●冒頭は空中戦
冒頭は、主人公カルエル・アルバスの駆る戦闘機の空中戦。その銃座に座るのは(多分)クレア・クルス。このシーンは(多分)未来の話で、この後の現在のシーンでは、カルエルの妹アリエル・アルバスが銃座に座っていた・・・・アリエルに良くて負傷、悪くて死亡のフラグがいきなり立ってる気が・・・・。
また、周りは敵(緑の機体)だらけで、味方はほとんど落とされたか、敵の数が多すぎるって感じ・・・・相当劣勢な雰囲気・・・・。
「許さない。もうこれ以上誰も死なせない!ここで終わってたまるか。みんなは、イスラは僕が守る!」
そしてこのシーンの最後でこう言い切るカルエル。後のシーンでカルエルは、イスラにきたくてきたんじゃないと言ってたけど、イスラが守りたい対象に変わったようで良かった・・・・と思いたい。2人以外全滅で守れなかったエンドとか、胃薬必須の展開は勘弁して下さい、マジで(笑)。
●OP考察
そしてOPに。最初にカルエル、アリエル、イグナシオ・アクシス、クレアが映されるのでこの4人が主役級っぽい・・・・主役級なのにアリエルが銃座から降りてるのが不穏な感じ・・・・。
タイトルロゴの後、昔のカルエルと母→現在のアリエル・カルエル・父・姉2人が映される。後のシーンからも、姉の胸で赤くなったり、ミハエル父さんと呼んだり、アリエルと弟、妹と言い争ったり、カルエルと母以外は血が繋がってないっぽい。再婚して母は前に他界してるって感じなのかな?
その後、自転車に2人乗りして雲の上を走るカルエルとクレア→飛行機に乗ってる2人が映される。後のシーンでもこの2人は自転車に2人乗りするので、詳細はその時に。
「今、とても強い風が吹いた」
その後色々あって、この歌詞の時スクール水着の学生達が映される。水着回に期待したい(笑)。
「青い青い空」
更にこの歌詞の時、幼女のニナ・ヴィエントと向き合う幼いカルエル→向き合う現在の2人が映される。この時の幼女ニナが可愛すぎる(笑)。
カルエルはニナに強い憎しみを抱いているようだし、過去になにかあったようだけど・・・・アリエルは全く素振りを見せてないし、再婚する前に何かあった?
そして最後は巨大な滝に架かる虹の中を飛んでいく飛行機が映される。その虹の橋が繋ぐのは果たして誰と誰の絆なのだろう・・・・個人的にはカルエルとクレアの甘々フラグで全然構わないんだけど・・・・。
●ニナの中の人は?
OP明けて、家族と別れの挨拶を交わし、『空の果て』を目指す旅に飛び立つカルエルとアリエル。まずは巨大空中母艦と数十機の飛行機が隊列を組んで式典会場に向かって飛行する。
式典会場のシーンで、ニナが語る神話が流れるんだけど・・・・EDにニナのクレジットがないんですよね。でもこの声・・・・クレアの中の人の声な気が・・・・だとすると・・・・?
赤の他人から、影武者、姉妹、双子、同一人物、と色々可能性はあるよね(笑)。
また、会場に立つニナを見て、カルエルのサングラスが赤く染まる演出が入るけど、赤は敵意の表れ。カルエルがニナを憎んでいる事が表されていた・・・・それにしても、パイロットは目が命って言うけど、この距離で見つけるとはカルエルの視力がすごい(笑)。
●一級フラグ建築士?
でも、敵意に塗り潰されそうになったカルエルの心を、アリエルの声が引き戻す。そしてアリエルは、
「帰ろうね、必ず。2人で」
なんてフラグを立てるのだった・・・・もう既にフラグが立っているのに、欲張りなんだから(笑)。
●イグナシオは何者?
Bパートになって、浮き島(?)イスラに次々に着陸していく飛行士達。そしてカルエル達の番になるけど、運悪く突風に煽られ、うろたえながらの無様な着陸になってしまった。その事でカルエルをからかうアリエルと喧嘩するカルエル。
そんなところに、イグナシオの飛行機がロクに勢いを殺さないまま雑に着陸してくる。地面に大きくバウンドする機体を痛めそうな着陸に、近くで見ていた整備士達が文句を言いながら駆け寄っていく。
この時、後部座席から誰も降りてこないので、イグナシオが現在のクレアのパートナーだと思われる。だとするとイグナシオにも不穏なフラグが立っているような、OPでは銃座に座ってたので、狙撃手に転向するような?
「あ、あのさあ君!気にする事ないよ、僕だって・・・・」
そんなイグナシオを励まそうとこう言いながら近寄っていくカルエルだけど、イグナシオはガン無視して通りすぎるのだった。それを見て「うわー感じ悪っ」と言うアリエル。2人の口ぶりからイグナシオとは初対面のようだけど・・・・。
その後貴族の子息が集まるA組だけがバスで移動するのを見て不満を漏らしたりしつつ、学生寮に移動するカルエルを含むB組の生徒達。
そこでカルエルが割り当てられた部屋に入ると、窓から中庭を挟んだ正面の部屋がアリエルの部屋だとわかる。それがわかり窓を開け大声でイチャつく2人。
しばらくアリエルと言い合っていると、カルエルはイグナシオが中庭の木にもたれかかりながら睨みつけてきている事に気づく。カルエルが気づくとイグナシオは何も言わず立ち去るけど、そんなイグナシオに苛立ちを覚えたカルエルは走って部屋を、寮を出ていくのだった・・・・。
なんでイグナシオが敵視しているのか?なんでカルエルがすぐキレたのか?は次回くらいに説明が入る・・・・かな?
●厄介払い?
道なりに寮の傍の湖までくると、カルエルは苛立ちに任せて近くの石を思い切り湖に放り投げる。そしてカルエルは1人こう独白するのだった。
「僕だって別にこんなとこ、きたくてきた訳じゃない。何が未知への旅立ちだ。こんなの、ただの厄介払いだろ」
空軍と言えばエリート部隊のイメージだし、浮き島に空母に飛行機部隊と実際かなりの金がかかってそうだけど・・・・3国で協定結んだみたいな事を言ってたし、不要になった軍隊を辺境の探索に送り出したとか・・・・?
●クレア登場!
そんな事をしていると、カルエルは近くの道端に自転車を停め、その傍にしゃがみ込んで何かしている少女に気づく。体の外に苛立ちを追い出すように重い溜息を吐くと、カルエルはこう少女に声をかける。
「あの〜良ければ見ようか?」
すると少女は大きく目を見開き、湖の方に走り出すけど、そっちには何も隠れられるものがなく、慌てて反対の木陰に駆け込むのだった。そしてしゃがみ込み、木に隠れるようにカルエルを見つめる少女・・・・その仕草は可愛かったけど、これはかなりのコミュ障ですね(笑)。
そんな少女を訝しみつつ、カルエルが自転車のチェーンを直すと、木陰から飛び出し、必死に何かを言おうとアワアワする少女。そんな少女に深呼吸をさせなんとか落ち着かせると、少女はクレア・クルスという同じ飛空科の生徒だった。
夕日の中でも頬を染めてるのがわかるくらい、顔を赤くしてカルエルと話すクレア・・・・いきなり好感度が上がりすぎじゃないですかね?・・・・まあ、良いんだけど(笑)。
そして門限で帰らないといけないと言うクレアを送っていく事にしたカルエル。クレアは貴族達の住むバンビール地区というところに住んでいるようだ。
●空を走る2人
湖に沿って伸びる道を自転車に乗って進む2人。カルエルが漕ぎ、クレアは後輪に立ち乗りしカルエルの両肩を両手で掴んでいる。凪いで鏡のようになった湖面に映り込んだ2人の姿を見て、クレアは蜃気楼か何かを見てるような気分だった。クレアが男子の漕ぐ自転車に乗せて貰っているなんて、今でも信じられなかった。
でも同時に、クレアの髪やスカートを宙に踊らせながら通り抜けていく風が、そんな引っ込み思案な自分を吹き飛ばしてくれていると、クレアは感じていた。だから、俯いてカルエルを見つめるクレアの顔には微笑みが零れていた。
「凄い、真っ赤だ。夕焼けの感じも全然違う・・・・ここって空なんだよね?僕達、空の中にいるんだ」
「・・・・うん」
そんな時、カルエルがクレアにこう声をかける。でも、夕日が全然違って見えたのは、ここが空に浮かぶ浮き島だったからだけではなく、きっとクレアが一緒だったから・・・・。
そしてクレアも、カルエルが同じようにこの状況を新鮮に感じてくれているとわかって、なんだか妙に嬉しかった。
2人がそんな会話を交わした直後に、前方から地面を覆うように広がる高さ1メートルくらいの雲が流れてきて、2人は自転車ごとその雲に突っ込む事になる。
「これって・・・・そうか、イスラは今、雲と同じ高度を飛んでいるんだ」
「・・・・私達、雲の上を走ってる」
そしてこう言ってクレアは、全身で通り抜ける風を受けるように両手を広げ、空に思いを馳せるのだった。そんなクレアが、ただ純粋に空を飛んでるクレアが眩しくて、カルエルは視線を逸らし俯いてしまった。一人前の飛空士になると言いつつ、きたくてきた訳じゃないと、カルエルは全然空を飛べてなかったから・・・・。
それにしても、綺麗な湖畔で雲の上の散歩とか、旅行客が殺到して凄い観光名所になりそうだけど、旅行できる裕福な層がほとんどいないんだろうな・・・・。
●試練の暗示?
でも、雲に隠れて地面が見えなかったせいで、カルエルは湖に突っ込んでしまう。そして湖に投げ出されびしょ濡れになる2人・・・・。
これはあんまり良い暗示じゃない気がする。OPにもあったように、自転車は飛行機、2人で空を飛ぶ暗示。でも、足元が見えず2人は投げ出されてしまった。直接的に飛行機でなのか、精神的な意味なのかはわからないけど、何かの試練に直面し、2人が飛べなくなる暗示。
その後、2人はキャッキャウフフして、転びそうになったクレアを抱き止めた勢いで、そのまま抱き締めるカルエル。飛べなくなって更に転びそうになったクレアをカルエルが支える暗示。
●クレアはチョロい子?
・・・・なのは良いんだけど、会ったその日に抱き締めたら、目を瞑って体を委ねてくれるとか、好感度の上がり方がおかしいんじゃないですかね?(笑)。
更にその後、クレアはずっと頬を染めたままで、別れ際には門番の兵士が見ている前で
「あ、あのっ!抱き締めてくれて、ありがとう!」
こう言って去っていくクレア・・・・ここら辺の説明もその内ある・・・・かも?
そう言われ、帰り道でクレアの名前を連呼し、草の上に身を投げ出すカルエル・・・・最後になんか不吉なナレーションが入った気がするけど聞かなかった事にして(笑)、次回「カドケス高等学校飛空科」に続く!
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リアルタイムでの視聴は断念しました。
原作はガガガ文庫の主力級作品、「飛空士」シリーズの第2弾。
シリーズは「追憶」(全1巻)、「恋歌」(全5巻)、夜想曲(全2巻)、
そして現在発行中の「誓約」(既4巻)の4作品です。
「恋と空戦の物語」が共通コンセプトであり、同じ世界観の違う地域から
それぞれ物語がスタートします。(追憶と夜想曲は同じ地域)
シナリオ傾向としては悲劇とまでいかないものの全体的に悲恋寄りの話で、
ライトノベル作品の中では展開がかなり重めです。「恋歌」は比較的に
女性キャラが多く序盤は明るめですが、「夜想曲」等は劇中で直接登場する
女性キャラがたった一人で萌え要素とかは誇張抜きに皆無。
昨今の他のライトノベルとは一線を画します。
「誓約」も2巻まで読みました。このシリーズは現在のライトノベル業界の中では
トップクラスの作品だと思っています。
………でもだからこそ私は正直言ってアニメ化してほしくありませんでした。
このシリーズはかなり映像化しづらい作品だからです。
シリーズの主要登場人物たちは全体的に秘密や本心を胸に秘める傾向があり、
心境、世界観、状況説明、は劇中のセリフより独白として書かれる事が多い。
アニメだからといって独白を削ると情報量は大幅に減ってしまいます。
それに情景描写が写実的というより、詩的な表現で書かれる事もあり、
これも映像化は難しい。以前に「追憶」が映画化した時、さんざんな評価だったのは
時間の不足や配役の問題など色々あったと思いますが、根本的に映像化が困難と
いうのも少なからずあったと思います。だから私はアニメ化してほしくなかった。
失敗したのを見てがっかりするのが怖いのではありません。
アニメだけを見て原作を知らない人に「恋歌」を酷評されたり、
あるいは原作ファンが不満と失望の罵詈雑言を吐き出したり、
そういう負の流れが「飛空士」シリーズをきっかけに起こる事が、
負の流れの中にシリーズが巻き込まれてしまう事が嫌なのです。
始まってしまった以上、私にできる事は原作ファンが満足するアニメ化で
あってほしい等と、贅沢は言わないからせめてそこまで悪くない出来で
終わってほしいと祈るだけです。
そうでなくては「飛空士」シリーズと多大なる情熱と労力をもって、
シリーズを執筆した原作者「犬村小六」氏があまりにも不憫です…………。
まず、僕は原作未読なのですがレビューを書いたのは、原作が面白そうだと思ったからです。
そう思った理由は、カルエルとクレアが2人で自転車に乗り、転びそうになったクレアをカルエルが抱き締めるまでのイベントが、何かを暗示したものだと感じたからです。
(解釈については、外れてたらまだ1話目と言う事で見逃して下さい(笑))
だから、そこに限らず色んなところに色んな意味を込めて書かれているのだろうと思っています。
また一方で、登場人物達の心情描写が足りないのは、意外な展開で引きを作り、後で説明をするつもりなのでは?なんてメタ読みをしています。
ここまで心情描写が省かれていると、逆に意図的にそうしているんだろうと考えてしまう汚れた大人なので(笑)。
実際どうなるかは観てみないとわかりませんが、今のところそれを前提にしています。
なので本気でクレアがチョロいとは思っていません。
ただ、その前提に立ったネタというか、制作サイドに乗っかったつもりだったんですが、原作既読の方に不愉快な思いをさせてしまっていたら申し訳ありません。
あと、勝手にこんなメタ読みをしてるのでなんとも言えませんが、個人的には今のところそんなに酷いとは思っていません。
なので済みませんが、アニメ版の出来に関してはもう数話観ないとわからないとしか言えないです。
また、ブログ内にカテゴリを作ってないのは、月曜は既に前クールから継続で1本書いていて、続けて書けるかちょっとわからないからです。
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。
特に僕以外の方に対する非難は不適切コメントとして削除させて頂く可能性が高いです。
ここは原作既読の方には不評でも、僕が面白いと思えば、面白いと言うブログなので、原作既読の方のブログにいかれた方が良いと思います。