●春虎が夜光の生まれ変わり?
今回の話で、春虎が夜光の生まれ変わりである可能性が出てきた。そう言える根拠は5つ。
1.夜光と配下の会話風景を見たのは春虎
2.春虎が指示して夏目が「はい」と答える事が圧倒的に多かった
3.代々当主が受け継いできた北斗(龍)を夏目が制御しきれていない事
4.1話の「呪術の真髄=嘘」という伏線
5.2話で、夜光の情報を話す冬児が影で、それを聞く春虎が日向だった事
まず1つ目は、泰山府君祭に失敗し暴走した鈴鹿の兄に絞め殺されそうになる鈴鹿を助ける為に、天から兄に伸びる霊脈に、背負った葛篭を(大量の呪符ごと)叩き付けた春虎。
そして辺りは眩い閃光に包まれ、映されたのは夜光と配下の会話。それに続き夏目の声で我に返った春虎が映され、それまで夏目はずっと何かの術を行っていた。よって、ここで夜光の会話風景を見たのは春虎。これが"春虎の記憶=春虎が夜光の生まれ変わり"だという伏線・・・・に見える(1回目)。
2つ目は夏目が主人で春虎が式神と言う割に、春虎の指示に夏目が「はい」と答える事が圧倒的に多かった。本当は主従が逆である伏線・・・・に見える(2回目)。
「りょ、了解です。でも春虎君は私の式神なんだから指示は私が・・・・」
そしてそれが気になって、ちょっと不服そうにこう言う夏目が可愛い(笑)。
3つ目は、代々土御門家の当主が受け継いできた北斗(龍)をどうして今まで呼ばなかったのか?と春虎に聞かれ
「まだ御し切れていないんです」
と夏目が答えた事。夏目の未熟さもあるかもしれないけど、夏目が本当は当主でない伏線・・・・に見える(3回目)。
4つ目は、1話で如何にも意味ありげに映された
「呪術の真髄が何だかご存知だろうか?」
「答えは、『嘘』です」
"春虎が陰陽師の才能を持たない一般人=嘘"という伏線・・・・に見える(4回目)。
最後は2話レビューで書いた演出。OP明けて、教室で話す春虎と冬児。ここで夜光の情報を語る冬児が影の中で、それを聞く春虎が陽射しを浴びていた。普通は情報を語る冬児に陽を当てる筈。
でも春虎が夜光の生まれ変わりなら、その演出も納得できる。夜光の情報提供者とそれを聞く一般人なら情報提供者にスポットを当てるけど、聞くのが一般人でなく夜光本人なら本人の方にスポットを当てるだろう。これも"春虎=夜行の生まれ変わり"だという伏線・・・・に見える(5回目)。
これらより、本当は春虎が夜光の生まれ変わりだという可能性が非常に高い。
●男装?いいえ学ランコスプレの女の子です
色々あって、春虎の前に
いくら男と言い張ってもこんな姿で男子更衣室に入ったら・・・・陰陽塾の治安レベルが高過ぎる(笑)。
あと男言葉で北斗の口調にそっくりだったり、1話で春虎に貰ったリボンを髪に巻いてたり、夏目は明らかに気付いて貰おうとしているのに、全く気付かない春虎。流石ラノベの主人公は伊達じゃない!
「わかってない!どうして君はそうなんだぁ!」
そしてこう言いながら春虎をポカポカ叩く夏目がやっぱり可愛い(笑)。
そこに冬児がやってきて、予想通り一般人でなく"見鬼"だという事がわかる。そして、冬児には北斗の正体が一瞬でバレて・・・・本が薄くなるな(笑)。
といったところで舞台を東京に移し、次回からは学園モノになるのかな?春虎はいつになったら「夏目=北斗」だと気付くのか?予告の狐娘(?)は誰なのか?夏目は本当に男として生活できているのか?などなど、色々気になりつつ次回に続く!
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原作読者から今回の話の面白い点をあえて紹介するなら、夜光ともう1人の会話のシーンでもう1人が言った台詞ですね。「私はあなたのものですから」この台詞が二話の「これであなたは私のものです」との対比になっているわけです。
それから春虎って鈍感さもありますがはっきり言って集中力のない馬鹿なんですよ!笑
リボンに気づいてあれ?って思うけど集中力がないので男装なのにピンクで大丈夫なのかよとか考えてしまうわけなんです。残念で馬鹿な春虎君です、、
ネタバレするにはあまりに惜しい作品なので考察の真偽についてはお話しできませんが、例えば「春虎の鈍感さ」なども、単なるキャラクターの特徴付けとして終わるわけではなく、今後の物語を動かす一つの要因となっています。このときの春虎がもっと聡かったなら、二人の運命はもっと違った道を辿ったかも知れませんね。
お褒め頂いて恐縮です、少しでも良いレビューが書けるよう頑張ります(笑)。
「私はあなたのものですから」は確かに対比になってますね、
そこは気付きませんでした。
また、春虎が鈍いのは何か理由があるとの事なので、
それがわかるような描写がないか
気を付けて見ていきたいと思います。
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。
気を付けて見ていきたいと思います。
申し訳ありません。少し私の書き方がややこしかったですね。
春虎が鈍いのは理由がある…というよりは、この作品、登場人物達の僅かなすれ違いや小さな嘘というものが重なった結果、それがやがて自分たちの身に跳ね返ってくるという展開がよくあります。普通のお話なら「まったく鈍い奴だなぁ」で済まされるものが、この作品ではそうはならないのですね。このとき既に、春虎と夏目のすれ違いは始まっているのです。
ということを言いたかったのでした。
また、過去考察を一つだけ訂正すると、2話の鈴鹿に対する考察
>結局、鈴鹿は表面的には兄を命懸けで救おうとしているけど、その実兄の事なんて何も考えていない。ただ、自分が逃げる口実にしているだけ。
というのは少し違います。禁呪の被験者にして『親はクズ』だった彼女にとって、世界は『兄と自分』の二人だけで成り立っていたわけです。だから、彼女は兄の欠損を許容できない。
その思いが行き着いた先は、泰山府君祭=死者蘇生の禁呪。『自分の命を捧げる』と言っていたときの彼女の視線が天を向いた=目の前の春虎(=対峙している現実)から視線を外したのは、自分の世界に入ってしまっているという現れ、自己陶酔ですね。自分の命で兄を蘇らせる行為に疑問を抱いていないどころか、それに酔っている。現実から乖離した、一種の狂気を表しているわけです。
3話後半にて、『殺すなら好きにしろ』という発言は、彼女の全てだった兄の蘇生が潰えた事によるもの。つまり、それだけ強く彼女は兄の蘇生を望んでいた、呼び戻せると信じて疑わなかった。彼女の幼さと純粋さの現れ。そして春虎の『ちゃんと送ってやれ』の発言で現実=兄の死を認識するわけです。逆を言えば、彼女は登場時からずっとこの現実を拒絶していたのですね。
そういえば、最近公式で世界観解説動画が出たようです。ネタバレしない範囲で、しかも大変わかりやすい内容なので、よろしければどうぞ。http://www.tokyo-ravens.com/contents/hp0010/index00270000.html
会長様の次回考察、楽しみにしています。
>このとき既に、春虎と夏目のすれ違いは始まっているのです。
なるほど・・・・あまり胃薬の要らない展開を期待したいところです(笑)。
鈴鹿のは僕の書き方が悪かったですね。
どうも良い方から悪い方に振れた時に、バッサリ切り過ぎてしまうようです。
こんな感じのご指摘を他のレビューでも頂いているので、
気をつけたいと思います。
ちょっと補足をすると、どうでも良い訳ではないですが、
兄の為に生き返らせるのか、自分の為に生き返らせるのか、
と言うと鈴鹿は自分の為に見えるんですよね。
だから、そんな事をして兄が喜ぶと思っているのか?
と聞かれて答えに詰まった。
本当に兄の事を思っているなら「生き返らせる」ではなく、
「生き返って幸せに暮らしてもらう」が最終目標になる筈なんですよね・・・・。
だから、兄の事なんて何も考えていない、と書いてしまったんですが、
深く考える事ができなかった、くらいにするべきでしたね(笑)。
あと動画の情報ありがとうございます。
これから見にいきたいと思います。
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。