【WHITE ALBUM2 7話】負けオーラ全開!?冬馬の音楽室で、春希に迫る雪菜…【感想】


WHITE ALBUM2 #7「最高の、最後の日」

 ここは7話レビューの後半です。前半レビューを見られてない方は、宜しければそちらからご覧下さい。

●3曲目は・・・・

 ライブが終わって、音楽室で話す春希と冬馬。

「終わったな」
「最初から3時半には終わる予定だった」
「ちょっと押したけどな。でも上手くいった」

2曲目の「SOUND OF DESTINY」の後、春希の携帯の時刻は3時31分だった。これより2曲目の時点でもう時間をオーバーしていた。ここで冬馬がわざわざその時間に言及している。

「不満だらけだ。良かったのは最初だけだった」
「それでも大成功だった」

 そして続く2人の会話より、3曲目は歌えなかった・・・・気がする。そう言える根拠はもう1つ、ミス峰城大付属絡みで何か問題がないと、あれだけ挟まれたビラ配りのシーンが無駄になるから(笑)。だからミスコン絡みで3曲目は歌えなかった・・・・まあ、実際どうだったのかは次回以降のお楽しみという事で・・・・。

●ここがあの女の・・・・

「小木曽は?一緒じゃなかったのか?」
「依緒に連れていかれたよ。今、昨日の穴埋めで、カフェの接客だって」

 そして冬馬が雪菜の事を聞くと、こんな風に答える春希。ステージが終わって、春希は雪菜ではなく冬馬を選んだ。自分のクラスに戻るでも、雪菜のクラスのカフェにいくでもなく、音楽室にきたのが何よりの証・・・・。

●黒のステージ衣装

「お前実は気に入ってるだろその衣装。そうなんだろ?」

 そして音楽室でもまだステージ衣装のままの冬馬にこう言う春希。口では文句を言ってたけど"雪菜が選んだ"衣装が気に入っていた冬馬。前半レビューに書きかけた冬馬の衣装を雪菜が選んだ意味がここに繋がっている。口では文句を言う冬馬だけど、実は雪菜の言動が気に入ってて、2人が良い友達になれる暗示・・・・と信じたい。

●かずさはツンデレ

「ホント、うるさいな・・・・」
「おい、眠いならさっさと帰れよ。そこにいられても鬱陶しい」
「あと人の話をちゃんと聞け」

 また、かずさがこれらの文句を春希に言う時、全てかずさの影が映されている。本心でない偽りの言葉である演出。このツンデレさんめ(笑)。

●顔=本心が見えなくて

「卒業しても、また会いたいな」

 一方、夕日の逆光で影に沈みながらこんな台詞を言う春希。ライブで疲れ果て、朦朧としてる時という間が悪いのか、春希自身が自分の思いに気付いてないからなのか・・・・。

「俺達、ずっと続いてたい」

 だから、続くこの台詞の時、冬馬の手のアップが映される。雪菜の本心を知り、そんな雪菜の事を思って、春希と距離を置こうとしている冬馬。表情が見えないのは、そんな本心を押し込めている冬馬の演出。また顔は勿論、体の一部さえ映らない春希=春希の言葉に本気さが感じられない事の表れ。だから、ただでさえ本心を押し込めている冬馬の心に、春希の言葉が全然届いていない事が演出されている。

 更に春希の話は続くけど、体育館の背景や回想が映され、春希の実際の顔が全然見えない。告白ではなく、まるで死ぬ直前の走馬灯のよう。まさに「回想は負けフラグ」という言葉がピッタリの雰囲気。

「ずっと勝手に親しみを抱いていた高嶺の花が、自分から進んで俺の目線に降りてきてくれて」

 そしてここまでずっと回想が続いていて、春希が本当に雪菜を遠い存在だと思っている事が伺える。

「ずっと憧れてて、友達になりたかった奴と、やっと本音でわかりあえる」

 更に春希がこう言う時、逆光で影に沈む冬馬がどんどん見切れそうになる(それでもここが一番マシなシーンって時点で・・・・)。

「本当の友達になれて」
「あいつは花で、私は奴か」
「嫌か?」
「嫌な訳ないだろ」

 この会話の時、春希の片足と冬馬の影だけが映される。表情どころか片足しか見えない春希の言葉の"友達"は、本心の"恋人"からかけ離れている事が良くわかる。

 更に冬馬も本当は"花=恋人"になりたいのに、それを押し込めていて・・・・。


●もし上着を冬馬にかけられていたら・・・・

「寒い」
「そっか。もうすぐ冬だもんな」
「ああ。WHITE ALBUMの季節だ・・・・」

 トドメはこう言って冬馬が震えているのに、上着を脱いでかけてあげる事ができなかった春希。冬馬が本当に温もりを欲している時に、春希が手を差し伸べられない暗示。だから、冬馬は春希から離れていく事になる・・・・?

「白い"雪"が街に 優しく積もるように
アルバムの"空白"を全部 埋めてしまおう」

 思わずこんな歌詞を口ずさみたくなるくらい「WHITE ALBUM」は良い曲だよね・・・・他意は全くないんだけど・・・・ええ、本当に・・・・。

●顔=本心が見えなくて その2

 そして寝込んでしまった春希が目を覚ますと、かずさはもう帰っていて、替わりに雪菜が春希を見つめていた。寒い中、自分のコートを春希に着せて、30分以上寝顔を見てるとか、雪菜はカワイイナー(棒)・・・・これ以上病まないなら可愛いで済むんだけど・・・・。

「悪い。こういうの男の役目なのにな」

 そしてこう言いながら雪菜のコートを雪菜にかける春希。そう、冬馬に上着をかけられなかった春希は男失格な訳で・・・・。

「ううん、春希君は、十分男の子の役目、果たしたよ」

 雪菜がこう言う時も、校舎の外から真っ暗な"音楽室"を見上げる背景が映されるだけ。雪菜が引っ張られていったクラスの喫茶店ではなく、春希が選んだ冬馬のいた"音楽室"を。まさに「ここがあの女のハウスね」状態。

「私に勇気をくれた。あの高い場所で、沢山の人に向かって」

 そしてこう言いながら春希のかけたコートから髪を出す雪菜が斜め後ろから映される。更にこの後、このコートは・・・・。

「それでも楽しく歌える勇気を」
「それは雪菜が最初から持ってた勇気だよ。俺はなんにもしてない」
「・・・・たーのしかったねー!」

 そしてこの台詞の時は時は回想が映り、春希達がいないとリハーサルで一言も喋れなかった雪菜の事を春希は全然わかってなくて、それを聞いた雪菜は無理して大きな声でこう言って・・・・。

「(前略)歓声が耳に残ってる。目を閉じると、まだ夢の中にいるみたい・・・・」

 更にライブの事を雪菜が振り返る時も、全て回想シーン。今日の昼にあったライブの話を、過去の話にするのが早過ぎる。今日のライブの話なら、実像の2人が互いの顔を見つめあいながら話してこそ、その楽しさが伝わるというものだろう。

 今日のライブが楽しかった、ではなく、3人でいられて幸せだった時間はもう遠い過去、そんな印象ばかりが浮かんでくる・・・・。

●画面が良く見えない(泣)

「ねぇ、春希君。これからもずっと一緒にいてね」
「雪菜さえ良ければ」

 冬馬には春希の方からずっと一緒にいたいと言ったのに、雪菜にはこんなに余所余所しい春希。春希が選んだ"冬馬の音楽室"で、こんな事を言われ、

「峰城大の推薦だよね?一緒の学部が良いな〜。春希君は何処狙い?」

前半レビューで書いた、白い服「ウェディングドレス=貴方の色に染まります」の通り、こんな春希にすがりつくような事を言う雪菜。

「駄目!・・・・夢が覚めちゃうよ・・・・」

 更には電気を点けようとした春希にこう言って、暗い、闇に沈んだままの"音楽室"で、それでも春希に迫っていく。

 そして遂には、強引にキスを迫ったせいで、春希がかけてくれたコートまで脱げてしまう。友達のつもりで春希がかけたコートは、恋人を求め積極的に動き出した雪菜からずり落ちて・・・・もしくはもっと根本的に、雪菜の思い・行動が激しすぎて、春希の思いがついていけない暗示・・・・負けオーラが濃すぎてもう画面が全く見えない(涙)。

 そして前半レビューで書いたように、冬馬への恋心をまだはっきり自覚できていなかった春希は、雪菜のキスを受け入れて・・・・春希の心が揺らいでるなら雪菜にもチャンスがあるよね!いずれ冬馬への思いを自覚した春希が離れていく未来しか思い浮かばないけど(白目)

 そして、最後に映るピアノの上に置かれた冬馬の帽子、雪菜が選んだステージ衣装の帽子。大切なピアノに被せるほど雪菜の選んだ衣装が気に入って、ずっと雪菜と良い関係でいられる暗示・・・・だと良いな(雪菜の思いを知り、春希への思いと共に雪菜の思い=ステージ衣装も脱ぎ捨てて・・・・って解釈もあるけど)

 でも、そんな負けオーラ全開でも(笑)、健気にアタックする雪菜が不憫可愛い!って事で、最後は雪菜のこの台詞で〆!

「大好きな歌を心から楽しく歌って、大好きな人に褒められて・・・・だから調子に乗って、ご褒美を、ねだって。そしたらその人が、ちょっと苦笑いして、甘えん坊の私を優しく抱きしめて・・・・」
「でも、ちょっと想像してたのと違うね、これ。こんな風に自分から迫っちゃうなんて。計画の内にはなかったんだけどな〜。あくまでも私は受身で、ちょっとびっくりしたけど、でも、ずっと待ってたんだから良いよって、そんな感じの都合の良い夢だったんだけどな〜・・・・ねぇ、春希君。避けても、良いんだよ・・・・」
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2013年11月22日 12:57 by 元会長
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