ついに空から2人の涙が止め処なく零れ出す。変わった歴史の忍は、傾国ではなく傾世の吸血姫となった。傾物語の傾はそこから来てそう。

 暦が死んだ歴史の世界で忍は世界を滅ぼして自殺した。更にこの台詞の「お前様の大切な世界」。暦が大切に思っている世界だから大切なだけで、もう忍個人として暦以外の世界など眼中にない事は明白。

 そんな忍を暦が見る時、部屋はほとんど影に覆われ、暦の絶望度は9割程度にまで跳ね上がっていた。

●絶望し・・・・ない!

「これから先、たった2人で、この滅んだ世界で、誰もいない恐ろしい世界で、そして大量のゾンビが闊歩するおぞましい世界で、僕達は生きていかなくちゃいけないんだ。今まで以上に助け合っていこうぜ・・・・忍は何も悪くない」

 しかし、その滅んだ世界で生き続ける事を暦はまだ諦めていない、10割絶望してはいない。

 そして食料を求めてスーパーの廃墟を訪れる2人。そこで花火を見て、誰か生き残りと接触できるかもしれないと考えた暦。曇りの日に、市販品とは思えない(笑)大輪の花火を夜空に浮かべる。そして地上でも忍と各種の花火を盛大に煌かせる。

 忍のコウモリ柄に月と星をアクセントであしらったピンクの浴衣がとっても可愛い!僕はもう忍を許したよ!!暦は駄目だけど(笑)。

 しかし、そんな2人をゾンビの群れが取り囲む・・・・だけじゃなく誰かが確実に現われてそうな雰囲気。メメか?扇か?余接か?伊豆湖か?気になるけどその姿は映らない。そんな鬼畜な引き(笑)のまま次回に続く!


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2013年09月06日 21:28 by 元会長
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<物語>シリーズ セカンドシーズン 第9話 『傾物語まよいキョンシー 其ノ參』 世界に二人ぼっちの暦と忍、これはアダムとイブになるしか無いのか。
Excerpt: 冗談ですが。何しろ忍は吸血鬼ですから、産めよ増やせよする必要はありません。世界が滅亡するにしても色々ありますね。・核戦争などで文明が破壊された場合。・病気などで人類が死滅した場合。人っ子一人見当たら..
Weblog: こいさんの放送中アニメの感想
Tracked: 2013-09-08 20:01


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