●桜が祝福する門出
冒頭は、暖かな春の日。川沿いの桜並木が、新しい門出を祝うように花びらを舞い散らせる。そんな桜達に祝福されて、陰陽塾の入塾式が行われていた。
●もう許された!
軽口を叩き合い、すっかりくつろいでいる春虎と冬児。でも塾長の話が終わり、新塾生代表の挨拶で舞台に現れたのは、あの大連寺鈴鹿だった。。
「はじめましてみなさん。大連寺鈴鹿です♪」
猫を被ってるとわかっても、こう言う鈴鹿がとっても可愛い!もう1〜3話の事は許されたね!(笑)。
「「「えっ?」」」
それを見て、春虎と夏目と冬児がこう声を揃えたところでOPに。
そして猫を被ったまま鈴鹿の挨拶は続き、1〜3話での言動を思い返し呆然とする春虎。
(チ○コもいじゃうから(1回目))
ここで入る回想で、初もぎ頂きました(笑)。
「(前略)今日その夢が叶いました」
「そうか、夢なんだ・・・・」
そして鈴鹿のこの台詞を聞いて、鈴鹿の夢の話なのに、自分の見ている夢だと曲解し現実逃避する春虎。
そうこうしている内に、生徒達の中から春虎の姿を見つける鈴鹿。一瞬目を潤ませ頬を染めたり、その後照れ隠しで悪い顔をしてみせたり、そんな鈴鹿がまた可愛い!
そしてみんなの前で、春虎は「私のファーストキスの相手です」と告白する鈴鹿。それを聞いて会場は大きなどよめきに包まれるのだった・・・・。
●その後の教室で
その後、教室に戻ると、ファーストキスってどういう事かと京子達に詰め寄られる春虎。
「陰陽塾に来ないと もいじゃうから(ハート)」(1.5回目)
これはその時、京子の話の中で出てきた、鈴鹿のポスターのキャッチコピー。これを書いた担当者を小一時間問い詰めたい(笑)。
そして京子達を止めようとしたコンが、逆に言い包められてキスの話を聞きたそうにしたり、冬児が
「キスってのは初耳だが、おそらく・・・・あの祭りの夜だな」
と裏切って更に京子達を炊きつけたり。
そうやってみんなが騒いでいると、机を叩き立ち上がる夏目。異様な雰囲気を察して固まる一同。
「失礼・・・・春虎と、話があるんだ」
そして夏目は、目を爛々と光らせながら震える声でこう言うのだった・・・・周りから見るともう春虎×夏目(男)確定だよね(笑)。
●階段の演出
その後は階段を降りながら話す陣と木暮。階段は登るのが大変なもの、困難・試練の暗示。前回の霊災の後始末(道満追跡?)に追われていた=階段を登って高いところまでいっていた。でも、それがやっと一段した=今は階段を降りている、そんな事が演出されていた。
同じ頃、春虎と夏目も階段の踊り場で話をしていた。この時、下の階の階段を見下ろしながら階段を登っているような視点は、何階も登って随分高いところまできてしまった=ファーストキスに嫉妬した夏目にどう言い訳するか途方に暮れている春虎の演出。
でもそれは春虎の思い込みで、夏目が問題視しているのはファーストキスではなく、鈴鹿に女だという事がバレてしまいそうな事だった。1〜3話で鈴鹿は女の夏目を見ており、このままではいずれバレてしまう。
その事を2人が話し合う時、踊り場より下の階段と踊り場の2人が映される。これより、2人がここに登ってきて、登る途中の踊り場で相談している=2人が困難な問題に立ち向かい、それを解決しようと相談している事が演出されていた。
●謎の女子生徒
結局、春虎が放課後鈴鹿と話す事になり、放課後に鈴鹿の教室を訪ねる春虎。でも鈴鹿はもう帰っていて、廊下で愚痴る春虎。そこでファーストキスの事が気になるコンが出てきて、2人のコントが繰り広げられる(笑)。
でも何かに気づいたコンが短剣を構えると、謎の女子生徒(EDクレジットでは"先輩")がいつの間にか2人の傍にきていたのだった。
「幼女・・・・(中略)・・・・可愛い狐の幼女の式神・・・・つまり貴方が土御門春虎」
そしてこんな事を言う女子生徒。見知らぬ女子生徒にまで"春虎=ケモナーのロリコン"と言うのが広まっているようだ(笑)。そしてこの女子生徒は重度の幼女好きのようだ・・・・これが男なら確実に変態扱いだった・・・・まあ女子でも変態疑惑は避けられないけど(笑)。
そして1年生かと思う幼い外見だけど女生徒は3年、春虎の先輩だと言う。そして色々話して女子生徒と別れた春虎は再び鈴鹿を探すのだった。
●階段を登りはじめた鈴鹿
その後、春虎が図書館をとぼとぼ歩いていると、鈴鹿の方から声をかけてくる。春虎が1人になるタイミングを見計らっていたようだ。この
そこで、少し話して、鈴鹿は図書館の2階に続く螺旋階段の下から数段目に腰をかけ話を続ける。階段は困難、試練の暗示。新しい自分を探す"階段=試練"を少しだけど鈴鹿が登りはじめている事が暗示されていた。
●バッテン野郎と言えば・・・・
そして、陰陽塾にきたのは前回の事件のペナルティだとか、今は額の×印の封印で力を抑えられているとかを話し、最後に
「そういや、私土御門夏目って見た事ないんだけど。ねぇ、本人に会わせなさいよ」
と言ってその場を立ち去る鈴鹿。
額の×印と言えば、9話の鏡を思い出す。「バッテン野郎」と言われてもさほど気にしなかった鏡。よってあれも傷ではなく封印なのかも?だとすると鈴鹿より遥かに大きい封印で、陣と戦わなかったのは力を封印されていたから。"陣をブチのめす日=封印が解ける日"という意味だった?そうだとすると、フェーズ4相手に舐めプをしてた事に・・・・(笑)。
●鈴鹿の本心
「捨てるつもりの命を、敵なのに助けてくれた。私も(春虎の彼女になれるよう)新しい自分を手に入れなきゃ・・・・」
その夜、自室のベットで膝を抱えて、1〜3話の事を思い返しながら、こう独白する鈴鹿。()の中みたいになるのは、好意がバレバレだし、後の喫茶店で言った
「何それ・・・・(春虎に彼女がいても)いいわ、(割り込むなんて)めんどくさい。元々そんなの(=春虎の彼女の席)要らないし。私が(春虎を諦めて他の恋で)満足すりゃーそれで良い訳だし」
この台詞から。
「でも、私は、あいつの・・・・・」
だから北斗(女の子)を倒してしまった事をずっと気にしている鈴鹿・・・・。
●同じ階段の筈なのに・・・・
翌日、春虎達が教室で話していると、そこに鈴鹿がやってくる。そして春虎と付き合っているような事を言って、また春虎にアタックを続ける。でも、周りの生徒達が気になって、春虎は鈴鹿を連れて教室を出ていくのだった。
そして2人は人気のない階段の踊り場に移動する。この時も踊り場より下の階段と、踊り場の2人が映されるので、共に"階段を登り=困難に立ち向かい"その途中で話し合っている事が演出されている。
もっとも、春虎は鈴鹿の嫌がらせ対策と夏目の正体をどう誤魔化すか、鈴鹿はどうやって春虎の彼女に相応しい新しい自分になるか、と同じ階段の筈なのに2人の認識は全く違う(笑)。
「あン・・・・手が・・・・痛い・・・・」
「あっ・・・・悪い・・・・」
言い合う内にこんな事になったり、良いところまでいってないと言えなくもないけど・・・・。
●鈴鹿は世間知らず可愛い!
その後も、昼食、図書館、書道の授業?と鈴鹿は春虎に付きまとい・・・・見え・・・・。
「もう無理です、体がもちません」
「ああ、精神的にも限界だな」
黄昏時の公園でカラスに囲まれてこう途方に暮れる夏目と春虎。
「ここは春虎が本音で話した方が良いと思う・・・・春虎、お前じゃなきゃ意味がない」
そんな2人に冬児がこう提案し、春虎は学校帰りに鈴鹿とファーストフード店に入るのだった。
ファーストフード店ははじめてで、ハンバーガーの開け方を知らなかったり、春虎が包みを開けると
「じ、自分でできたし!」
「左様で」
「もぐぞ!ぜってーもぐ!」(2、3回目)
こんな事を言う鈴鹿がマジ可愛い(笑)。
●鈴鹿陥落・・・・?
「(前略)入塾したのも良い機会じゃねーか。"新しい自分"が見つかるかもしれないだろ」
そして色々話ていく内に、春虎がこんな事を言い、"新しい自分"に反応し肩を震わせる鈴鹿。
「どうして・・・・あんた、私の事恨んでないの?」
(中略)
「バカだな・・・・あの時の事を気にするのは、不甲斐なかった俺だけで十分だ。お前が気に病む事なんかねーよ。(後略)」
そう言われ、遂に鈴鹿はずっと後悔していた北斗(女の子)の事を口にする。でも春虎にこう言って貰えて、涙を流し泣いてしまう鈴鹿。一気に攻略完了かと思えたけど・・・・。
●やっぱり一言多い春虎(笑)
それに北斗(女の子)は遠隔操作の簡易式で、その術者は死んでない。そして陰陽師の世界に入ったのも、その術者に会えるかもしれないって思いもあったからと話す春虎。
「何それ・・・・いいわ、めんどくさい。元々そんなの要らないし。私が満足すりゃーそれで良い訳だし」
それを聞いて、春虎はその術者の事が好きで、彼女の席はもう埋まってると思った鈴鹿はこんな事を言う・・・・個人的には、恋かどうか、少なくとも春虎が恋と認識できているかどうかは微妙だと思うけどな・・・・(笑)。
「私は、新しい自分は、自分の手で掴むんだ!」
でも、そんな春虎のノロケ(笑)を聞いて一気に不機嫌になった鈴鹿は、こう言い放つ。春虎の彼女になれなくても、春虎がいなくても、自分の力で新しい自分になってみせると・・・・。
そして鈴鹿は2人を尾行していた夏目に八つ当たりして・・・・隠れていた夏目が出てきたのを見て、
「夏目?お前何して・・・・?」
「夏目?・・・・ああっ、あの時の巫女!・・・ああ〜これは楽しくなってきたじゃん」
つい口を滑らせた春虎の台詞を聞いて、夏目が女である事、そしておそらく北斗(女の子)の術者で春虎の思い人である事に気づいた鈴鹿は悪い顔でこう言うのだった(笑)。
●桜の意味は・・・・
翌日、桜の舞い散る道を走りながら鈴鹿が春虎達に声をかける。肩を落として並んで歩く春虎と夏目。
「えへっ、今日から仲良くしてくださいね、せーんぱい♪」
((嬲り殺しだ・・・・))
そして満面の笑みでこう言う鈴鹿と、肩を落とし涙を流しながらこう嘆く春虎と夏目。
冒頭と打って変わって、ここで舞い散る桜は、「美しい桜=平穏で楽しかった学園生活」が「散ってしまった=壊れてしまった」という春虎と夏目の脱力感、喪失感を示している。散り行く桜を見てその儚さに涙する、そんな感じだろう。
でも鈴鹿が悪人って訳じゃないし、冒頭の美しい桜、新しい門出の祝福という意味も混ざって、これから鈴鹿を交えた楽しい学園生活がはじまっていく・・・・と信じたい(笑)。
「チ○コもいじゃうぞ!」(4回目)
「もぐもぐ〜」(5、6回目)
そして最後の予告で、年頃の2人にこんな事を言わせたスタッフのせいで冬コミの薄い本が厚くなるね!(笑)といったところで次回に続く!
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7話で天海が大友に言っていた鏡につけられた首輪と鎖というのはこの封印と使用が禁止されて陰陽庁に管理されている式神のことです。
そう言えばバーでそんな事を言ってましたね。
非常に有能だけど、性格の問題で力を封じるしかない・・・・。
なんかいずれ敵になりそうな雰囲気ですね(笑)。
どうなっていくのか楽しみにしながら観ていきたいと思います。
補足ありがとうございました、
宜しければまたお越し下さい。