【ノラガミ3話】願うは夜トと真喩の仲直り?天神の和歌に込められた思い!【感想】


ノラガミ 第3話「招かれた厄災」

●野良・・・・

 冒頭は、まだ町が眠りに沈む東雲の薄闇に紛れ、団地の一角にあるゴミ捨て場で、ゴミ袋の中身を漁る野良○。こう言われれば、ほとんどの人が○の中に犬か猫を入れるだろう。

 だから雪音は、○の中が『神』だった事が未だに信じられなかった。更に野良神・夜トは、ゴミの中にあった薄汚れた服を手渡してきて、

「マジでこんなの着んの?」

雪音は驚きと非難の入り混じった声を上げるのだった。

 でも雪音は、厳しい寒さに、肩を抱きながら体を激しく震わせる。そして文句を漏らしつつも着替えはじめる。

「なんでこう生理現象は残ってんだ?・・・・俺はもう、とっくに死んでるってのに」

左の鎖骨の上に刻まれた神器の証、"雪"の文字にこう問いかけながら・・・・。

●原因は誰?

 神器になってもみんな生理現象が残っているのか、夜トが未熟なせいで雪音に生理現象が残ってるのか、雪音が原因なのかで、色々解釈がガラっと変わるんだけど・・・・うーん・・・・。

 OP明けて、ファミレスのゴミを漁って昼飯を調達する夜ト。

「雪音が腹減ったっつーから昼飯食わせてやってんだろ」

この台詞より、夜トは別に食事による栄養補給をする必要はないけど雪音のために漁っている感じ。問題は"腹が減る=生理現象"の原因が誰かという事・・・・。

●野良神と野良猫

 そこに野良猫が通りかかり、夜トが見つけためざしを持ち去ろうとする。そして喧嘩する事になる夜トと野良猫。

"昼飯にする残飯を巡って喧嘩する=野良神というかもう野良猫"

そんな夜トの駄目さ加減を見せるイベント。

「神って何すんのかと思えば、当てもなく町をフラフラして、人目避けるようにその辺のお堂の隅とかで小さくなって寝て。日用品はゴミの中から拾ったもんだし・・・・」
「あんたホントに神な訳?」

 だから雪音はこう言って夜トに疑惑の眼差しを向けるのだった。伴音が愛想尽かすのも当然だね(笑)。

 しかも、そう言われた夜トはひよりを呼び出し、昼ご飯をたかる始末・・・・雪音とひよりの夜トに対する評価は下がる一方だった・・・・。

●夜トはひよりに嫌われようとしている?

 その後、夜ト達は人に見えないんじゃなく、認識され難い事を説明する夜ト。その時、夜トはひよりから目を逸らしている。更に、真冬なのに氷の沢山浮かんだ水を飲みながら。

 これは夜トが、本来ひよりは夜ト達に関わるべきではないと考えていて、敢えて心を凍てつかせて嫌われ忘れられようとしている事の暗示。

 だから夜トはわざと大量に注文して、下品な話をして、後のシーンでは「死にたい奴は死ねば良い」と言う事になる(勿論、これは後にひよりが言うように神器の事を思って言った言葉でもある)。そして天神がひよりに、彼岸と関わるべきでないと言ったのもこのヒント・・・・な気がする。

●和歌の意味

 食事の後、夜ト達がファミレスの前で話していると、依頼の電話がかかってくる。瞬間移動で依頼主のところに飛ぶ夜トに、ひよりも無理矢理付いていく。そして3人が飛んだ先で待っていたのは、天神・菅原道真だった。

「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」

超有名な和歌と共に現れる天神様。でもこの歌は、自分がいなくなっても、大切にしていた梅の花が元気で咲き続ける事を願ったもの。

 つまり、喧嘩別れしたけど、本当は相手の事を気にしている夜トと真揄に、素直になるよう暗に呼びかけている・・・・気がする。

 だから天神はわざわざ夜トを呼んで、わざわざ真喩を案内役にして、互いに無事を確認させた。更に、予め夜トを煽る事で、真喩の刺々しさが目立たないようにした。また、天神と不甲斐ない夜トを比べ、必要以上に夜トが落ち込まないよう敢えて憎まれ役を買って出た。そんな訳で、天神は喧嘩する2人を暖かく見守っていた・・・・んじゃないかと思ってみたり(笑)。

●夜トの心の問題

 その後、真喩が説明した天神の依頼は、踏み切りに現れ人を自殺に走らせるアヤカシの退治だった。

「人が亡くなってるんですよ。なんとかしたいと思いませんか?」
「死にたい奴は死ねば良い」

 それを聞いてやる気になるひよりに冷たくこう返す夜ト。これが原因で睨み合う2人。2人が睨み合う時、大きな音をたてて電車が通りすぎていく。それは夜トの思いがひよりに伝わっている事を示す演出。

 でもひよりは、電車が通り抜けるのを待たずに途中で立ち去ってしまう。夜トの言葉の表面だけ受け取って、誤解したまま立ち去った事が表されていた。


 また、この時電車は真喩がいる側から見て、左から右に通り抜けている。一方、この後夜トとひよりが駅から戻ってきた時は、真喩から見て右から左に電車が通り抜ける。だから後者の電車は人を助けたいという気持ちの暗示。ひよりはその電車に乗ったまま走り去っていくけど、夜ト(と雪音)は踏み切りを渡る事なく電車から降りてしまう。しかも踏み切りを挟んで、真喩とは反対側に。

 夜トには、真に人を助けたいという思いが欠けているか、足りないか、とにかく何か問題がある事が示されていた。
貧乏とかではなく、多分それこそが真喩が夜トに愛想を尽かした本当の理由。

 だから真喩はアヤカシ退治を見届けると、何も言わず一礼だけして、そのまま立ち去るのだった・・・・。

●死神?

 その後、夜トの真意、神器への思いを知ってひよりが泣いてしまったり、夜の神社で夜トが雪音にジャンバーを渡し、そっぽを向いたままデレたり。この解釈も雪音の生理現象の原因次第なのでちょっとわからなかったり・・・・。

 そして最後にOPに出てる死神(?)っぽい女の子が映ったところで、次回「しあわせの在処」に続く!
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2014年01月25日 03:56 by 元会長
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考察おもしろかったです!!
Posted by なな at 2014年03月01日 20:32

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