【神様はじめました◎ 4話】奈々生の優しさに触れ、変わりつつある霧仁【感想】


神様はじめました◎ 04「神様、黄泉をかける」

さて、今回の話は日本神話のことを知ってた方がちょっと面白くなると思うので、まずそのことを書こうと思います。

●日本神話の黄泉

まず、日本の国土や神々を産んだ、国産み/神産みの神がイザナギとイザナミです。

しかし、神産みで、某ファイナルシークレットソード(笑)、火の神カグツチを産む時に、イザナミは火傷をし、そのせいで死んでしまいます。

イザナミを諦められないイザナギは、黄泉=死者の国にイザナミを迎えにいきます。

しかし、イザナミは既に黄泉の食べ物「ヨモツヘグイ」を食べ、その身は穢れた死者になってしまっていたのです。そんなイザナミを地上に連れて帰れば、地上に穢れが溢れてしまいます。

だからイザナギは急いで地上に引き返します。

でも、イザナミは死を受け入れていたのに、イザナギの言葉で地上へ戻る気になってしまいました。それなのに、その穢れた姿を見たイザナギはイザナミを拒絶し、イザナミは深く傷ついてしまいました。

だから、イザナミは逃げるイザナギを追いかけ地上に出ようとします。その為、イザナギは地上に出るや否や大岩でその入り口を塞いだのでした。

その岩越しにイザナギを非難するイザナミに、

「私が軽率だった、神であろうと死者を黄泉返らせてはいけなかったのだ。どうかわかっておくれ」

と、イザナギは謝ります。

「わかりました、ならば私は死者の国の神として、これからは地上の者を一日に千人殺しましょう」
「ならば私は地上の者を一日に二千人増やそう」

そして二柱の神々はこう言い合い、この日から地上では人が死ぬようになったのです・・・・。

●イザナミはツンデレ?

「アレの正体などどうでも良い。死者を黄泉から出す訳にはいかぬ、それだけじゃ。これは条理であって、そこに感情などない。あれは地上に放たれるべきでないもの」

そんなイザナギがこの台詞を言っていると思うと、凄く意味深に、ちょっと切なく聞こえてきます。

「地上にお帰り。そなたはまだ神になりきれていないようだ・・・・」

そして、奈々生にこう言うイザナミですが、実はイザナミの方こそ神になりきれていない、わざと奈々生達を見逃したと思うんですよね。

そう言える理由は、このシーンではイザナミの姿が常に御簾で隠れている≒本心を隠している≒嘘を言っている、からです。

逆にイザナミ側から奈々生が映され、直にイザナミが映されるところもありますが、そこでは御簾が奈々生とイザナミを遮っています。更に、イザナミはピンボケし後姿しか映されません。

よく、本気で伝えたいことがあるなら、正面から相手の目を見る、と言われます。それは人がそんな姿を見ると本当に真剣そうだと感じるからです。

なので、その真逆のイザナミの描写は嘘を吐いている演出に他ならないのです。

また、後のシーンでイザナミが神使の緋王と話す時も、御簾が1/3くらい開いています。後姿しか映されないのも同様です。

よって、イザナミは、本心では奈々生に霧仁を連れていって欲しい、そう思っていたのではないでしょうか。

かつての自分は神であるが故に、強い穢れを宿し、イザナギに拒絶されてしまったけれど、霧仁は穢れている訳ではないし、神の条理に本心では割り切れないものがあったから・・・・。

なので、神の条理を躊躇いなく実行する戦神達の方が、どう見ても悪役ですよねぇ・・・・。

●更生しつつある霧仁

あとは霧仁の、一見ワルに見えるけど、実は更生しつつある演出が色々あります。でも、野郎のフォローをするみたいでなんか気が乗りませんw

それでも頑張って書くと・・・・

霧仁(人間)の魂と会話する時、背景に小さい光が現れます。これは数百年ぶりにコミュニケーション可能な誰かに会えて嬉しかった気持ちの描写だと思います。

これをあの世への出口と解釈すると、悪羅王はとっとと成仏しろよw、となりますし、独白の雰囲気から、本当にそんなものが見えていたらもう成仏していたと思います。

その後、病室でわざわざ母親に口喧嘩のことを謝るのも、目覚めてからの世界が光で溢れているのも、「衝動が」とか言いつつ光溢れる画なのも、全て更生しつつある描写です。

式神に、いつか自分の体を取り戻してやる、とか背を向けて話すのも、イザナミ同様に嘘≒本気でない演出です、ツンデレですね。

深層心理では、はじめて知った光溢れる世界に満足してるんじゃないですかね(投げやり)w

●扉を閉めた意味

そして霧仁が再び闇に沈んだ時、かわいい我らが神様・奈々生が助けに現れます。その姿がどれだけ救いになったかが、眩い画で演出されていました。

でも一方で、闇に染まっている霧仁とはかけ離れすぎていて、霧仁はどうして奈々生がここに来たのか理解できませんでした。それが、奈々生の姿が逆光で影に沈み良く見えないことで演出されていました。

だから、奈々生を抱き締めた後、霧仁はわざわざ光の届かない壁の影に隠れます。奈々生の届けてくれた光が、今の霧仁には強すぎたから・・・・。

「全く、人間ってのは理解できない・・・・馬鹿な生きものだな」

そしてこのシーンの最後で、霧仁はこう言いながら牢の扉を閉めますが、

『どうして扉を閉める演出をわざわざ入れているのでしょう?』

まず、画面が闇に沈み、霧仁の心が未だ闇に囚われていることが印象づけられます。だから、霧仁の表層意識では、人間は理解できないと、一旦心の扉を閉ざしている、その演出です。

でも、その裏に二つの意味が隠されていると思うんです。

まず第一に、霧仁はどうして扉を閉めたのでしょう?行儀良く閉める習慣があるとは思えません。脱走したのを少しでも長く隠したいなんて思うタマでしょうか?

霧仁は特に考えなしに扉を閉めたのです、『まるで理解できない人間のように』。よって、これは霧仁が人に近づきつつある演出だと思います。

第二に、扉を閉めることで、闇の世界と光の世界が分かたれます。霧仁は奈々生により光の世界に連れ出され、奈々生の優しさに触れ、自分の意思で闇の世界への扉を閉めたのです。

勿論、表層意識でそれに気づくのはまだまだ先だと思いますが・・・・。

そう考えられるのは、折角自分の体がある黄泉で自由になれたのです。おまけにお人良しの奈々生は霧仁を疑っていません。今が絶好のチャンスなんです。なのに霧仁は奈々生を丸め込んで体を探そうとはしませんでした。

後のシーンで体力が限界に近かったと明かされます。しかし、それでも霧仁は緋王と戦うことになるかもしれないのに、体力も限界に近かったのに、奈々生を追いかけ、巴衛と合流していた奈々生に追いつきました。

だから、探そうと思えば体を探せたはずなんです。そして巴衛が来ることなんてわかる訳がないので、奈々生を追っても何の得もなかったはずなんです。

なのにどうして『そんな人間みたいなこと』をしたのでしょう?

何か霧仁のことばかりになってしまいました・・・・まあ、少女マンガ原作なので当然と言えば当然なんですが・・・・w

次回は奈々生のことが多く書けたら良いな〜と思ったところで、

神様はじめました◎ 05「神様、二度目の告白をする」

に続きます。


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2015年02月07日 21:18 by 元会長
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