【神様はじめました◎2話〜3話】見守るもの、変わりゆくもの【感想】


神様はじめました◎ 02「神様、出雲へいく」

●電車は心のざわめき

奈々生(ななみ)が飛行機のチケットを買いにいく時、少し離れた線路を電車が通り抜けていきます。

視覚の次に人が影響を受けるのが聴覚です。砲撃音や爆発音がし続けたら、誰だって不安になるでしょう。つまり、人は大きな音がしたら警戒せずにはいられない、どうしても心がざわめいてしまうのです。

だた、奈々生の不安はそれほど大きくないので、電車が少し離れて、音も少し遠く、小さくなっています。

また、巴衛が教室で不機嫌にしているシーンの前に映る電車は、更に遠く音も小さいので、心のざわめきというより、押し殺そうとしている苛立ちの暗示、といったところでしょう。

●神も人ならざるもの。だけど・・・・

あと2話で気になるのは『神議り(かむはかり)』が夜に行われることです。

「神々が続々と浜から上陸して、大社に集まってる。僕達も急がなくちゃ」

特に瑞希がこう話すシーンで、水平線にしがみついていた夕陽も遂に力尽き、世界は闇に沈みます。

闇、夜、人では見通せない、及び知ることのできない、人ならざるもの達の世界。更に、夜はそんな世界に立ち入った奈々生の心細さ、わからない世界での不安の暗示でもあります。

人を庇護し導くと同時に、人を見下してもいる神々。なので、半ば悪役扱いの演出ですw

しかし、そんな中、何も見えない夜の中で、ミカゲだけがただ一柱、人の、奈々生のことを認めてくれたのです。それが効果的に演出されていました(乙比古も内心では奈々生を認めていると思いますが)。

だから奈々生は、覚悟を決めて神議りに挑むことができたのです。

●心が凍える巴衛

神様はじめました◎ 03「神様、黄泉におちる」

さて3話で、巴衛が学校から帰って来ると、頭や肩に雪が積もっています。雪の中、凍えながら帰って来たことが伺えます。

その後、水玉の回想の中でも、巴衛は"雪"が降りしきる"夜"を歩いていました。確か、1期でも過去はいつも夜で、磯姫に会った回は雪も降っていたような気がします。

これらはみんな巴衛の心が凍えている演出です。

また、巴衛が奈々生の部屋にかばんを置きにいっても誰もおらず、心が空になったような喪失感が演出されていました。

●心の支え

しかし、その凍った心を水玉が温め、その温もりは巴衛に奈々生のことを思い出させます。1話レビューではミカゲのことを思い出した瞬間、それは奈々生の姿でかき消されたと書きましたが、今回も水玉の温もりはすぐ奈々生のものに変わります。

今まで巴衛を支えてきたミカゲや水玉の存在が、次第に奈々生に移りつつあることが演出されていました。

そして雪の降る夜道を帰って来る巴衛でしたが、奈々生の手紙を見終わる頃には雪も止み、朝日の薄明かりが辺りを照らしはじめていました・・・・。

といったところで、

神様はじめました◎ 04「神様、黄泉をかける」

に続きます。


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2015年01月31日 16:50 by 元会長
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