【境界の彼方7話】これが秋人と未来の力!桜はヤンデレ系百合っ子?【感想】


境界の彼方 #07 「曇色」

●立ち直った未来

 4話レビューで書いたように、未来は半ば殺されるつもりで、虚ろな影と戦おうとしていた。だから未来は、虚ろな影を倒すまで、本来の力を発揮できていなかった。

 でも秋人のおかげで、仲間を再び得る事ができた、また人の温もりに触れる事ができた、もう1度、生きようと思う事ができた・・・・。

 その結果、虚ろな影も倒す事ができ、未来は過去を清算する事ができた。そして今は、自分の実力を余す事なく発揮できるようになっている。

それを念頭に置いて色々見ていくと・・・・。

●自重する秋人

「放っておけよ」
「わかってるよ」

 色々あって、未来と桜が気になっている秋人にこう釘を刺す博臣。万が一妖夢化したら、未来達を助けるどころか全員を殺してしまいかねない。だから、いきたくても自重する秋人。

「俺はアッキーに手を出さない。その代わりアッキーは誰にも加担しない」

 前に博臣が言っていた台詞の重さが今ならわかる。でもこれは、妖夢化する危険を冒してでも助けなければいけないほど、未来が危なかった事の証明でもある。

 事実、秋人が手を差し伸べなかったなら、最悪未来は自殺していた筈だし、仮に虚ろな影と戦えたとしてもそこで返り討ちになっていた筈・・・・でも今の未来なら1人でも桜をなんとかできる、秋人達はそう信じているのだろう・・・・。

 そんな中、曇っていた空から遂に雨が降り出した。その雨は一体誰の涙が溢れたものだろう・・・・。

●人避けの結界

「人避けはしてある」
「張り方が弱いんです」

 シーンが変わって、人避けの結界を張って未来を待っていた桜。でも桜の力では弱い結界しか張れておらず、それを強化しながらこう返す未来。

 2話では、新堂写真館の周りに張られた人避けの結界に気付けず、迷いまくっていた未来。今回と比べると、あの時どれだけ精神的にやられていたのか良くわかる。

●虚ろな影と戦って・・・・

 そして戦いはじめる未来と桜。しばらく剣を交える2人だけど、桜の隙を突いて未来は排水管(?)に入り込む。それを追って排水管を進む桜の耳に、奥にいる未来の声が聞こえてくる。

「迷いました。貴方に殺されるべきじゃないのか?・・・・そう思いました」

 上で書いたように、未来は半ば殺されるつもりで虚ろな影と戦おうとしていた。だから虚ろな影と戦おうとしたところで桜に襲われ、どうせ死ぬのなら桜に殺されるべきではないかと思った。桜にあれほど苦戦したのは、その迷いのせい。

「でも、虚ろな影を倒してわかったんです。後悔は変わらない。人を殺すという事は、だれかを死に追いやるという事は、取り返しの付かない事なのだと。そんな事を、桜にさせる訳にはいきません」

 そして虚ろな影を倒しても、唯は帰ってこない。秋人のおかげで過去を清算できたと言っても、その痛みが消える事は決してない。未来はずっとその思いを背負って生きている。

 だから、虚ろな影を倒して、そんな思いを桜にさせる訳にはいかないと強く思う事ができた。何より、秋人のおかげで本来の力を発揮できるほど精神面で立ち直る事ができた未来は・・・・

「随分な数の妖夢をその鎌で倒したみたいですね。でも無駄です。あの時は、虚ろな影のために力を抑えていたんです」

 4話とは打って変わって、桜を圧倒する。ただ、この台詞は嘘、桜に異界士を諦めさせるための未来のハッタリ。

 4話で未来が桜と戦った時、未来は虚ろな影と戦うために、力を抑える金の指輪を外していた。あの時、これだけ実力差がある桜に押されたのは、未来に迷いがあったから。どうせ死ぬなら桜に殺されるべきなのでは、という心の迷いが・・・・。


 長々と見てきたけど、これらより、秋人によりどれだけ未来が救われているかが良くわかる。

 そして圧倒的実力差を見せられ、戦意を喪失する桜。でもそこで弥勒の武器が暴走し、未来がそれから桜を守るのだった。

●鈴=桜?

「それは鈴の記憶・・・・帰る場所を失った、鈴の記憶」

 シーンを遡って、OP明けに、妖夢と戦う桜は、こう独白していた。これは唯がいなくなって、自分の居場所を見失った桜の事を言ってるのだと思われる。よって"鈴=桜"。

 そして鈴はそれ単体では音を鳴らす事ができない。何かに動かされてはじめて鳴る事ができる。自分を身に着けたりしてくれる誰かがいて、はじめて鳴る事ができる。転じて、自分(=桜)はその相手(=唯)の傍にいて、その相手の活躍を見守るだけで幸せだった、そんな関係を暗示している。

 また、桜の鈴はおそらく唯の形見で、生前唯が良く身に着けていた物の筈。3話の未来の回想からもそれはまず間違いない。なのに、今回の回想全てで唯が鈴を持っていない(服に隠れて見えないようになっている)。この事からも、"鈴=桜"で、今回は意図的に唯の鈴が隠されている事がわかる。

 でも、唯がいなくなって、"鈴=桜"は居場所を見失ってしまっていた・・・・。

●唯だけでなく未来も・・・・

「だから・・・・貴方は、桜でいて下さい・・・・私達の知っている、伊波桜で・・・・」

 シーンを戻して、弥勒に借りていた武器も失い、うな垂れる桜にこう言う未来。この時2人が思い浮かべたのは、(おそらく)唯を殺してしまい泣いていた未来に、サンドイッチを差し出した桜の姿(これよりサンドイッチを作っていたのは、未来達が虚ろな影と戦いにいく直前の事だったと思われる)。

 また、これ以外でも、今回の回想全てに唯と未来と桜の3人が登場している。

「見て。この空、何色に見える?」

と唯がいうシーンでは未来がいないけど、唯が自分と同列に未来の名前を挙げている。また、サンドイッチのシーンでは唯がいないけど、3人の写真が置かれている。

 これらより、桜は唯だけでなく未来の事も大切に思っていた。その力に憧れ、その活躍を見守っているだけで幸せだった。

「それは鈴の記憶・・・・迷い、戸惑い、自分を見失って、必死になってもがいて、鈴の音が聞こえる度、もがいて、大切なものが、何処にあるのかなんて、本当は、わかっていたのに・・・・帰る場所を教えて貰って、やっと気付けた。"ここ"で生きていこうと決められた。私の大切な・・・・鈴の記憶」

 そんな桜の思いが、この桜の独白に詰まっている。唯がいなくなり自分を見失ってしまった桜。鈴に鈴を付けたって、本当は鳴る筈がない。そんな鳴る筈のない音が聞こえる度、益々深みに嵌っていって・・・・。

 でも、未来と話し、自分は未来の鈴でもあった事に気が付いて、やっと自分の居場所を見つける事ができた桜・・・・。


 ・・・・なんだろう、桜が百合っ子に見えるのは僕の心が汚れているからでしょうか・・・・(笑)。「"ここ(=未来の傍)"で生きていこう〜」も怪しいといえば怪しいし。

 普通に考えると"ここ=異能の力のない一般人の世界"なんだけど、それだと鈴に繋がらない・・・・繋がらない事はないんだけど"ここ(=未来の傍)"と解釈した方がより深い繋がりになって、妄想が膨らむというか、夢が膨らむというか・・・・(笑)。

 そして戦いはじめた時に降りだした雨はすっかり上がっていて、夕焼けに照らされ、目に涙を浮かべながらも笑い合う、未来と桜がメチャメチャ可愛かった(萌)。

●相変わらず怪しい2人

 その後、桜に貸していた武器を回収する弥勒・・・・4話レビューで書いたように、OPから桜を利用してるのはわかってたけど、全然悪びれてないし、これはもう有罪確定・・・・。

 そして最後は、夜中廊下で泉を見かけた美月。ヤキイモを隠れさせてから泉に話しかける・・・・3話の弥勒と泉の会話から、泉が妖夢を憎んでるような感じはしてたけど・・・・美月が飼ってるヤキイモでも見つかるとヤバいレベルとすると・・・・。

「凪がくる・・・・全てが止まる停滞の刻。そして・・・・境界の彼方」

 そして相変わらず怪しい長女が、こんな思わせぶりな事を言ったところで(笑)次回に続く!


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2013年11月18日 23:27 by 元会長
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