【SHIROBAKO 15話】結構ヤバい!?ミムジー&ロロはあおいのSOS【感想】


SHIROBAKO 第15話 「こんな絵でいいんですか?」

●解説誘導キャラのバーゲンセール

今回ダントツで気になるのは、ミムジー&ロロの出番が激増してたことです。敢えてこの2キャラに喋らせる理由は何でしょうか?

例えば、ロケハンのシーンの最初に

「ロケハン、って何ですか?」
「ロケーションハンティングですね。作品の舞台を探したり、取材したりすることですよ」

と、新人制作・佐藤 沙羅の問いに、同じく新人制作・安藤 つばきが答えます。

疑問を呈するのにうってつけな新人が2人も登場しているし、なんだったらタローに

「ニュアンスではわかるんだけど、具体的にロケハンって何するんだっけ?」

と言わせても、ホントにタローは使えないなwで済むと思います。

つまり、解説を誘導するボケ役が3人もいるので、敢えてミムジーとロロを使う必要がないのです。

●毒を吐く訳でもなく

また、

13話「良くあるメカと美少女か。安直だね」
14話「ミンチにしちゃえ!」

みたいに、みゃーもりのキャラを守るために(笑)代わりに毒を吐いてる訳でもありません。中にはチラホラそんな台詞もありましたが・・・・ 飛影(木下監督)は あおいはそんなこと言わないw

●あおいは作家肌?

では、良く『作家の頭の中にはキャラが住んでいる』と言う話を聞きます。なら、今回のミムジーとロロはあおいが妄想ばっかりしている=作家肌である伏線でしょうか?

そうなると、今井みどり(りーちゃん)と目標が被るので何かモヤモヤします・・・・。

しかし、もし本当に、あおいのゴールが作家なら、1話にその伏線があるのでは?と言う思いが真っ先に浮かんできます。

そう言った観点で1話を見直すと、確かにちょっと希望が出てきます。何故なら、あおい達の自主制作アニメ『神仏混淆 七福陣』の脚本が誰かを隠していたからです。

絵が上手い安原 絵麻、演技が上手い坂木 しずか(ずかちゃん)、PC操作を担当してた藤堂 美沙(みーちゃん)、と他の3人は明らかに伏線が張られています。だから、誰かにみどりが脚本だと言わせるだけで、その伏線も簡単に張れたはずです。

なのに、敢えてそこを隠してました。もし、あおいが七福陣の脚本だったとしたら・・・?これはちょっと怪しいですよ・・・・。

●えくそだすっ!の意味

ま、それをこれ以上考えても仕方ないので、次に進みます。

あおいや監督達で、絵コンテの打ち合わせをする時、話が脱線し、監督が妄想の中、タチアナコスで仁王立ちするシーンに続き、つばきが

「いつもはお調子者で子供っぽいタチアナが見せる大人っぽい表情!」

なんてことを言います。

このタチアナ像が木下監督のキャラ像と非常に被ります。ギャグに見せかけて監督のキャラを掘り下げているのですが、続いて監督が

「そしてアリアの援護!奇跡の生還!もうこれで終わって良いくらい!」

こんなことを言います。

『アリア=ライターの舞茸』で、えくそだすっ!の時のことを重ねているのか、これから起こる事件の暗示なのか、気になります。

って言うか『第三飛行少女隊』は何を意味するんだろう、ってことが気になりだします。

すると、それより先に『えくそだすっ!』に込められている意味って何なんだろう?って疑問が出てきます。

別にレビュー書かないから後回しでw

と先送りしまくってた問題が、やっぱり出てくる訳です・・・・。

英和辞書で調べると、エクソダス(exodus)は外出、出国、だそうです。更に作中では≒逃げる、みたいな意味だと言われていました。

なら、一番に思い浮かぶのは、ぷる天でのトラウマから逃げていた監督が、出国≒エジプト脱出≒殻を破って再び監督として挑んだ作品。

あとは、孤高の職人を気取っていた原画・杉江 茂も、閉じこもっていた殻を破り、現代風の絵柄や若い世代と向き合うことができた=自分にもまだこなせる原画や、後輩を教え導く仕事があると気づくことができました。

そしてゴスロリ様(小笠原 綸子)も、今一度初心に返って修行し直すと言う風に殻を破れたことになります。

しかし、主人公・宮森あおいはどうでしょう?杉江は絵柄が違うから、なんて先入観を打破し、最終回担当として進行の仕事を全うできた?何か、他のキャラに比べて、達成感が弱いんですよね・・・・。

・・・・やっぱりあおいは、わざわざ作中で付け加えられた『逃げる』の意味を背負ってる、それが一番しっくり来る気がします。みんなに紛れて、前進しているようで、実は一番大事なことから逃げている、みたいな・・・・。

そうだとすると、ミムジー&ロロの解釈で非常にしっくりするものが見えてきます。

●あおいとかおりの共通点

それはミムジー&ロロは、あおいの口に出せない不満、ストレスの代弁者だと言う解釈です。

13話では、あおいと姉の宮森 かおりが電話で話しながら、2人はミムジーとロロの落書きをしていました。

更に、以前かおりがあおいの部屋に泊まりに来た時も、かおりはミムジーとロロを持ってアテレコしてました。そして、かおりは明らかに今の仕事に不満があり、そのストレス発散のためにやって来ていました。

そう、ミムジーとロロと最も関係が深いこの2人は『現状の仕事に不満がある』という物騒な共通点を持っているのです。そして2人は、現実ではない空想の世界に、そのストレスを投影して発散しようとしているのです。

もし本当にそうなら、今回ミムジー&ロロの出番が激増したのは、重く詰まらなくなりがちな説明回を、軽くテンポよく進めるために、コミカルにするための演出と見せかけて、

『制作デスク・あおいがストレスで潰れそうになっている』

と言う、結構ヤバい暗示を隠し持っていることになります。

●エリカとあおい

話を戻して、シーンを一気に進めて、制作進行の先輩・矢野エリカが、あおいに電話をかけてきます。それを見てスマホに出るあおい。

この時、エリカはコインランドリーにいます。父の容態が落ち着き、心配事が解消しつつある=心の洗濯ができた、そんな暗示です。

そして窓から外を見る=父関連の話ではない、仕事への思いを話します。この日はきっと晴れで、矢野が見上げた太陽は明るく輝いていたでしょう=エリカにとって仕事は光り輝く素敵なもの、であることが演出されています。

問題は、あおいです・・・・あおいも同じようにスマホで話しながら窓から外を見ますが、窓は反射光で何も見えていません。室内=仕事から目を逸らしたいだけで、別段見たいものがあった訳じゃありません。

しかも、そのシーンの最後で見上げた空は、ミムジーとロロのいる『空想の空』だったりする訳ですよ・・・・。

「花に嵐の例えもあるぞ、油断禁物〜!」

そしてこんなミムジーの台詞でそのシーンは締められるのでした。

●コピー機

その後、雨に濡れたナベPが部屋に入ってくると、あおいがコピー機の前でコピーが終わるのを待ってました。

ここを入れて、今回あおいがコピーを取るシーンが3回あります。そして、コピー機の前で延々と単調で周期的なコピー機の音を聞きながらそれを待つ、どんな気持ちになるか想像に難くないでしょう。そう、コピー機は

『繰り返される作業、飽き、倦怠感』

の暗示なのです。今回の3回はどれも一瞬で他の動作に移っているので、ほとんどそんなことは感じませんが・・・・今までなかった(はずの)コピーの演出が3回も重ねられてると、流石にちょっと気になります。

うーん・・・・自信がないことはないんですが・・・・ミムジー&ロロの解釈ともども素直な表の解釈は真逆ですからね・・・・この読みが合ってたら良いな〜と祈ったところで、16話「ちゃぶだい返し」に続きます。


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2015年01月27日 19:00 by 元会長
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