皆様、新年明けましておめでとうございます。本年最初のレビューは、除夜の鐘を聞き洗い清めた心で、静かに、ただただ無心に、在るがまま胃薬を受け入れて、書いていきたいと思います(笑)。
●『雪』で冷え切った体
暦的には既に卒業式が終わっていて、恋のステップ的にも自室で彼女をベットに押し倒している。もう、初々しい朝日と朝露に濡れた若葉が萌え立つ画を映し、2人が幸せに結ばれても良い筈だ・・・・。
しかし冒頭は、季節遅れの雪が音もなく降り積もる、深夜の3時半。そんな中、灯りもエアコンもつけてない春希の部屋で、春希とかずさの体は雪のせいで冷え切っていた。
春希に押し倒されたベッドの上で、冷たい手で、冷たい春希の顔を愛おしそうに撫でるかずさ。その手に自分の手を重ね、そっと握る春希。冷え切った体の中で、そこだけが春の陽気に包まれて、かずさの目から雪解け水が溢れそうになる。
でもそこで、春希の携帯が小刻みに震え出す。春希は、今まさにかずさと結ばれようとしているこの期に及んで、無意識に、心ここにあらずといった感じで、携帯を取ろうとしてしまう。雪で冷え切ったその冷たい手で。
だから、それを見たかずさは、衝動的に携帯を振り払う。深夜の3時半に電話をかけてくる者なんて、1人しかいなかったから・・・・でもベットの下に落ちた衝撃で携帯が開き、春希はそこに表示された雪菜の名前を見てしまう。そして我に返り、大きく目を見開く春希。
そんな春希の顔を、手で自分の方に向けさせると、素早く唇を重ねるかずさ。そして必死に春希に縋り付く。日本を出るまでは、今夜だけは、かずさの春希でいて欲しかったから。
そして、春希はその思いに応えてくれた。だから唇を離したかずさは、俯きながらも安堵のため息を吐くのだった。
それから互いに相手の服を脱がせ合う2人。相手の温もりを感じてないと、雪で冷え切った自分の体は余りにも冷たくて、自分では触る事ができなかったから・・・・。
そして2人は、熱い相手の体と、外に降り積もる雪を感じながら、同じ夜をすごすのだった。今だけは雪の事を忘れていたいと思いながら・・・・。
待望のエッチシーンの筈なのに、なんで無心で胃薬を口に運ぶ作業を繰り返さないといけないんでしょうね・・・・(吐血)。
●忠犬かずさ
翌日の早朝、1人で春希の部屋を出ていくかずさ。そして家の中で座り込み、自分の肩を抱き締める春希。
足を踏み出すごとに雪菜を裏切った痛みに苛まれ、手すりに掴まって尚、普通に歩く事ができないかずさ。
その後、ガラガラの電車で椅子に腰掛けると、春希に黙って取ってきた制服のボタンを握り締め、1人涙を流すのだった・・・・。
また、昨晩春希がかずさをベッドに押し倒した時、その衝撃で写真立てが落ち、そのガラスカバーが割れてしまった。更にその写真立てには飛行機雲を作りながら大空を飛ぶ飛行機の写真が入っていた。
下から見上げる空は憧れの象徴。7話で春希はかずさの事を「ずっと憧れてて、友達になりたかった奴」と言っていた。また、飛行機雲は空に架かる架け橋。よって、この写真は春希のかずさと結ばれたいと思う気持ち。
それが昨日かずさと夜を共にしたせいで割れてしまった。夜を共にしただけで、結ばれてはいなかったから・・・・。
つまり、かずさは日本から離れる前に、一晩だけ春希と夜を共にして、春希と別れてウィーンにいくつもりでいる・・・・相思相愛なんだし、雪菜と正式に話して三角関係を解消するって選択肢が、一番胃薬を飲まなくて済みそうなんだけど・・・・。
雪菜を裏切ってしまった、その思いのせいで春希と結ばれる罪悪感に耐えられない。11話レビューで書いたように、まさに忠犬かずさといった感じ・・・・なんだけど、どうしてここでそうなってしまうのか・・・・(涙)。
●心を偽り、春希に遠慮している雪菜
その後、春希の部屋に雪菜がやってくるけど、顔が見切れてたり、目が髪で隠れてしまってたり、2人が本心を言ってない事が演出されている。相手の目を見て話しなさい、と言われる事があるように、人は何かあるとすぐ目を逸らし顔を背けてしまうのがその裏返し。
「大事な話なんだ」
でも、この台詞から春希はちゃんと目と顔が映される。雪菜にかずさとの事を話し、きっちり『謝ろうと』している事が伺える。
一方、雪菜の目と顔は最後まで映されない。
「かずさに会わなくちゃ」
だけは本心だけど、後は春希とかずさのために本心を押し込めて話している。本当は春希と別れたくないのに、2人のために雪菜は敢えて身を引こうとしていた・・・・。
また、春希の部屋のドアを開けても、雪菜は最後まで春希の"部屋=心の中"には踏み込まなかった。暗い廊下で、春希に遠慮して本心を言ってない事がこの演出にも表れていた。
●春希を誤解してしまった雪菜
そして空港に電車で向かう2人。電車のシーンでは、窓の外を見てたり、俯いてたり、顔が見切れたり、2人の姿ではなく風景だけが映されていたり、2人はもう自分の気持ちを偽りまくっている。
まず、春希がかずさとの事を話しても、雪菜はその事を全く責めなかった。
「どうして責めないんだよ?俺、全部話したじゃないか。雪菜の誕生日パーティ、嘘吐いてすっぽかしたって。嘘吐いて、冬馬に会いにいったって」
そんな雪菜を、春希は何処か苦しそうにこう問い詰める。本気で怒ってくれないと、雪菜の愛が本気ではなかった事になってしまうから・・・・。
ただ、春希のこの話は嘘。かずさに会いたい気持ちもあっただろうけど、春希がかずさの家にいったのは、"雪菜のために"かずさをパーティに連れていこうと思ったから。
そんな言い訳潔くないと思ったんだろうけど、このせいで雪菜は春希を誤解してしまった。雪菜のために指輪まで買って、春希は本気だったのに、雪菜が告白したせいでフラフラっと迷ってしまった、その程度だと思ってしまった・・・・。
●雪菜を誤解してしまった春希
だから雪菜は、春希から視線を逸らし、窓の外を見ながら、春希とかずさの思いを知っていたのに割り込んでしまったからと、抑えた声で悔いるように答える。
「つまり、一番悪いのは私・・・・だから、かずさに謝らなくちゃならないの」
そして雪菜がこう言う時、橋を通る電車が映される。橋はその両岸を繋ぐもの、心の架け橋。そして電車は駅から駅に人を運ぶもの、転じて人の思いを運ぶもの。よって、雪菜の"偽りの"思いが春希に伝わった事が示されていた。
春希の浮気を知っても怒りもしない、それどころか自分の方が悪いと春希に謝った雪菜。雪菜の思いが本気ではなかったのだと、そんな偽りの気持ちを春希は信じてしまった。
●深まる誤解
「なんで雪菜が謝るんだよ?おかしいだろ」
「ううん、おかしくなよ。だって、私も春希君の事、裏切ってたんだから。私が春希君に告白したのはね、どうしても貴方と恋人同士になりたかったから・・・・じゃ、ないんだよ」
それを信じたくなくて、懇願するように雪菜にこう訴える春希。でも、雪菜は俯いて、春希の方を見ないまま、偽りの自分を演じ続ける。
「ただ、ずっと3人でいたかったから。私を仲間はずれにして欲しくなかったから。(中略)ただ、そのためだけに、貴方の恋人に立候補したんだよ。
(中略)
かずさが貴方に気持ちを伝える前なら、絶対に勝てるって知ってたんだよ」
そして雪菜がここまで淡々と偽りの心を騙ったところで、大きな音を立ててすれ違う電車の画が映される。雪菜の思いが本気だと信じたかった春希、春希が雪菜に負い目を感じて苦しまないように本気でなかったと心を偽った雪菜。そんな2人の思いが見事にすれ違っている事を、悲しいまで的確に演出していた。
「だから春希君は私を裏切ってないんだよ。3人でいたいって私の願いを叶えるために、苦しんで、もがいて、我慢して、潰れちゃっただけ。だから、私には怒る資格なんかない。悲しむなんて、許されない」
「やめろよ」
「ごめんね。春希君の事好きだけど、でも、かずさほど真剣じゃ、なかったよ」
「そうやって俺を庇うの・・・・っ、止めてくれよ!」
そして2人の思いはすれ違い続け、手をピクっと震わせながらもこううそぶいた雪菜の言葉を聞いて、春希は涙を堪えながら俯いてしまうのだった。
●偽れなかった、最後の思い
「ねぇ、春希君。私、どうすれば良かったのかな?」
そんな春希を見て、悲しそうにこう呟く雪菜。視聴者全員が思ってるから、どうしてこうなった、と・・・・もはや悟りの境地でただ胃薬を受け入れるのみ・・・・。
「あの夕暮れの屋上で、春希君に出会わなければ良かったのかな・・・・?」
雪菜にそう言われて、春希の脳裏にあの日の屋上が蘇る。雪菜を琥珀色の歓声で包んでいた夕日も、そのステージを飾っていた虹も、何よりその世界の中心だった雪菜の姿が、全てが色褪せる事なく、あの日のまま春希の心で輝き続けていた。
「そんなの嫌だ。雪菜と出会わなかった未来なんて、絶対に嫌だよ、俺・・・・」
「うん、私も嫌。貴方を好きにならなかった未来なんて、絶対に嫌」
だから、春希は素直にその思いを告げ、それを聞いた雪菜は、俯きながらも、少し嬉しそうにその言葉を胸に刻むようにこう答えるのだった。
そして雪菜は、俯いて逸らしていた視線を春希に戻し、悲しそうに微笑みながら、それだけは偽りたくなかった気持ちを、やっと吐き出す事ができたのだった。
「良かった、そこだけは譲れなかったんだ。ありがとうね、春希君・・・・」
雪菜のその言葉を聞いて、春希はもう泣くのを止められなかった・・・・。
かずさが外国にいってしまった後、春希×雪菜が進む望みも絶たれ、僕も涙が止まりません!(涙)。
●見つけて・・・・
「ウィーンって直行便あるのかな?ないとしたら、目的地何処だろう?ごめんね、どの便か知らないんだ」
そして空港に着くと、こう言いながらかずさを探す雪菜。ヨーロッパ旅行、っていうか海外旅行とかした事ないけど、どうなんでしょうね・・・・。
でも、春希はもうかずさに会っても意味がないと帰ろうとする。そんな春希の手を両手で掴み、探そうと食い下がる雪菜。でもその手を解いて、
「だって俺、きっと(かずさに幸せを)見つけてしまう・・・・」
こう独白した春希は出口に向かって歩き出す。
「それに・・・・あいつはきっと・・・・もう、(母親との幸せな生活を)見つけてる・・・・」
更に歩きながらこう独白する春希。確かに母親との幸せは掴んだけど、かずさは春希との幸せを自ら捨てようとしているのに・・・・朝かずさが部屋を出るときに別れ話を出したんだろうけど、どうして春希はこう・・・・。
●かずさと呼べなかった春希
でも、そんな春希が振り返り固まったように動かず何かに見入っている。只ならないその様子に、雪菜も状況を察して振り返る。するとそこにはかずさの姿があったのだった。
「バカやろう。なんできた・・・・」
(バカやろう。どうして(幸せをかずさの中に)見つけるんだよ・・・・)
春希を見て、呆然とこう呟くかずさに、歯を食いしばりながらこう独白する春希。そして雪菜がかずさに声をかけ、雪菜の姿を見て罪悪感に顔を曇らせるかずさ。更に雪菜が言葉を続けようとした時、
「『冬馬』−−−!!」
と春希が叫びながらかずさに駆け寄るのだった。電車での雪菜との会話で、雪菜の思いを誤解してしまった春希。だからもう、かずさしかいないと思ってしまった。
1.なのに雪菜を意識して『かずさ』と呼ぶ事ができなかった。
2.でも朝かずさに強烈に拒絶されていたので、『冬馬』と呼んでしまうくらい遠くに感じているかずさに縋るしかなかった。
問題は『かずさ』ではなく『冬馬』と呼んでしまった理由。それがわかるのは2期だろうけど、これまでのレビューで、より泥沼になる方を選べば良いと悟りを開いた僕は1が正しいと思うのです・・・・。
まあどっちにしても胃薬がおいしく頂けるので問題ないですね・・・・。
●抑え切れなかった雪菜の本心
「止めろ、春希。雪菜が、見てる・・・・っ!?」
そして走ってくる春希に弱々しくこう言うかずさだけど、春希は
「冬馬ー、冬馬ー!」
とかずさの体を抱き締める。その春希を引き剥がそうと力なく抵抗するかずさだけど、その動きはすぐに止まり、
「ごめん・・・・ごめん・・・・雪菜・・・・」
涙を流しながら、最後の力でこの言葉を搾り出すと、自ら春希の体に手を回し、雪菜の目の前で2人は熱い口付けを交わすのだった。
「私が春希君に告白したのはね、どうしても、貴方と恋人同士になりたかったから・・・・じゃ、ないんだよ。
ごめんね。春希君の事好きだけど・・・・でも、かずさほど真剣じゃなかったよ・・・・」
そんな2人の姿を見せつけられながら、雪菜はこう独白する。なのにその目からは次々に熱い思いが溢れ出し、
「・・・・そんな訳、ないじゃない・・・・っ」
遂にこう独白すると、雪菜は嗚咽を漏らしながら、1人で溢れる涙を拭い続けるのだった・・・・。
●かずさの心もへし折って・・・・
「どうして、こうなるんだろう?
はじめて、好きな人ができた。一生ものの友達ができた。
嬉しい事が2つ重なって、その2つの嬉しさが、また、沢山の嬉しさを連れてきてくれて。夢のように幸せな時間を、手に入れた筈なのに・・・・。
なのに、どうして、こうなっちゃうんだろう・・・・?」
そしてこう独白する雪菜。視聴者みんなが思ってる事を、雪が降る中、かずさの乗ったウィーン行きの飛行機を、抜け殻のようになって見送る春希の背中に縋りつきながら。
「なぁ・・・・もう、いいよ。もう、ここには何もない。帰れ、よ・・・・」
そんな雪菜に、疲れ果てた力ない声でこう言う春希。雪菜の思いを勘違いし、かずさにも拒絶され、もう何もないと思ってしまった春希。
つまり、かずさは春希を完全に拒絶して旅立っていった。雪菜にだけは見られたくなかった、春希との浮気を見られてしまい、もう会わせる顔がないと帰国フラグを完全にへし折って・・・・。
全ての望みを完膚なきまでに折りまくるスタイルが素晴らしい!もう諦めの境地で胃薬を飲むしかないと、僕も悟りを開く事ができました・・・・(白目)。
●何もないと言いながら
しかも、そんな状況なのに、本気でもないのに横からかずさとの仲を引っ掻き回したと思っている雪菜相手なのに、春希はしがみ付いてくるその体を振り払う事ができなかった。
6話レビューで、電車の中で春希の背中に縋り付く雪菜の体勢が、春希との向き合い方の暗示だと書いた。でも、それは雪菜だけではなく、春希の雪菜に対する向き合い方の暗示でもあった。
6話の電車でそんな恥ずかしい事をされても雪菜を振りほどけなかった春希。雪菜の事を誤解して憎んでも良いくらいなのに、その体を振りほどけない春希。雪菜への思いを断ち切れない春希・・・・。
「春希君が動かないなら、私もここにいる。貴方が凍えてしまわないように、私もここにいる・・・・。
ううん、違う。自分の心が、凍えてしまわないように、私も、ここにいる」
そして雪菜はこう言って、ずっと春希の背中に縋り続けるのだった。
そんな中、空から降りしきる、白く冷たい雪を見ながら春希が思い浮かべたのは、学園祭での、3人でいられた最後のライブの、最後の曲の風景だった。観客の歓声に包まれ、眩いスポットライトを浴び、3人が3人で歌えた最後の曲。
そして雪菜Ver.の「届かない恋」が流れ、その時の、学園祭の風景が映される。思えばこの時は本当に幸せだったなぁ・・・・雪菜の可愛い声で歌うOPもとっても良い感じ!とりあえず、歌詞の事は考えず、雪菜の天使の歌声を満喫して、2期こそはハッピーエンドになると信じながら(笑)、「WHITE ALBUM2」のレビューを終わります!
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ホワイトアルバム2の全話の考察を読みました。
細かいところまで深く考察しており、物語の自身の理解も深まりました。
さすが、アニ研の元会長だなと思います(笑)。
今後も定期的にこのブログをチェックしていこうと思いますので、よろしくお願いします。
電車での雪菜の言葉は本心です。少なくとも、二人のキスを見るまでは。
かずさは別れ話も拒絶もしていません。春希が眠っている間に気づかれないように出てきただけです。
冬馬と呼んだのは、慣れ親しんだ呼び方をしてしまっただけです。
もちろん空港でもかずさは春希を拒絶していません。ただ単純に別れが辛くなるから会いたくなかっただけです。
本質的には春希もかずさも子供なのです。ホワイトアルバム2のここまでは高校生という子供のどうしようもない恋愛を描いているのです。
ブログ主様も子供の気持ちになってもっとシンプルに考えるべきでしたね。
コメントありがとうございます。
アニメを見た方1人1人がこうだと思った事、それが「正しい解釈」です。
ただ、僕のレビューを見て、僕の解釈の方が良いなとか、参考になったとか思って頂けたら嬉しいです。
なので、いおきさんには、大体そう思って頂けたみたいで良かったです(笑)。
また、そうでなくても、レビューで書いているような演出が入っているのは確かです。
今回の電車のシーンなら、雪菜は顔を逸らしたり、俯いたり、目が髪で隠れていたり、顔が見切れていたり。
本心を話しているなら、どうして春希の目を見て言えなかったのか?
どうして顔を映さないなんて、視聴者に不信感を与えるような描き方をしているのか?
その答えを探す、とっかかりくらいにはなる・・・・と良いな(笑)。
まあ、少しでも多くの方にそう思って頂けるレビューが書けるよう、頑張ります(笑)。
あと、もし絵を、アニメを描く事になったら、少しでも印象的に、強烈に、伝えたい事を見てくれる方に伝えたいと思わないでしょうか?
なので、全てのシーンには作られた方の何らかの意図が込められています。
「無意味に意味を求めて考えすぎ」と思われたなら、それは僕のレビューが面白く書けてなかっただけです。
ただ、長すぎるかな〜とは常々思ってるし、正直この量はしんどいので、もう少し重要な事だけ抜き出せるよう、取捨選択を頑張ります・・・・(笑)。
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。
先程、最終話まで見て、合わせてこちらも拝見させていただきました^^
何というか、女性陣は解っていて優しい嘘をつきまくり(でも肝心な所であと一押しが。。。^^;)、野郎は何にも解ってないバカ。。。的な。。。^^;男はいつまでも子供だねぇ。。。イラッ。。。って^^;
元ネタを知らないので実際はaru様の仰るような単純な話なのかも知れませんが、演出的には元会長様のレビューに深く賛同した次第でございます^^
「かずさが拒絶」したかどうかあたりの判断に困るところではありますが。。。まぁ、すれ違い、届かない、という点は。。。^^;
お子ちゃまの恋愛アニメというよりも、元ネタも確か18禁ゲーで対象年齢的にも深く掘り下げておかないと付いてきてくれないでしょうから、心理描写が満載になるのは当然と思います^^
もちろんミスリード目的の表現なんかもあったりするかもですが、限られた尺の中で出来る限りの描写してるんじゃないかな??とは思います。
。。。ので、深読みしすぎって事はないんじゃないかなぁ??
こういうお話は絶対、優柔不断クソガキにイラッっとして終わりだろうなぁ。。。と思いながらも、元会長さんがレビューを書いておられるので、つい見てしまい、思った通りイラッとしたまま終わってしまいましたw
胃薬の瓶がカラになんてなってないんだからね!
今期アニメは何だか尺足らずでスッキリしない物が多かった気がして残念でした^^;
ではまた^^
春希は確かに洞察力がない駄目な主人公ですね。
あと「かずさを諦めた理由」がかずさに強く拒絶されたから、ではなく、遠く離れ離れになったからとかだったら、
ヘタレな上に雪菜を振る事もできない優柔不断と、どうしようもない感じになるんですが・・・・。
仮にも主人公なんだから、そこまで酷くはないだろうと思いたいところです・・・・まあ、分の悪い賭けですね(笑)。
ただ、雪菜とかずさも相当駄目な子なんですよね・・・・。
ずっと本心を偽り続けていたかずさや、かずさ曰く「拷問」な状況を作り出した雪菜と、細かい事を言えばキリがないんだけど・・・・。
春希とかずさの思いを知ってて春希を奪った雪菜。散々春希への思いを偽り続けていたのに春希を(一晩だけのつもりだったとしても)奪い返したかずさ。
百歩譲ってそこまでは仕方ないとしても、問題はそこまでしたのに、春希への思いは(かずさほど)真剣じゃなかったと春希を騙した雪菜。
明確に拒絶したかは不明だけど、ボタンを握り締めて泣いていたり、空港の第一声が「なんできた」だった事から春希と別れてウィーンにいくつもりだったかずさ。
かずさに告白できなかったへタレで、2人の本心を見抜けない春希がアホだと言えばそれまでだけど、表面的には可愛い小悪魔2人に弄ばれて捨てられた春希。
なので、春希が道を誤っても仕方ない・・・・ちょっとだけそんな気になるような、ならないような・・・・。
まあ、原作ではまだまだ話が続くらしいので、最後はハッピーエンドになる筈だと鬱エンドから逃避しつつ2期を待ちたいと思います(笑)。
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。
今更で申し訳ありませんが、レビューお疲れ様でした<(_ _)>
誤解が解けるどころか最後の最後まですれ違いまくる三人…
本当にもう「どうして、こうなっちゃうんだろう」ですね(^^;;)
ここまで正面からバッドエンドを描いたアニメも最近では珍しいのでは…と思いつつ、2期があるなら是非観たいです(^^)
空港で北原が「かずさ」でなく「冬馬」と読んだ真意…これは気になりますね。
ウィーン行きを選んだ冬馬の考えを尊重して距離を置こうという気持ちの表れ…でも行動は制御できなかった、とかw
序章の結末はいわゆるバッドエンドであり、ゲームだとこれからどう盛り返すかというお話。
お互いが自分を責めていて相手の話を聞こうともしない。
ここに問題があるのだから雪菜の態度と共に春希が一番対応がまずかった。
ゲーム版だとね、恋愛がというよりも相手の幸せを考えてどう動くのかという部分が核なのでそういう観点でこの序章も見るといいんじゃないかと思います。
かずさ
自分の心を開き世界に目を向けさせるきっかけを作ってくれた二人に感謝。
雪菜は自分などよりよほど春希を幸せにしてくれる。あの家族がどれだけ尊いかを母との関係を修復できたかずさは痛いほどわかるから。
二人の幸せを奪っていいはずがない。逃げるしかない。
春希
かずさのピアノに憧れ、これを応援したい。
母親との絆は絶対に壊してはいけない尊いもの。(ゲーム版クリアするくらいでないとここは分からない。)
自分のよくやるおせっかいは単なるエゴであり、かずさの旅立ちを止めてまで自分が与えられるものは無い。
雪菜
本当に三人で永遠に友情を育めば満足であり、二人に割り込んだ罪悪感でいっぱい。
2期あるでしょうかね。。
二期の有無については一番の判断基準は生々しい話になるのですが、当ブログとしてはそんなものはどうでも良くて、僕が面白いと思った作品を面白いと言っていくスタンスを取っています。
なので二期の話は、(この作品に限らず当ブログに書いた全ての作品に関して)面白い作品だったので二期があれば良いな、くらいで留めておきたいと思います・・・・。
ただ、WHITE ALBUM2に関して言えば、原作の企画・脚本をされた方の作品(冴えカノやClassroom☆Crisis)のアニメ化が続いているので、その流れに期待したいな〜といった感じでしょうかw
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。