【東京レイヴンズ5話】OP考察。囚われの夏目、京子の裏切りフラグ?【感想】


東京レイヴンズ #05 「RAVEN”S NEST -絆-」

●冒頭の回想の意味

 冒頭は、陰陽塾で京子がはじめて夏目に話しかけた時の回想。

 幼い頃に夏目となんらかの約束を交わし(おそらく夏目を慕っ)ていた京子。夏目はその約束を覚えてくれているだろうか?と、期待と不安が交じった、少し高潮した顔で、夏目に話しかけた乙女な京子。そして夏目の答えは・・・・。

 といったところで、春虎の気合いの掛け声に、現実へ引き戻された京子。慌てて式神を操作して応戦させる。

 ここに回想を入れたのは、操作型の式神は術者がしっかり操作する必要がある事を説明するため。このシーンより、自律型の春虎(笑)やコンは勝手に動くけど、操作型は操作する必要がある事がはっきり認識できた。

●OP考察

「やってみなきゃ わからない」

 タイトルロゴの後のこの歌詞のところで、春虎がガラスの壁を殴りつけそこにヒビを入れる。春虎を阻む壁はあるけど、それは決して壊せないものじゃない・・・・ここの歌詞のような気持ちで春虎が挑めば、きっと・・・・。

「きっと生まれる前から決まっていた」

 ここで湯気で曇ったガラスを手で拭いて曇りを取る京子が映される。おそらく"曇り=夏目を男だと思っている事"。

「羽根を揺らし 強く地を蹴って」

 そしてその直後、この歌詞のところで映された夏目は"髪を括っていない=女"の夏目。京子がその事実を知る暗示。

 ・・・・まあ、そこまでは良いんだけど・・・・良く見ると雨の中、夏目→北斗が入れ替わるシーンは、刑務所とかの特殊な扉(?)で囲まれている。

 縦だけの格子やガラスと違って、夏目だけ縦横の格子やこんな扉に囲まれて、閉じ込められっぷりが半端ない。更にこんな状況だと雨は涙の暗示に見えて・・・・。

 しかも、夏目から北斗に変わっているのが、またなんとも不吉で・・・・北斗が本当に夏目が操ってただけの式神なら、もう出番はない筈。なのにOPには出まくってて、明らかに違和感がある。

 2話レビューで書いたように、ここは"夏目=北斗"の演出。その2人が揃って雨(涙)に濡れ囚われている
・・・・実は"夏目=北斗(人)=北斗(竜)"とか・・・・?

 トドメに、夏目が女だと知る京子→こんな不吉なシーンに繋がってて、夏目だけでなく京子が裏切ったりしないか心配になってくる・・・・。

「もう止められない カルマの真下で」

 気を取り直して、この歌詞のところで"コン→家紋(?)→錫杖"と映される。その錫杖は今回春虎に渡されたもの・・・・の筈。

 よって天馬は担任(大友陣)から預ったと言ってたけど、
錫杖も土御門家のものである可能性が高い・・・・実はかつて夜光が使っていた錫杖だったり?

 コン同様に春虎の父が手を回したか、巡り巡って春虎の手に渡ったのか・・・・ここで一番気になるのは春虎の父が"春虎=夜光"だと知っているのかどうか・・・・。

「僕に出来ることが どんなに僅かでも」

 そしてこの歌詞のところでは、落下中の春虎に、京子+式神*2が襲い掛かって春虎が電撃に包まれる、ように見える・・・・。

 京子が夏目を男だと誤認してる事が確定しただけでどうしてこうなった!(笑)。

●夏目はボッチ

 OP明けて、春虎と夏目が話しているところにクラスの女子3人が話しかけてくる。すると夏目はそそくさと離れた席に移動してしまう。更にそこで冬児に、北斗の時みたいにならないよう助言されると、そのままクラスから出ていってしまう。これらより、夏目のコミュ障っぷりが伺える。

 一方で、春虎のコミュ力が半端ない。
あと、クラスの女子3人がコンに触りまくるんだけど、向かって左の子の百合オーラが凄かった(笑)。

●2人は・・・・

「貴方が式神に選ばれたのも、土御門のしきたりなんでしょう?・・・・し、しきたりで、貴方達は深く繋がってるって・・・・心も体も」

 色々あって、春虎と和解した京子。冬児の話を信じて、京子は春虎にこんな質問をする。春虎は必死に否定するけど・・・・後のシーンで、春虎を追うように早速男子寮に引っ越した夏目。夏目を男だと思ってたら、ホモ疑惑は免れない、っていうかもう確定(笑)。

 凄いコミュ力を持っていた春虎だけど、案外リア充への道は遠いのかもしれない(笑)。


●夏目はボッチ その2

 そこに夏目がやってきて、2人きりで話す春虎と京子への嫉妬も手伝って

「周りに甘えるなよ!僕達は早く、1人前の、誰の助けも要らない陰陽師にならなければいけないんだ!どんなに辛くても、寂しくても・・・・」

こんな事を言ってしまう。人間こんな生き方を簡単にできない事は、北斗になってまで春虎を求めた夏目になら良くわかる筈。むしろこの台詞こそが春虎への甘えに他ならないんだけど・・・・。

 逆に、春虎とクラスメイト達との関係は別次元の話で、甘えでもなんでもない。その差がわからないコミュ障の夏目・・・・まあ、こんなにハイレベルボッチになるまで夏目を1人にしてた春虎が全部悪いって事で、ここから頑張って夏目を導け主人公!(笑)。

●操作型の式神

 色々あって、夏目を攫った呪操官に、京子達と協力して立ち向かう春虎。そんな春虎達に対して、呪操官は角行鬼(?)を召喚する。そして最初に角行鬼が口上を述べるんだけど・・・・呪操官の口も一緒に動いていた(笑)。

「あの仮面は角行鬼の封印だったのにぃ〜もう制御もできなぁい」

 更に後に角行鬼の仮面を割られた時の呪操官の台詞からも、角行鬼が操作型の式神なのがわかる。だから呪操官は角行鬼を操作する必要があり、角行鬼と一緒には戦えなかった。冒頭の回想はこの説明のために入れられたのだと思われる。

●欲張りさんめ・・・・

 それにしてもサブタイの「RAVEN”S NEST」より4〜5話で原作2巻の内容をやったんだろうけど・・・・するとこの呪操官、EDクレジットに名前すら出ないこいつがボスって事になるんだけど・・・・。

 せめてオカマか狂信者どっちかに絞れなかったんだろうか?個人的には夜光は比較的どうでも良くて、夜光の生まれ変わりとXXXしたいオカマとか突き抜けた方がまだ良かった気がするんだけど・・・・まあ、野郎キャラなんてどうでも良いか!(笑)。

●夏目はコミュ力が上がった!

「なんでも1人で背負い込もうとするな。お前を怖がる奴や、お前に迷惑をかけられる奴がいたとしても、それでも力を貸してくれる奴は必ずいる!だから、他人と向き合え。勇気を持って俺達を頼れ」

 色々あって、心が折れそうになった夏目をこう励ました春虎。これは上で書いた

「周りに甘えるなよ!僕達は早く、1人前の、誰の助けも要らない陰陽師にならなければいけないんだ!どんなに辛くても、寂しくても・・・・」

この夏目の台詞に対する春虎の答え。夏目を1人にして追い詰めて、こんなボッチ気質にしてしまった春虎だけど、これで夏目も少しはコミュ力が上がった、筈(笑)。

「頼れって・・・・言ったじゃないか」

 そして事件が解決すると、早速春虎の隣の部屋に引っ越してきた夏目。文句を言う春虎に、はにかみながらこう言う夏目がとっても可愛い!ごちそうさまでした!(笑)・・・・といったところで次回に続く。
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2013年11月07日 22:37 by 元会長
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この記事へのコメント
前話はかなり良い感じにまとめていたのですが、今回はちょっと飛ばしすぎでしたね…。まさか2巻を2話でやりきってしまうとは。正直、角行鬼お披露目で次週に続く→2巻3話構成の方が良かったのではないかなぁと思わなくもない。

とはいえ、駆け足感と描写不足こそあれど最低限お話としては纏まっていたようにも思えます。

>人間こんな生き方を簡単にできない事は〜

前述の通り、今話ではかなり強引な圧縮がかけられており、要所で話の繋がりがやや不自然になってしまっています。

このシーンの補足をしますと、原作では「他人となれ合っている暇はないだろう!甘えるな!」と憤る夏目に対し、春虎も「お前は他人と向き合うのが怖いだけだろう!」と語気を荒げ、二人は激しい口論になってしまいます。そして夏目は「(何も知らないくせに)そんなこと春虎に言われたくない」と涙を流し、その場から逃げるように走り去ってしまう。

そして後々の京子の指摘によって春虎は、自分は夏目の置かれた状況を何も考慮していなかったと失言を自覚するわけです。


大まかに原作の流れを纏めますと、

夏目と春虎がケンカ
→呪捜官が一人になった夏目を拉致
→王を泣かせた春虎許せんと、呪捜官「蠱毒」という禁呪を使ってこっそり春虎抹殺を計る(笑)
→教室で襲われる春虎。京子、天馬、冬児の協力を得て蠱毒を撃退
→呪練場で呪捜官と対決。角行鬼召喚
→…
→一連の騒動の裏でほくそ笑む「○」と、○○○

という感じなのです。

春虎と夏目のケンカ、及び教室での「蠱毒」撃退戦の共闘がカットされたことで、登場人物達の絆の形成の描写がちょっと弱まってしまったかもしれませんね。

本パートは、春虎が塾生達に疎外されながらも、何とかみんなに認められようと頑張り、そしてその中に夏目も引っ張っていくお話。ですのでここは原作のように、ぶつかったり認め合ったりといった過程の描写にしっかり尺を取って欲しかったかなと思います。勿体ない。

>せめてオカマか狂信者どっちかに絞れなかったんだろうか?

実は、原作ではオカマではなかったのです!アニメ版アレンジのようですが、うーん果たしてこの改変は必要あったのか。確かにある意味、危険人物の度合いが高まったようにも思えますが、むしろ唐突すぎて不自然だったような…。

ちなみに彼(?)が度々口にした『北辰王』とは、夜光を北極星に見立てた敬称です。不動の星である北極星と、夜光=夜の光を重ねているわけです。同時に、星々の中心である北極星は転じて王や天子と言った意味合いも持ちます。

>するとこの呪操官、EDクレジットに名前すら出ないこいつがボスって事になるんだけど・・・・。

本来ならば、2巻エピローグにて今回の騒動の黒幕である「○」と、○○の○○○が登場するはずだったのですが…尺の都合でカットされてしまった!ただ原作者ツイートによると、この辺りは来週フォローが入るようです。余裕があれば、あの呪捜官がその後どうなったのかも語られるかもしれません。


この作品の原作者さんは、昨今の風潮である「キャラクター萌え」の概念が台頭するずっと前から第一線で活動してきた方で、「お話の中身」と「文章力・構成力」で勝負できるだけの地力があります。展開自体は緩やかでやや地味目ですが、その構成は丁寧で緻密です。

逆を言うと作品のほとんどが物語において必要な要素であり、下手に削ってしまうと余計に原作の魅力を削いでしまいかねません。そのため、アニメ版でも無理はせず、丁寧に原作をなぞっていって欲しいところです。話が一気に動く中盤以降のためにも。


機会がありましたら、会長様には是非原作本にも手を付けて頂きたいですね。
Posted by 名無しですよ at 2013年11月12日 00:54
名無しですよさん、コメントありがとうございます。

>とはいえ、駆け足感と描写不足こそあれど最低限お話としては纏まっていたようにも思えます。

必要な内容が1通り描かれてたので、油断、手を抜いてしまったのが良くなかったですね。
僕が詳細に書かなくてもボッチと書けば察してくれるだろう的な・・・・。
友達が欲しくても本人に色々な問題があって友達ができないのもボッチなら、
名門土御門を背負うプレッシャーに耐え、他人を巻き込まないよう自ら孤立してもボッチなので、
京子の台詞にあった夏目の状態をもう少しちゃんと書くべきでしたね。

でも夏目も本心では人との繋がりを望んでいるんだから、
早くそれに気付いてラブラブして下さい、主に僕の胃のために(笑)
みたいな感じに書けてたら良かったのかな・・・・。

オカマはなんなんでしょうね・・・・宗教関係から苦情がくるからとか?(笑)

第2巻の内容を2話でするのは色々削られてそうだし、
時間があったら原作も見てみようと思います。

色々原作の補足ありがとうございました、
宜しければまたお越し下さい。
Posted by 元会長 at 2013年11月12日 19:54
>でも夏目も本心では人との繋がりを望んでいるんだから、
早くそれに気付いてラブラブして下さい、主に僕の胃のために(笑)
みたいな感じに書けてたら良かったのかな・・・・。

あ、あの…、私のコメントは、会長様の考察が不足しているというような意味合いでは決してありませんよ?むしろ毎週の更新を楽しみにしておりますので!


私が言った
Posted by 名無しですよ at 2013年11月13日 01:32
名無しですよさん、コメントありがとうございます。

京子が言ったような理由で、周りから孤立する夏目の話は、ちょっと重いかなと思って冗談めかしてボッチとかコミュ障とか書いたんですが、
そっちはちゃんと書いて、軽口なら上のコメントに書いたようなのにすれば良かったかな、という言い訳というか、なんというかなので、気にしないで下さい、済みません(笑)。

ブログ説明とかに書いてるように面白いと思ったアニメの事を書いてるので、例えば

「なんでも1人で背負い込もうとするな。お前を怖がる奴や、お前に迷惑をかけられる奴がいたとしても、それでも力を貸してくれる奴は必ずいる!だから、他人と向き合え。勇気を持って俺達を頼れ」

この台詞とか凄く良い台詞だと思うんですよね。それでサブタイとかから原作第2巻を2話に詰め込んでるのが予想できてたんだから、もっと書きようがあったんじゃないかなと・・・・。

面白いと思ったアニメのレビューなので、僕がそれを正しく伝えられたら面白いレビューになる筈なので。

そんな感じだったんですが、そこら辺はスルーしておいて下さい(笑)。
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。
Posted by 元会長 at 2013年11月13日 22:50



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東京レイヴンズ 第5話「RAVEN”s NEST -絆-」
Excerpt: 春虎vs京子の式神勝負はアバンでチャッチャと終わらせてたし、全体通して随分とサクサク進めたなぁ〜いう印象でした。原作が9巻までが第1部として一区切り、かつ展開がスロースターターっぽいというところから勘..
Weblog: ボヘミアンな京都住まい
Tracked: 2013-11-17 23:47