【SHIROBAKO 13話〜17話】どうして『えくそだす』が前半で『三女』が後半なのか?【感想】


さて、17話レビューのコメントで、15話のサブタイトル「こんな絵でいいんですか?」の意味について質問を頂いたので、色々まとめて書きたいと思います。

●最初の考察

まず、15話を観た時点では『サブタイは、あおいがデスクの重圧によるストレスで、仕事が雑になっている暗示』だと思っていました。

制作進行は色んな手練手管を駆使し、各担当の仕事を進ませるのが役目です(よね?)。

なので、佐藤が「こんな絵でいいんですか?」と言った時、あおいは上手く監督のフォローをすべきでした。

しかし、デスクの重圧によるストレスでそんな余裕がなくなっていて、あおいは素直に本心を言ってしまった、そんな感じです。

でも『普通に観たらポジティブな作品を、実はネガティブかもしれない』なんて言いたくないんです。

『本来ポジティブなキャラ達が何かネガティブに見えて、作品を楽しめなくなった』って言われるのは本当に避けたいんです。

だから、あれ以上ネガティブにしたくなかったので、15話レビューでは書きませんでした。ただ、17話まで不穏な演出が重なりまくっているし、今なら書けるかな〜と思って・・・・w

それに折角質問を頂いたので、もう一回観返してみると、よりネガティブな解釈になっちゃったと言うか・・・・w

なので、あおいにネガティブなイメージを持ちたくない方はここでお戻り下さい。








●最初の兆し

さて、まずは13話レビューを書いた時点では不明だった、ミムジー&ロロの解釈から。

あおいは自室で『第三飛行少女隊』を読み、涙を流します。でも、ミムジーとロロがあおいのストレスの代弁者なら、あおいは三女に強い不満を持っていることになります。

涙は感動の涙じゃありませんでした。もしくはストーリーは良いのに絵が全然ダメとか、とにかく不満の方が遥かに大きかったのです。

このシーンの最後で、まるでミムジーとロロがこのシーンの主役のように描かれていることも、それを強調しています。

●15話サブタイの意味

そう解釈すると、恐ろしくすんなりと15話のサブタイに繋がっちゃうんですよね・・・・。

つまり、あおいは三女の原作の絵を大したことないと思っているんです。だから15話の佐藤とあおいの会話は、

「こんな絵で良いんですか?」
「(原作が大したことないから)良いんですよ、こんな絵で。このあとアニメーターが(原作より)ちゃんと描いてくれますから」

こんな意味が隠れていました。

よってサブタイは、あおいの「(原作の三女は)こんな絵で良いんですか?」という思い・・・・な気がしますw

なのに15話の最後で、今更になって原作者がキャラデザに文句をつけてきました。だからあおいは、16話で「ちゃぶだい返し」をした訳です。

そして17話でもどんどん不吉な描写が増えていて・・・・。

●オリジナルと原作もの

更に、ずっと考えていた疑問もこれで解消するんですよね。それは、

どうしてオリジナル作品の『えくそだすっ!』が前半で、『三女』原作のアニメ化が後半なのか?

という疑問です。

普通に考えたら、ムサニのオリジナル作品を後半に持ってくる気がしないでしょうか?僕はずっとこれが疑問でした。

でもこの構成は『自分が好きじゃな原作の仕事が来た時、それにどう向き合うのか?』、それを描くためだったのです。

うーん、綺麗に繋がっちゃったけど、ネガティブ方向には繋がって欲しくなかったな〜・・・・。

『普通に観てネガティブな作品を、希望があるかもとポジティブに解釈するのは良い』んです、それで文句を言う人はいないと思うので。

でもその逆は極力したくないんです・・・・僕の砂上のプレハブ級な豆腐メンタル的にw

なので、今期だとSHIROBAKOと幸腹グラフィティの解釈だけは当たってて欲しいな〜・・・・w

●ミムジー&ロロは特別

あとはミムジー&ロロにどうして注目したのか、について。

素直に考えればミムジー&ロロは、重く暗く詰まらなくなりがちなシーンをコミカルに演出するための緩衝材役です。

でも、何話か忘れましたがあおいが車を運転しながらミムジー達の幻影を見るシーンが出てから、それ以外の特別な役割があるとほぼ確信してました。

何故なら、そんなシーンを出せば「危険ドーナツ、ダメ絶対!」とか確実に突っ込まれるからです。コミカルを通り越してギャグになりかねません。

だから、レビューを書く気で観てはいなかったんですが、ずっと怪しいと思ってましたw

まあ、あおいの運転のシーンは、こんな 乱暴 テクニカルな運転だと車両保険は欠かせないな〜とか、元から突っ込みどころが多いですけどw

といったところで、

SHIROBAKO 18話「俺をはめやがったな!」

に続きますw


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2015年02月12日 01:27 by 元会長
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この記事へのコメント
自分なんかの素朴な疑問にアンサーレビューまで挙げて頂き、ありがとうございます。感激です(^^)

サブタイについてはやはり額面通りとは別の意味が込められている…と見るべきなんでしょうね。それも不穏な方向の意味が(^^;)

とはいえ、ここから終盤に向けて一気にネガティブに話が落ち込むとしても最後の最後にはそれを乗り越えて希望をつかむところまで描いてくれるアニメだと思っていますので過剰な心配はしていませんv
おいちゃんにだけ明確な夢が無いのも、クライマックスで一旦落としてから最後に上げる為の布石です。きっと(^^)

『えくそだすっ!』と『三女』の順序については、ゼロから作るオリジナル作品のある意味プレーンな制作過程から(それも途中から)見せて、その上で原作付きならではの難しさをはらんだアニメ作りを企画段階から完成まで描く…という構成なのかな〜と漠然とイメージしていました。
オリジナルアニメだと生じ得るトラブルの種類が純粋な作業の遅れに偏ってしまいそうですが、原作付きだと関係者が増える分しがらみも増えてバラエティに富んだトラブルが用意できそうですし。変な話(^^;)

長々と失礼しました;
次回で後半クールも折り返し。目が離せませんね〜
Posted by tara at 2015年02月12日 23:04
taraさんコメントありがとうございます。

今期は水曜〜金曜にレギュラーレビューを入れておらず、基本ブログを更新しないつもりでいます。でも、書かなくて良いと思うと逆に筆が進んじゃう天邪鬼なので、気にしないで下さいw

さて、バッドエンドだったら胃が再起不能になっちゃうので、僕も最後は大団円、ハッピーエンドだと思ってますw

ただ、15話時点では、16話から何事もなかったように不穏な演出が途切れて、ミスリードに引っかかっちゃったZE、なんて可能性もありました。

でも、17話までにこれだけ不穏な演出が重なったら、大半の方もネガティブな方向に舵が切られはじめたと感じられていると思います。

だから、そろそろ15話から気づいてました!wと書けそうな気もするんですが・・・・。

・・・・一部だとしてもアニメ制作サイドに原作をリスペクトしてない人がいる、って結構デリケートな話題を本当に入れてるのかな〜と、不安の種は尽きないんですよね・・・・w

また、脳筋的には、自分達が一から全部作ったオリジナルが成功したって方が盛り上がるかな〜と思ってたのですが、無能編集とかを上手く捌きながら作品を作り上げるっていうのも十分燃える展開ですね。

そして、あおいの抱える何らかの問題を大きく描くためにも・・・・その問題が本当に上で書いたことなのかどうかは、まだわかりませんがw

あと、オリジナルだと監督とか脚本とか萌えないキャラばっかり活躍しそうですし・・・・w

と、そんなこんなを考えつつ、どう展開していくのか楽しく観ていきたいと思います。

こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。
Posted by 元会長 at 2015年02月13日 21:34



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SHIROBAKO TokyoMX(2/05)#17
Excerpt: 第17話 私どこにいるんでしょうか? 第三飛行少女隊の情報が一般公開解禁。サブのキャラデも原作者了解済み。元デスクの本田が陣中見舞、痩せていた。規則正しい生活が功を奏したらしい。平岡は会社には不在がち..
Weblog: ぬる〜くまったりと
Tracked: 2015-02-12 10:40


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