【WHITE ALBUM2 7話】大好評!?雪菜・冬馬・春希のすれ違いライブ!【感想】


WHITE ALBUM2 #7「最高の、最後の日」

●白と黒の衣装

 今回は遂に学園祭当日、舞台裏で出番を待つ春希達。雪菜は白、冬馬は黒のステージ衣装を着ている。ウザ懐っこい雪菜、クールな冬馬、と2人の正反対な性格が表れている。

 そして白は「ウェディングドレス=貴方の色に染まります」、黒は「裁判官の服=何色にも染まらない」、こんな意味も込められている。そう言えるのは、

「峰城大の推薦だよね?一緒の学部が良いな〜。春希君は何処狙い?」

音楽室で雪菜が春希に言ったこの台詞や、1話で流れた鬱展開を思わせる一連のシーンで、春希の告白を(おそらく)断って飛行機に乗った冬馬の行動から。

「こんな格好させられて、何を笑えって言うんだ?今の私の境遇をか?」
「いや、衣装合わせいなかったから、仕方なく雪菜ちゃんの独断で・・・・」

 また、この冬馬と武也の会話より、ステージ衣装を選んだのは雪菜。とすると、後の音楽室のシーンが・・・・(詳細は後半レビューで)。

●すれ違う3人

 そして、いよいよ春希達の出番がきて1曲目「WHITE ALBUM」がはじまる。「WHITE ALBUM」はホント名曲!雪菜の中の人も上手いし、今の季節にピッタリ・・・・こんな不穏な演出が付いてさえいなければ・・・・。

 まずイントロがはじまると、リズムを取る冬馬の足元のアップが映される。この後も足元や腰のアップ、後ろ姿など「表情が見えない=本心を隠している」シーンが非常に多い。

 そして冬馬が春希達の方を見るけど、雪菜は胸からおへそくらいまで、その奥の春希は俯いていて目が隠れている。

 このシーン、最初は春希にピントが合っているので、そこは冬馬視点。冬馬は2人の顔が見えていない、2人の本心が見えていない。春希は冬馬が好きなのに、雪菜が好きだと勘違いしている。雪菜も冬馬を友達だと思っているのに、春希を通した友達の友達程度と思っている。

 そして春希から雪菜にピントが移るので、そこは雪菜視点。まず雪菜も春希の本心がわかっていない、本当に冬馬が好きだという春希の気持ちが・・・・また雪菜の顔が見えない=本心を押し殺している。3人でいるために、春希への思いを押し殺している(でも「SOUND OF DESTINY」の時、かずさの本心を確認した雪菜は・・・・)。

 そして自分の手元しか見てない春希、向かって右から雪菜を軸にグルっと雪菜の正面に回る時、ピンボケの冬馬が映される。これが単体ならスルーできたけど・・・・上に書いた演出と繋がって、春希が自分しか見えていない、雪菜が冬馬の事を良くわかっていない演出になる。

「すれ違う毎日が増えてゆくけれど」

 また、この歌詞の最後の部分で、魚眼レンズで映した後ろ姿の雪菜が映る。これも単体なら(略)。

「2人会えなくても」

 この歌詞の時、まず冬馬がピンボケしていて奥の依緒達から頭が見切れている冬馬にピントが移る。依緒達は雪菜が凄いと思っているけど、本当は冬馬の力だという演出。

「2人とも迷ったら私の音だけを聞け、なんとか導いてやるから」

春希の存在だけでなく、冬馬の言葉も雪菜を強く支えている事が伺える。

「平気だなんて」

 続くこの歌詞の時、また胸からおへそまでの雪菜の奥に春希が映る。でも春希の顔がちゃんと見えているので、これは春希視点。"雪菜の本心=春希の事が好き"がわかっていない春希の視点・・・・。

 そして雪菜の足元、腰のアップが映され表情が見えない。

「白い雪が町に」

更にこの歌詞の時は3人の後ろ姿が映される。視界が狭い、表情がわからない、そんな演出がとにかく続く。

「優しく積もるように、アルバムの空白を全部」

 この歌詞の時、おそらく春希がズレているので冬馬が春希を誘導している。この時、2人の顔がちゃんと映されまともな意思疎通ができている事がわかる。恋心でない音楽に関する事だけはちゃんと伝わっている演出。ここと他のシーンを比べれば3人がどれだけすれ違っているかがわかる。

 またこのシーンのように顔を入れればグッと見栄えがする。それに手を抜くなら例えば春希と雪菜両方が映るところは、顔まで入れた雪菜のアップにした方が手間が少ない筈。春希が映らない角度なんていくらでもあるし、明らかにすれ違いの演出を意図的にやっている。

「全部埋めてしまおう」

 そして、この最後の歌詞から冬馬のサックスが映される時も、雪菜と冬馬は後ろから映されるし、その後の雪菜と春希の顔のアップが映されると2人の目が隠れてるし・・・・今回までは平和だと信じてたのに、どうしてこうなった!(泣)。

●MCでもすれ違う3人

 そして「WHITE ALBUM」が終わり、雪菜のMCがはじまる。

「最初にこの静かな曲を持ってくるのって結構勇気がいったんですけど」

雪菜がこう言う時、足幅を狭め、少しだけ冬馬の方に顔を傾ける。そんな雪菜を斜め後ろから映すから、また目が隠れてて・・・・でもここは、勇気がいったのが嘘という良い演出!、の筈。上で書いたように春希の存在と冬馬の言葉で、雪菜が安心してステージに上がれた事が演出されている。

「でもメンバーみんなこの曲好きだったし」

 でも、雪菜が続けてこう言う時、冬馬は雪菜の方を見ていない。冬馬を大切な友達だと思っている雪菜の思いが、冬馬には伝わっていない・・・・。

 そして雪菜のメンバー紹介がはじまり、"超絶ギターソロ"と春希のハードルを上げるだけ上げて、春希のリアクションを見ずに冬馬の紹介に移る雪菜。

 そこで、雪菜の自己紹介の時は、すまし顔で何もしてなかった春希が、冬馬の時だけ拍手してて・・・・。


 1つ1つは小さいのに、積み重ねは恐ろしい・・・・。

●伏線?

 また、ミス峰城大付属のビラ配りがウザいくらい挟まれてる。何かの伏線なのは間違いないんだけど・・・・多分3曲目が上手くいかなかった事に繋がる・・・・気がする(詳細は後半レビューで)。

●2曲目も不穏

 そして2曲目の「SOUND OF DESTINY」がはじまる。「SOUND OF DESTINY」も良い曲です!こんな不穏な演出が付いてさえいなければ(笑)。

 まず雪菜がステップを踏むけど、春希の方に踏み出して戻るだけなので、冬馬の方へ近付いていない。春希が好きな気持ちと、冬馬に対する躊躇いの表れ。でも、その躊躇いを振り切って、冬馬の本心を確かめた雪菜。

「私は、今まで恋なんかした事ない」

それに冬馬がこう答えた事で、雪菜が告白する事になる・・・・でも、こう言って雪菜から顔を背けた冬馬だけど、目だけはずっと雪菜の方を向いていて・・・・。

 また見つめ合い本心を確かめる2人と、1曲目の演出を比べると、1曲目がどれだけ表情を隠していたか良くわかる。

「踊りながらゆこうどこまでも」

 少し戻って、この歌詞の後の間奏の時、春希と雪菜の影が映される。それはセッションをする相手が誰だかわからずにギターを弾いたり、歌を歌ったりした事の暗示。だから冬馬だけは影が映らない。

 問題は、春希のギターソロの時も影が映される事。
これより、春希は自分の思いが誰に向いているのか気付いていない・・・・冬馬に憧れ惹かれていても、それを恋心だと自覚していない・・・・あれだけフラグ立ててるのにマジで?(笑)。

 一方、雪菜の影はもう映されない。多分、影→夕日を受け虹を背に踊りながら歌う雪菜が、1話の春希が屋上で見た雪菜に繋がる筈。だから春希への恋心を自覚した雪菜の影は、これ以降映されない。因みに、ここの夕日と虹の詳細は1話レビューに書いてます。

●最後は良い暗示・・・・

 「SOUND OF DESTINY」が終わり春希に「春希君」と声をかける雪菜。でもこの時春希にピントが合っていて、雪菜はピンボケしている。そして雪菜にピントが合うと春希がピンボケする。

 一方、その直後の冬馬と春希はピンボケする事なく映される。でも、グーを合わせる2人の後ろに映る雪菜はやっぱりピンボケしていて・・・・。

「1日しか練習してないので、上手くできるかどうかわからないけど」

 でも、雪菜がこう言う時、春希も冬馬も雪菜の方を向いている。そしてこのシーンの最後は太陽とそれに架る虹という明るい展開を思わせるもので〆られる。今まで積み重ねられた負のフラグが多過ぎてどうにもアレだし、次の音楽室での春希と冬馬の会話から、実は3曲目を歌えてない雰囲気なんだけど・・・・最後の〆を信じたい・・・・。

 作中では大好評だったけど、実際はすれ違いまくりだった雪菜達のライブ。そしてそれはライブ後も・・・・といったところで、ちょっと長くなり過ぎたので、一旦ここで〆。後半のレビューはまた明日・・・・には書けると良いな!(笑)。
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2013年11月22日 03:52 by 元会長
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