今回何と言っても気になるのはサブタイトルですが、まずは小ネタから。
奈々生達が観光で参った出雲大社で、大国主と兎の銅像がセットで立ってたり、神の世界の大社で召し使い(?)が兎なのは、有名な「因幡の白兎」に因んだものです。
因幡の白兎は、大国主が白兎を助けた(その兎の助言でヤガミヒメと結婚し王位を継いだ)話なので。
●二つの告白
さて、今回のサブタイを考えると、関連しそうなシーンが二つあります。
まず、巴衛が奈々生の寝室を訪れるシーンです。そこで奈々生は「巴衛・・・・いかないで・・・・」と寝言を言いますが、これって告白といえるでしょうか?
その後、巴衛にキスされても奈々生は寝たままでした。狸寝入りだったら、驚いて目を開けたりしたはずです。つまり、奈々生は本当に寝ていたんです。
「(前略)いかないでと泣きつかない以外に、私が巴衛にできること、何があるだろう?」
更に奈々生のこれらの台詞より、奈々生は巴衛を引き止める勇気すら持てずにいました。
一期でせっかく可愛い神様が告白してくれたのに、
そのあと色々あって、奈々生はこの恋にもう少し自信を持ってるのかな〜と思ってたのですが・・・・ずっと不安を押し込めて気丈に振る舞っていたようです。
だから、人間界の出雲観光で訪れた出雲そば屋で、
「お前・・・・まだ俺が好きか?」
「えっ・・・・す、好き、だよ・・・・でもね、私わかってるよ。巴衛が私のこと全然そんな気ないって。私ちゃんと勘違いなんかしてないから、心配しないでね」
巴衛の問いに、奈々生は切なくなるような作り笑いで、こう答えたのです。傍にいたい思いの表れである『そば』を食べながら・・・・。
ただ、これは巴衛に聞かれて答えただけだし、後ろに切ない言い訳が続いてるし、告白と言えるでしょうか?
今回、奈々生の告白と言えそうなのは、この二つなのですが、どちらもサブタイになるほどの告白じゃないと思うんですよね。
●『神様』とは誰?
もし、今回のサブタイをつけるとしたら何が良いでしょう?
・神様、恋に悩む
・神様、出雲を回る
適当に挙げただけですが、それでも「二度目の告白をする」よりは良い気がします。でも、
・神様、ミカゲと再会する
今回は何と言ってもこれではないでしょうか?
しかし、そう考えると今回のサブタイの良い解釈が見えてこないでしょうか?それは、
「神様(=ミカゲ)、二度目の告白をする」
です。そう、今回のサブタイの『神様』は奈々生ではなく、ミカゲのことを指していたんです。
(と言うか、奈々生の告白とのダブルミーニングですね)
因みに、ミカゲの一度目の告白は、一期一話の
「恥ずかしながら、この私も家を捨てた身なんです。(後略)」
この核心部分を隠しまくった身の上話ということになります。
●恋の行方は・・・・
あと、上で書いたように、奈々生は自分の恋に自信が持ててなくて、ミカゲと話した時も
「それは・・・・雪路って人のことですか・・・・?」
この台詞の時に目を逸らしています。
だから、一期で巴衛が雪路のことを知らないと言ったのは、嘘ではなくミカゲが記憶を消していたから、と奈々生が知ったことも意外と大きいのかもしれません。
ミカゲも願ったように、巴衛と奈々生の恋が実るために・・・・。
といったところで、
神様はじめました◎ 06「神様、小天狗にあう」
に続きます。
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サブタイトルの「二度目の告白」は自分も引っ掛かっていたのですが、神様=ミカゲの解釈はすごく腑に落ちました(^^)
色々な出来事が満載だった中で今回一番のハイライトだったのがミカゲとの再会シーンなので、そこで語られたミカゲの“家出”の理由こそが1期1話以来の「告白」だった…という理解は素直ですよね。成程ですv
taraさんのレビューは、巴衛は勿論、護のことまで書かれており、凄く全体像がわかり易かったですw
・・・・ニコ生一挙配信で一期を見た時は、可愛い奈々生のことを書いていれば普通に記事が埋まるかな〜と思ったのですが・・・・物語を牽引する(女)主人公は、心情もほとんど明示されてるし、実はあんまり書くことがなかったんですよね^^;
まあ、最初から男のことを書くつもりでいれば問題なかったのですが、奈々生のことを書くぞーwと思ってたので、随分偏った内容になってしまいました・・・・。
次回からは、ちゃんと男のことでも書いていきたいと思います・・・・多分、きっと、そうだと良いなw
こんな感じですが、宜しければまたお越し下さい。