●人選ミス?
冒頭は、春虎達の護衛につくと言う鏡に、春虎が「何でデメーが!?」と食ってかかり、険悪なムードの中、鏡はシェイバに後を任せそのまま退出していく。
完全に人選ミスなんだけど、もしこれが意図的なものだとしたら・・・・?
●幼児プレイ?
OP明けて、各祓魔局での双角会掃討作戦が映される。そんな中、新宿支局では、双角会の構成員・牧原が助けた幼女と母親をにこやかに送り出していた。因みに、幼女の声は京子の中の人で、幼児プレイしてる京子に聞こえてしまう(笑)。母親は・・・・コンの中の人?
●シェイバの使用を許した理由は?
その後、牧原は公安の動きを窺いながら、電話で双角会のメンバーを公安の手がまだ薄い新宿支局に誘導する。
そして昼休み。春虎達は祓魔局の庭で昼ご飯を食べる。その時、京子のスマホに鈴鹿からのメールが入る。いつの間にかメアドを交換していた2人。メールには「シェイバは、陰陽庁が鏡に使用を禁止してた、ヤバい式神」だと書かれていた。
どうして護衛に鏡を選び、しかもこのタイミングでシェイバの使用を許したのか?何か意図的なものを感じてしまう・・・・。
●鏡はツンデレ?
一方、シェイバの目を見て箸を落としてしまった春虎は、新しい箸を取りに食堂に向かう。これって鏡がシェイバに命令して、春虎に金縛りか何かをかけた?
鏡は食堂にいたけど、昼を食べた様子はないし、結局何も食べないまま立ち去った。だから鏡は春虎が来るのを知っていて、春虎と話すために食堂にいた。
なら、鏡が春虎を選んだのは、鎌をかけ易そうだったから?それとも鵺との戦いで何か光るものを感じていたのか?
そして鏡に強く迫られ、春虎は大友と道満の戦いの様子を話しだす。この時、柵越しに食堂が映されたり、食堂の窓が白く輝いて外が見えなかったり、なのに食堂内は薄暗く春虎も鏡も影に包まれてるのは、春虎が戦いの内容を良くわかってない演出。
でも、外が見えないほど輝いている窓は、2人の戦いに強く惹かれいる春虎の心の表れでもある。また鏡が
「どうもテメーの話は要領を得ねーな。見てるポイントは悪くねーのに説明がクソすぎる」
と言っているので、論理的には理解できてなくても、感覚的にその凄さを理解できているという演出、かも?
そしてそこから今度は春虎の話をはじめる鏡。
「(前略)陰陽師の世界は実力主義だ。才能のある奴は上に行くが、自覚のある落ち零れなんぞ真っ先にその他大勢だ。お前が納得しようがしまいが、ダチどもとは別ルートさ」
「・・・・あんた、ホントに嫌な奴だな」
「フッハハハ、この俺にそんな舐めた口利いたのは、お前がはじめてだぜ」
鏡の台詞が、自分を落ち零れなんて思ってたら上にはいけないぞ(意訳)というツンデレ台詞にしか聞こえない件(笑)。
更に春虎の台詞も、鏡を普通の人間として扱っている裏返し。鏡は、学生時代は不良、大人になっても厄介者、ずっとそんなレッテルを貼られ、ハナから人間扱いされてなかった。だから、そんなレッテルを貼らず人間扱いしてくれた春虎の言葉が嬉しかった。だから、舐めた口なんて台詞は嬉しいのを隠す照れ隠し・・・・に見える(笑)。
「なあ、春虎・・・・お前、どうせなら祓魔官を目指せよ。お前がいっぱしの猟犬になったら、その時は思うさま蹴飛ばしてやる。這いつくばってキャンキャン鳴くまでな。でなきゃ、ヤり甲斐がねーってもんだ!」
そして鏡はこんなツンデレ台詞を残して立ち去るのだった(笑)。
●比良多の目的は?
その後、呪捜部の車両がどんどん押し寄せ、祓魔局新宿支局に追い詰められた夜光信者達は篭城の構えを見せていた。でも牧原は道満が作った呪具で霊災を起こし、それに乗じて1人でも多く脱出しようと画策する。そして牧原は、その呪具を預かっている仲間、前回春虎と模擬戦をしていた祓魔官に、新宿支局に霊災を起こすよう依頼するのだった。
霊災の発動を信じ、煙幕を手に方々に散る夜光信者達。牧原も煙幕に隠れ逃走を計るが、そこに比良多の電話が入る。そして状況をスマホで説明する牧原だが、状況確認が終わると直接比良多が姿を現し、拳銃で牧原の口を封じるのだった。
「真実を"知らない"貴方が、呪捜部の手に落ちては困るのです。ごめんなさい、牧原さん・・・・」
そして牧原の死に際にこう声をかける比良多。この台詞より、比良多の目的は牧原に全責任を押し付け、双角会は壊滅したと天海達の目を欺く事だった。だから、牧原が捕まり、実は何も知らない末端だったとバレる訳にはいかなかった・・・・って事?
あとテロ保険なんてないだろうし、火災・地震保険とか降りないだろうし、全支局がこんな感じだとまた修理が大変そう(笑)。
●黒幕は誰?
そして比良多はスマホで牧原の口封じが終わった事を誰かに報告する。また、その誰かは鏡が春虎達の護衛に就いている事を知っていた。この後の比良多の話からも、美代と同年代の実際に夜光と会った事がある者がまだ黒幕にいるようだ。もしその黒幕が鏡とシェイバを春虎達の護衛に選んだのだとしたら、何か悪巧みをしている気が・・・・?
●天海 VS.比良多
そんな比良多のところに天海が現れ、抵抗する比良多の攻撃を悉く退ける。それを見て驚く比良多に、
「鏡独立官の甲種言霊!?」
「ふっ、よせやい。本当の言霊ってのはな、もっと優雅で繊細で・・・・粋なもんだぜ」
鏡をディスりながらこう返す天海が粋すぎる(笑)。
追い詰められた比良多は、2体の式神を呼び出し、それを見た天海は「八瀬童子か!?」と驚きの声を上げる。八瀬童子は最澄(伝教大師)が使役した鬼で、伝説の式神みたいな感じなのかな?
天海も自分の式神を呼び出し応戦するけど、八瀬童子の強さは圧倒的で、天海の式神はすぐ倒されてしまう。更に八瀬童子は天海を攻撃するけど、その攻撃が当たる寸前で比良多がそれを止めさせる。
でもその余波で床はひび割れ、天海は手にした扇子を落としてしまう・・・・この時点で天海が比良多に自白(?)の術をしかけたのだと思われる。
そして優位に立った比良多はペラペラと双角会の事を話しはじめるけど、それは天海の術にかかったためだった。比良多も途中でその事に気付くけど、その時にはもう天海の術中に嵌ってしまっていて、動きを封じられた比良多は呆気なく気絶させられてしまうのだった。
でも、比良多が気絶するとその術が解け、なんと比良多の正体は多軌子だった。そして多軌子を見た天海は驚愕の声を上げる。
「勘弁しろよ、どうなってやがんだい?」
見ず知らずの人間が出てきたり、変装術を使ってたくらいで驚く事はない筈。よって天海は多軌子を知っている?
●双角会(夜光)の目的とは?
「夜光の遺志を継ぐものは2派に別れました。1つは双角会。もう1つは陰陽塾。陰陽塾は夜光の新たな陰陽師を育成するという遺志を継いで生まれた。同じく、彼のもう1つの遺志を継ぐためにできたのが双角会。我々は共に夜光の塾生なのです」
「君達と同じ、陰陽の道を歩む者だ」
さて、比良多の台詞と15話の多軌子の台詞より、双角会の目的は陰陽術を極める事。古(いにしえ)の陰陽師・安倍晴明の復活、天壇の完全解明とか?夜光の転生はその過程にすぎない、みたいな?
「それ(泰山府君祭)はかつて、人々に理屈抜きの信仰心があった時代に成立した呪法。今を生きるものが、形だけ真似て良いものではありません」
3話からずっと気になってた夏目のこの台詞も、実際に転生して見せる事で信仰を集め、自分以外の大昔に死んでいる清明を復活させようとしている伏線、とか?
だから多軌子は理屈抜きに夜光を信仰できない末端を切り捨てた、とか?
一方、目黒支局では牧原に霊災発動を頼まれた祓魔官が、
「(前略)助けに行ってはやらないのか?お前にとっては馬鹿な信者なんか矮小で下らない、取るに足らない存在なのか?教えてくれ、北辰王」
夏目にこう迫っていた。といったところで、次回「_DARKNESS_EMERGE_−髭切−」に続く!
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鏡の立候補でしたか、ちょっと深読みしすぎちゃいましたね・・・・。
なるべく外さないよう頑張るつもりなので、宜しければまたお越し下さい。
説明がクソ→知識が足りないために、どう表現すべきかわからない、と解釈しました。
>鵺鏡が春虎を選んだのは、鎌をかけ易そうだったから?それとも鵺との戦いで何か光るものを感じていたのか?
私は後者だと思いました。大友先生のことを訊かれた際に、春虎の一瞬の逡巡とその応答から大友先生の容体を推察した辺り、直接面会した人間から様子を聞きたかっただけの気がします。
・・・まぁカマはかけやすかったでしょうね、ここは大人と学生の差か
もっとも「お前にならわかるハズだ」なんて言い方も、言い換えれば「自分と同種の人間」「力を渇望する者」「内に力(鬼)を秘めた者」だと認めているようなもにですからツンデレさんなのかもです(笑)
天海さんはやられちゃうかもと思いましたが、よい意味で裏切られました。
扇を落とした時点で勝負は決まってましたね、あそこで攻撃止める理由もないし
しかし大人たちがかっこいいアニメだ・・・
長文失礼しました。
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敵だと思ってた双角会は末端で切り捨てられたり、
Dは悪と言うより台風とかレベルの天災に近かったり、
次回くらい多軌子から真の敵の正体がわかると良いな(笑)。
鏡はツンデレだし、天海や大友も味方だとは思うんですが、
敵が見えないので微妙にモヤっとするというか、誰を信じたら良いかわからないと言うか・・・・。
何だったら、今一番怪しいのは夜光くらいな勢いだし(笑)。
あと相関図は、今までのキャラが全部まとまっててわかり易かったです。
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。