【幸腹グラフィティ9話】会いたい日は会いたいって言おうよ!椎名がおでんに篭めた想い【感想・考察】


幸腹グラフィティ きゅうしなめ 「グツグツ、へは……。」

さて今回、普通の日常回っぽい流れの裏では、リョウの心が凍えかけ、きりんや明がその心に再び温もりを届けていました。

という訳で、今回はそこら辺の細かいことを見ていきたいと思います。

●寂しさの予感

冒頭は、リョウの真下の部屋に住む内木ユキが、帰省のため鍵をかけて部屋を出ていきます。これはリョウの周りから人がいなくなっていく寂しさを演出しています。

更に、このあと明、椎名もリョウから(一時的に)離れてしまう展開になる暗示にもなっていました。

内木ユキは一向に物語に絡んでこないのに、断続的に登場していて、ずっとその演出意図がわからなかったのですが、やっとその謎が解けましたw

ユキのシーンは、ユキではなくその前後のシナリオ本線・リョウ達の話の暗示になっていたのです。

●リョウの本心

続いて、リョウが年末の大掃除の準備をしていると、叔母・町子明からスマホに電話がかかってきます。

「ご免ね〜今年も会社で年越しだわ〜。何とか、三が日の何処かで顔を出そうと思うけど、ホンットご免!」
「ああ、お気になさらずです。今年の大晦日はきりんとすごすことになりましたので」

リョウは謝る明にこう言って、表の流れでは全然気にしてないように描かれています。

でも、それはリョウが寂しさを隠して敢えて明るく振る舞っていたか、リョウ自身も寂しさに気がついてないだけです。

『リョウの心の奥底では寂しさが膨れはじめていました』

そう言えるのは、まず大掃除の終わりに、

「え〜っと、他に汚れているものは・・・・あっ、私が汚い・・・・」

リョウが鏡に映った自分を見てこう言ったからです。服装の乱れは心の乱れ、リョウの心が乱れていることが暗示されていました。

しかもリョウは、それまで着ていた温かそうなピンクのセーターに焦げ茶色の短パンを、いかにも寒そうな薄青色の薄そうな生地の服に着替えます。

その後、スーパーに買い出しにいく時はコートやマフラーを着込みますが、足が凄く寒そうで、

『リョウの心が凍えかけていたことが、しっかり演出されていました』

●椎名の想い

その後、リョウはスーパーで椎名に会うのですが、今回の椎名の気持ちがよくわからないんですよね・・・・。

今のところ、椎名のキャラが一番よくわかりません。よくわからないミステリアスキャラなことがわかっている、のかも知れませんが、とにかく椎名の気持ちが読みにくいのですw

ただ、台詞には表れてませんが、ヒントとなる演出は一杯あったので、それらから椎名の気持ちを探りたいと思います。

まず、リョウは晩御飯のメニューを何にするか考えながら歩いていました。椎名はそんなリョウの後ろから、

「おでんが良いんじゃない?」

耳元にこう囁きかけ、リョウは驚いて転んでしまいます。

『これは椎名の想いをリョウが受け止められなかった暗示です』

後のシーンで、おでんはつい手が伸びてしまう、摘み食いをしてしまう料理として描かれます。よって、椎名はリョウに摘み食いをして欲しい、そんな願いを篭めておでんを提案しました。

椎名から誘ってリョウが椎名の家にいくのではなく、リョウの方から手を伸ばして椎名の家にきて欲しかったのです。

「年末年始は家にいるのがしきたりで、二人も呼べたら良いんだけど、危険だから他の人は入れないようになってるんだよね〜。じゃあ・・・・」

別れ際、椎名はこんなことを言いますがこれが椎名の"おでん"でした。

危険で他の人が入ったことのない椎名家の年末年始、そんな面白そうなものに惹かれて、リョウがいってみたいとつい『摘み食い』することを期待していたのです。

椎名(の中の人)の演技にもそんな意図が篭っていたような気がします。

だから危険うんぬんは、椎名自身が惹かれそうなシチュエーションを挙げただけで、リョウを『摘み食い』させるための嘘なんだと思います。

でも、リョウはそんな椎名の想いを受け止めることができず、転んでしまいました。だからその時の鉄壁のスカートも、本心を見せないリョウの心を暗示していたと思えば、許せなくもないかもしれませんw

更に、椎名は上の台詞を言ったあと、横断歩道を渡っていきます。「横断歩道=道のあちらとこちらを繋ぐもの≒心の架け橋」で、椎名はリョウの心を開くため、それを渡ってリョウの心の扉の前まできていました。

そしてリョウに摘み食いして貰いたいと思いながら、後ろ髪を引かれる思いで、椎名は横断歩道を戻っていったのです。椎名は多分、リョウの心の問題を察していたから・・・・。

だから、これは椎名が歌うOPなのです。

「会いたい日は会いたいって言おうよ」

という・・・・。

●暗い夜道

その後色々あって、きりんはリョウのところにいくため、母・森野凛の車で駅に送って貰います。でもこの時、車は暗い夜道を進んでいて、きりんの行く末が真っ暗なことを暗示していました。

年末なのに油断して指定席を取らなかったせいで、一本次の急行に乗るハメになる、きりんの未来を・・・・。

●凍えるリョウの心

電車を乗り過ごしたきりんは、スマホでリョウにそのことを謝り、二時間くらい遅れると伝えます。

この時、きりん達の後ろのポスターに「最後までライバルは自分」と書いてあり、きりんに説教をしているようでしたw

「ホントご免。テレビとか見ながら、おこたでぬくぬく待っててね」

きりんはこう言って電話を切りますが、リョウはそのまますぐ駅に向かいます。まだ十八時半で、二十時半まで二時間も空いていたけど・・・・。

明も椎名もきてくれないのに、きりんまでくるのが遅れて、一秒でも早くきりんに会わないと、リョウの心はもう凍える寸前だったから・・・・。

その後、寒空の下で二時間も待っていたせいでリョウの体は冷え切ってしまいます。そしてそれがリョウの心の演出になっていました。

●心の温もり

でも、二時間遅れでもきりんに会えて、こたつで温かいおでんと年越しそばを一緒に食べて、リョウの心は温もりを取り戻します。

また、年越しには間に合いませんでしたが、明も仕事を片づけてきてくれました。そしてリョウ達は三人で初詣に出かけ、甘酒を飲んだりして楽しみます。

(でも、大人になっても、きりんとは仲良しで、ずっと一緒にこたつに入って、こうして・・・・)
「大人になっても、一緒にこうやって、仲良くご飯食べてたいね」

更に、部屋に戻り、こたつでこんなことを考えていたリョウに、きりんはこう言ってくれて、二人で笑いあうことができたのでした。

だから翌日、きりんを見送る時、リョウは温かそうなピンク色の服(の上にコートを重ねた格好)になることができました。きりんや明のおかげで、すっかり心が温かくなれたから・・・・。

そしてリョウときりんは「また今年!」と言い合って、笑顔で再会を約束するのでしたw

といったところで、

幸腹グラフィティ じゅっしなめ 「はもはも、みちち。」

に続きますw


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2015年03月12日 01:31 by 元会長
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Tracked: 2015-03-12 11:29


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