【デス・パレード3話】しげるが歩んだ『偽』りの人生【感想】


デス・パレード #3 「ローリング・バラード」

え〜まず、1〜2話レビューを読まれてない方は、宜しければそちらから読んで頂けると話が良くわかると思います。

そんなの面倒臭いって方は、デス・パレードは毎回

誠と不実、信と疑、真と偽

など、相反する2つの人生を対比し、良い人生とは何か?を探求する物語だと僕が考えているという前提で読んでいって下さい。

●今回のテーマ

そう言った観点で今回のテーマを探してみると、高田 舞の整形=『偽』りが真っ先に浮かんでくると思います。よって、その対比となるのは『真』の人生です。

●舞の人生

すると、整形し、姿形を『偽』って、最初は自分の名前すら思い出せなかった舞の人生が『偽』となりそうなんですが・・・・。

その案の補強として、ボーリング場で働き、凄く綺麗なフォームを身につけているのに、見た目だけで得点に結びついてない、と言う描写もされています。が、これはミスリードだと思うんですよね。

迷走して、見た目、上っ面ばかりに気を取られていたけど、そうなった根底には『真』実の恋心がありました。整形してでも片思いの相手・三浦しげると恋仲になりたい、そんな強い『真』の恋心が。

だから、死後になったけど、しげると最後にデートができて、更に計らずも彼を天国にいかせる手伝いができて、本当に嬉しい、

そう思いながら、舞は自分の死を納得して受け入れられたのだと思います。

強いて心残りを挙げるなら、

こんな運命が待っていたなら整形なんてしなければ良かったかな、

と言ったところでしょうか。

●しげるの人生

では、何故しげるの人生が『偽』なのかと言うと、最大の原因は、10フレーム目、舞が投げる前に、全てを思い出したのにそれを隠していたからです。舞にばれないか不安で曇る顔を俯け、高鳴る鼓動を必死に抑えながら。

何せその時点で2人の差は8ピン、舞が9ピン以上倒したら逆転されてしまいます。更に、自分達が死んでいるなら、命を賭けてではなく、天国か地獄を賭けて戦わされているんだと類推することは容易です。

実際、デキムがその説明をしようとしたのに、しげるは超重要なはずのその話を早々に中断させました。舞が地獄いきだと知って、ゴネる前にその話を有耶無耶にしたかったとしか考えられません・・・・。

そう、しげるの人生こそ上辺だけの『偽』の人生だったのです。

●『偽』の描写の数々

その後、しげるは舞の方に歩いていき

「しげる君、あのね・・・・」
「僕と、」

舞は自分が『みやざき ちさと』ではなく、舞だと本当のことを打ち明けようとするのに、舞が地獄いきだというのを有耶無耶にしたい、"必死にそれを隠したい"しげるの本心がここまで語られます。

「デートする時間を貰えませんか?」

そして、体裁を繕った、上辺だけの言葉がその後に続いたのです。

そうだとすると、

「大学からの帰りで、バスに乗っていたのは覚えてるんですが」

も嘘です。舞をストーキングしていたことまで覚えてないとしても、友達とボーリング場にいった帰り、であり、それすら覚えてないなら「バスに乗っていたことは覚えてるんですが」となるはずです。

また10フレを投げる前にも、

「男らしくガツっと決める」

なんて上っ面を気にしたモノローグが入っています。

何より、舞が整形するまで見向きもしなかったのに、整形したと知っていたのに、それでもしげるは舞に話しかけました。

回想の中、ちさとの顔も姿も影に沈み、もうほとんど覚えてないけど、優しい夕日が見守る中、舞が

「ずっと一緒にいよう。舞ね、しげる君のことだーい好き!」

と満面の笑みで言ってくれたことは、ちゃんと覚えていたのに・・・・整形したことさえ知らなかった=しげるは舞のことなんて眼中にありませんでした・・・・。

・・・・まあ、2話のことを考えると、これで合っているかどうか、微妙なところではあるんですが・・・・。

でも、それらを踏まえた上で、それでも可能性の高そうな方を予想してみました・・・・それが合ってることを祈りつつ、

デス・パレード #4 「デス・アーケード」

に続く。

(2015/2/9追記)
実は、しげるの方が良い人生を担っていた場合の解釈を思いついたので、5話レビューの最後にその解釈を書きました。まだどっちが正解かはわかりませんが・・・・w


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2015年01月25日 12:44 by 元会長
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