【げんしけん二代目12話】趣味に生きる田中と、趣味に逃げた斑目【感想】


げんしけん二代目 第12話「恋と仕事とチーズケーキ」

●構成考察

1.やりたい仕事がなく、咲に会い易い(大学に近い)から就いた仕事を辞めた斑目。
2.やりたい仕事がはっきり見え、大野に会った事で選んだ仕事を目指す田中。

 今回はこの2つの話が軸になっている。そして斑目と田中の境遇はとても似ている。

1.好きな子の為に仕事を選んでいる。
2.その結果、現在無職(斑目は失恋して辞職、田中は勉強中)。
3.趣味に生きている(斑目はアニメ・ゲーム、田中はコスプレ)。

 でも、その結果は全くの別ものになっている。

斑目:やりたい事がないから、とりあえずゲームとアニメを買って来た。
田中:趣味のコスプレから服職人を本気で目指して勉強している。

 そして、就職できず弱気になっている大野を励ます為に、事実上のプロポーズをした田中。それは田中がどれだけ本気で服職人を目指しているか、大野と一緒に生活できるだけの服職人になるという決意の強さの表れでもある。

 だからその後に、なんの展望もなくオタク趣味に逃げている斑目を見せる事で、そのダメ人間さを対照的に強調している。同じオタク趣味に走った現在無職でも、その質の差が浮き彫りになっていた。
今回、わざわざこの2つの話を同時にしたのは、この効果を狙った為だと考えられる。

●汚名返上なるか・・・・?

 ただ、弱気になって泣き出した大野=最後に斑目に抱き付いて
「先輩。先輩が部室から消えちゃうなんて事ないですよね?ずっと一緒にいてくれますよね?」
と訴えた波戸とする事も可能なので、斑目の汚名返上はこれからという事に・・・・なるんだけど、波戸の肩を抱こうとして抱けなかった斑目じゃ可能性は薄そう・・・・まあ、そもそも波戸は男だし(笑)。

 一応、追い詰められて本心を吐露する彼女という意味で、大野と波戸も似ていたりするんだけど・・・・そもそも波戸は男だし(笑)。


●細かい色々

以下は時系列順に細かい事を拾っていきます。

 冒頭は3人で同じベンチに座りつつ、話もせず全く別の方向を見ている恵子、波戸、スー。見事に斑目を狙う恋敵が集まっている(笑)。

 斑目達と別れて打ち上げに向かうシーンの最後、互いに顔を逸らして歩く恵子と波戸が映る。この時、視点が水平でなく、恵子側に傾いて斜めになっている。

 波戸は、斑目の秘密を知って密かに喜んでいただけ。しかし恵子は、斑目に告白と失恋をさせ、それをげんしけんメンバーに報告させ、斑目の為になるよう動いた。
その斑目に対する気持ちの重さの差が、この視点に表れている。

 大野が自治会室に撮影許可申請にいった時、後ろの播磨がチラチラと大野達を見すぎ(笑)。

「あの、実際、私がコスROM出したとして売れると思いますか?」

 大野が部室でこう言った時、波戸が一番奥に座っていた。8話まではずっと一番手前の席にしか座ってなかったのを考えると、あれから随分心を開いている事が伺える。

「あ、あの先輩・・・・春日部先輩には・・・・」
「お、おう・・・・まあそのうち言うわ」

 斑目から辞職したを聞き、斑目の部屋で話す波戸と斑目。しかし、この時斑目は1回も波戸と目を合わさなかった。今までのヘタレ具合から考えても、言わないつもりだと思われる。

 そんな感じで、最後まで斑目は周りが手を焼いてあげないと駄目な模様。まあ総受けだから仕方ないか(笑)。しかし残るは最終回のみ。次回どんな幕引きになるのか?斑目は男(波戸)に走ってしまうのか?それともロリ(スー)に走ってしまうのか?それとも・・・・と色々気になりつつ次回に続く!
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2013年10月02日 22:39 by 元会長
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Excerpt: c)あとちょっとなんですけどねt>受理はしますがいきぬきもほどほどに凸c)しょうがないじゃないですか、内定なんてもらえなかったし:コスプレ以外なにをしろとD)就職浪人ですねo)コス...
Weblog: ぺろぺろキャンディー
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