【東京レイヴンズ11話】また明日な!横断歩道は鈴鹿と春虎を繋ぐ心の架け橋【感想】


東京レイヴンズ #11 「GIRL RETURN -虎-」

●高級マンションに住んでいても・・・・

 冒頭は、高くそびえる高級マンションの一室。厚いカーテンが朝の訪れを拒み、いまだ薄暗い室内に携帯の目覚まし音が響いている。それにのろのろと手を伸ばし、億劫そうに止める鈴鹿。睡眠の誘惑の方が勝りそうなくらい、今の生活に詰まらなさを感じている鈴鹿の気持ちが伺える。それはきっと前回春虎に彼女がいるとわかった(そう鈴鹿が勘違いした?)から・・・・。

 一方、広い部屋の隅にはダンボールが積み重なって、引越ししたてな事が伺える。でも広い室内はがらんとしていて、その中央にぽつんと小さなテーブルが置かれているだけ。そこに起き出した鈴鹿がちょこんと腰掛け、1人朝食を食べている。

 物質的には満たされていても、何故か寂しさを感じてしまう。鈴鹿がトラのようなパジャマを着てるのはそのせいだろうか?・・・・だとしても、春虎の事が好きすぎだよね(笑)。

 そして朝食を食べながら、少女向け雑誌の占いコーナーを読む鈴鹿。どうやら水瓶座らしく、そのラッキーアイテム欄に書かれていた"トラ"の文字をまじまじと見つめている。そんな鈴鹿を、カーテンから差し込む朝の光が明るく照らしていた。勿論鈴鹿が思い浮かべたのは・・・・。

●桜の賑わい

 OP明けて、学生達が、観光名所のように桜舞い散る桜並木を通って登校している。そんな中に春虎達の姿を見つけた鈴鹿は、

「ダーリン、おはようございまーす!」

跳ねるようにこう言って春虎達に駆け寄る。占いを信じてまた春虎にアタックする鈴鹿が健気でとっても可愛い・・・・まあ実際にやってるのは、夏目の秘密をネタに春虎と夏目をパシらせるなんて事なんだけど(笑)。

 そして鈴鹿達の周りを舞い落ちる沢山の桜が、賑やかな騒動のはじまりを華やかに告げていた。

●やめてあげて!

 その後は、「俺に任せろ!」なんてフラグを立てて鈴鹿と交渉し見事に失敗する春虎や、どんどん横暴になり春虎と夏目をパシらせる鈴鹿の様子が映される。

 そんなこんなで次の休日の朝。食堂のテーブルに突っ伏して、今日は鈴鹿に会わずに済むと、休日のありがた味を噛み締める2人。

 でもそこに鈴鹿からの電話やメールがかかってくる。2人は居留守を使って無視しようとするけど、鈴鹿が食堂まで乗り込んできて、結局その日も鈴鹿に振り回されるのだった。

 場面が変わり、冬児がダルそうに部屋から出ると、春虎の部屋の前の廊下に夏目が立っていた。

「電話に出なかった罰として春虎の部屋を見せろって」

その理由をこう話しながら、冬児と春虎の部屋に入る夏目。嬉々としてトラ柄の招き猫やスカジャンを弄る鈴鹿だけど、

「退屈な部屋ね。なんかないの、エッチ系の本とかDVDとか?」
「ぶっちゃけ見ても詰まんねーぞ。こいつの趣味ドノーマルだし」

更にこんな事を言い、それに乗っかる冬児。

「ふーん・・・・」

 それを聞いて無関心を装うけど、なんか興味津々っぽい夏目(笑)。更に冬児はそれがクローゼットの中にある事を教え、春虎はクローゼットの前に座り込み、

「お願いですから、もう帰って下さい」

と土下座しながら懇願するのだった・・・・男子高生の部屋でエッチなもの探すとかマジでやめてあげて(笑)。

●必死すぎる夏目

「じゃあ次は夏目っちの部屋いってみようか」

 そこで鈴鹿はこう言って、今度は夏目の部屋にいこうとする。すると夏目は明らかに動揺し、本気でそれを拒絶する。でも鈴鹿は引き下がらず、夏目は目で春虎に助けを求める。しかし、春虎は黙って首を振り全然頼りにならなかった。

 追い詰められた夏目は、式神を出して部屋を守らせようとする。でもそれを鈴鹿に破壊され、今度は部屋に向かって走り出そうとする夏目。しかし、すかさず鈴鹿がその足に組みついて、2人は床に倒れ込む。それでも、這ってでも部屋にいこうとする夏目を

「何そのマジ反応?あんたの部屋何があるってのよ?逆に怖いんだけど!?」

こう牽制する鈴鹿。でも夏目は全然抵抗を止めなくて、本当に何かヤバいものを隠してる事を自ら暴露するのだった。

 その後、口にはお札が貼られ、後ろ手に縛られ、足も括られ、芋虫のような姿にされる夏目。それでも何か言いながらもがき続ける・・・・春虎の隠し撮り写真でも隠してたりするんですかね?(笑)。

●技術の無駄遣い・・・・

 一方、夏目の部屋の前にきた鈴鹿は、ドアに呪的防壁が張られているのを見破る。式神を使ってそれを開錠しようとするけど、その時鈴鹿の顔を一筋の汗が流れ落ちる。力を封印されているとはいえ、十二神将の鈴鹿を手こずらせるほどの防壁が張られていた。

 しかし、しばらくすると鈴鹿がそれを破り、夏目の部屋に入る一同。すると神棚(?)にトラの置物が飾ってあり、

「ちっ、こっちもトラかい」

と毒突く鈴鹿。夏目が春虎の思い人だと思っているから更に面白くなくて・・・・。

「こ、ここが夏目の部屋か・・・・」

 一方、キョロキョロしながら興味深そうに夏目の部屋に入る春虎。エッチ本(DVD?)の存在を知ったり、互いに相手の部屋に入ったり、結果的に鈴鹿は2人の仲を進展させてくれたと言えなくもない。だから、今回の事も無罪で良いよね!(笑)。

「あの反応からどんだけヤバいもんがあるのかと思ったが、どうって事ないな・・・・」
「いやいやいや。あるじゃない、面白そうなのが。結界自体を隠形してた訳ね。相当凝った作りじゃん」

 でも、夏目の部屋は一見普通な感じだった。しかし、鈴鹿の目は誤魔化せなくて、クローゼットを指差しながら面白そうにこんな事を言う鈴鹿。

 そう言われ不用意にクローゼットに触ろうとした冬児は、防壁に弾き飛ばされ、春虎を巻き込んで部屋の壁に叩きつけられる。

「バーカ。こっちのはドアの結界とはヤバさが違うわよ。引っ込んでなさい」
「ヤバさってそんな・・・・ク、クローゼットの開け閉めだよね?」
「解除は手間取りそうだけど、面白い、やってやろうじゃないの!」

 そして困惑する春虎をよそに、楽しそうにこう言い放ち解除をはじめる鈴鹿。これは本当に手強いらしく、十二神将の鈴鹿がしばらく解除を試みても全然変化は見られない。

 ・・・・何を隠してるかにも拠るんだけど、凄く低レベルな事に高度な術を無駄遣いしてる気がするのはなんでだろう・・・・(笑)。

 そんな事をしていると、夏目が必死に何か言いながら芋虫のように這って部屋にやってくる。でも鈴鹿は全く引き下がらなくて、

「幾らなんでもやりすぎだ」

といって春虎はコンを呼び出し、夏目の拘束を解かせるのだった。ただ、呼び出されたコンは開口一番に「エッチ系なる本とは?」と聞いてきて、コンもそれが気になって仕方ないようだった(笑)。

 拘束を解かれた夏目は、コンを鈴鹿に投げつけ、部屋の中なのに北斗を呼び出し、扉の死守を命じるのだった。そして北斗が無理矢理狭い部屋に入ったせいで吹き飛ばされる一同。勿論、夏目もその中に含まれていて、死屍累々となった部屋で、北斗が平和に欠伸をするのだった(笑)。

●コンは幸せ

 そしてBパート。薄いカーテンから光が漏れて、淡い朝の光に満たされている春虎の部屋。そこで目覚めた春虎は、ベットの中にコンが潜り込んでいる事に気づく。

 でも、慌てて衣服を確認したりしない春虎・・・・欠伸をしたり寝むたそうにしてるし、コンが実体化してるせいで疲れが取れてなくて、頭が回らなかったんだな、うん。ロリコンでない証拠としては不十分だね!(笑)。

 しばらくすると携帯の目覚ましがなり、その音で飛び起きるコン。このシーンは冒頭の鈴鹿の寝起きを受けていて、コンが明るい、目覚ましが鳴るとすぐ飛び起きるような満たされた生活をしている事がわかる。

 そして目覚めたコンにどうして実体化しているか春虎が尋ねると、コンは実体化が解けなくなっている事に気づき、困惑顔でその事を春虎に伝えるのだった。

●桜並木再び

 そしてまた、桜の舞い散る桜並木を通って登校する春虎達が映される。これもOP明けのシーンを受けてのもの。

 舞い落ちる沢山の桜が、再びはじまる賑やかな騒動の到来をもう1度告げていた。
でも今回振り回されるのは・・・・。

 そこで春虎が、コンの実体化が解けなくなった事を話すと、冬児がこんな事を言う。

「これは俺の推測だが、昨日コンの奴夏目に投げられて鈴鹿にぶつかったよな。あの時の呪文に関係あるんじゃないか?」

 それを聞いて陣に相談しようとする春虎だけど、

「関係ないと思うな・・・・ボクの部屋のクローゼットは全く関係ないと思うよ」
「なんにしても私のせいじゃないから。先生とかに言う必要ないと思わない、ダーリン?」

夏目と鈴鹿は淡々とこう言って2人で先に歩いていくのだった・・・・。

●どう見てもフラグ・・・・

「無念です。こうして留守を守ってる間にも、不届き者どもが無礼を働いているかも・・・・っ!」

 一方その頃、春虎の部屋ではコンがこう言って1人悶々としていた。そして可愛く色々悩んだ末、

「主に要らぬ気遣いをさせる事なく影からお守りする。良いではありませんか!むしろKOOL・・・・」

とこんなフラグを立て、春虎のスカジャンで狐耳を隠し、コンは陰陽塾に向かうのだった(笑)。

 この時、コンは春虎のスカジャンをクンカクンカするけど、幼女だと健気で可愛く見えるだけで、ちょっとズルいよね・・・・男だったら確実に変態扱いなのに(笑)。

●世界が平和そうで何より(笑)

「あっ、欠伸を。寝不足でいらっしゃるのでしょうか、お労しい・・・・なんで夏目殿が怒っておるのですか!?居眠りくらい誰でも・・・・あっ、冬児殿船漕いでます。半人前の分際で!」

 そして陰陽塾の窓から授業風景を覗き見て、こんな事を言うコン・・・・春虎だけ贔屓しすぎ(笑)。

 その後の昼休みに、食堂のテーブルの下に潜り、春虎達の話を盗み聞きしようとしたコンだけど、他の生徒に見つかってしまい、慌てて食堂を逃げ出す。

 そして逃げるコンを見た生徒がスカジャンの背中のトラの刺繍を本物と誤認し、トラらしき不審生物が徘徊していると、校内放送で流され大騒ぎになるのだった・・・・あれをトラに誤認するとかちょっと動揺しすぎじゃないですかね?(笑)。

 そしてそれを聞きつけた木暮や呪操官達が、大慌てで陰陽塾に賭けつけてくる。盛大に地面を擦ったり、ドリフトして乗りつけたり・・・・前に天海が、陣が抜けたせいで木暮が大忙しみたいな事を言ってたけど、実は暇だよね(笑)。

●悲報!十二神将(木暮)は脳筋

 でも、そんな光景を見て、更に塾長室で木暮が、犯人は十二神将クラスの手練と言うのを聞いたりして、すっかり慌てる鈴鹿。

 こんな事になったのは、コンの実体化が解けなくなったから、つまり鈴鹿にもその責任の一端がある。教師達にそれを知られたくはない。だから鈴鹿は秘密裏にコンを逃がしたかったのだろう。

 そして広間の大木に隠れるコンを見つけ、隠形でコンを連れ出すと言う鈴鹿。でも春虎のスカジャンに二人羽織りのように入って移動し、あっさり木暮の式神に見つかる2人。隠形とは一体・・・・(笑)。

「これ以上未来ある雛達に手出しはさせん・・・・無闇滅法分別皆無木端微塵剣!」

 そして木暮はこう言って2人に斬りかかる。でも春虎のスカジャンを身替りに、鈴鹿とコンはなんとか塾の脱出に成功するのだった。とりあえず、十二神将でも木暮が脳筋でネーミングセンス皆無なな事だけはわかった(笑)。

●笑顔でわかる事

「あいつ本気だったし!」
「しかし、外に出られました。ここまでくれば・・・・」

 一方こう話しながら桜並木をひた走る鈴鹿とコン。でも、もう桜は舞い散っておらず、賑やかな騒動の終わりを告げていた。

 そして2人の前方の曲がり角の影からゆっくりと現れ、2人ににこやかに手を振る大友陣。立ち止まり一瞬目配せすると、陣に向かいこちらもにこやかに手を振る鈴鹿とコン。

 でも、満面の笑みの鈴鹿と違い、コンは眉が少し曲がっていて笑顔がぎこちない。コンの不器用さ素直さと、鈴鹿の腹黒さ演技力が良くわかる対比だった(笑)。

 そしてしばらく手を振るも、陣から滲む何かに逃げ切れない事を悟った2人は、肩を落としうな垂れながら大友のところに歩いていくのだった・・・・。

●信号と横断歩道

「あんなに叱らなくても・・・・なんかどっと疲れたし」
「なんで俺まで怒られるんだよ」

 そして場面が変わり、こうボヤきながら下校する鈴鹿と春虎。春虎が木暮に斬られたスカジャンを嘆くと、

「も、ももも申し訳ありません春虎様」
「まあ、元に戻れて良かったよ」

申し訳無さそうにコンがこう謝って、それに優しくこう答える春虎。それを聞くと、コンは実体化して嬉しそうに春虎の腰に抱きついてくる。そんなコンの頭を優しく撫でる春虎。

 それを見て不機嫌に「フン」と言って1人で帰ろうとする鈴鹿。思いを寄せる春虎がイチャついているのが面白くないのだろう。この時背景の信号は赤色だけど、

「おっ、鈴鹿。また明日な」

と春虎が言うと丁度青に変わる。そして鈴鹿は嬉しそうに、琥珀色に包まれた横断歩道を渡っていくのだった。

 信号はヤキモチを妬き不機嫌だった鈴鹿の心が、春虎の言葉ですっと晴れた事を暗示している。また、横断歩道は道の両端を繋ぐもの。転じて心を繋ぐ心の架け橋。春虎の言葉で、そして今回の事で2人の絆がまた1つ結ばれた事が示されていた。

 といったところで次回に続く!
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2013年12月19日 21:03 by 元会長
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この記事へのコメント
陰陽塾は陰陽庁に次いで
業界で二番目のセキュリティと
言っても過言じゃないですからねぇ
アルファとオメガが登録してない
虎おそらく式神が内部にいたら
そりゃもう大事件ですよw
木暮さんが忙しいのは
こういう珍事が沢山ある
せいかもしれませんねw
Posted by 74 at 2013年12月20日 22:26
74さんコメントありがとうございます。

ギャグシーンなのは雰囲気で伝わってるし、
脳筋の木暮って事でこうなった理由づけはあるし、
マジ突っ込みじゃあない・・・・つもりです(笑)。

その上であんなに大急ぎでくる描写があって、
ギャグを引き立ててたので、
それに合わせて突っ込んだつもりだったんですが・・・・。

ここら辺が全部がわかるようにどう突っ込めば良かったのか・・・・
追々研究していきたいと思います(笑)。

こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。
Posted by 元会長 at 2013年12月22日 02:08



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