【アイドルマスター シンデレラガールズ9話】智絵里とかな子と『双葉』杏、三人で四葉のクローバー【感想・考察】


アイドルマスター シンデレラガールズ
第9話「"Sweet" is a magical word to make you happy!」

今回のサブタイは「貴方が本当に望む生き方が貴方を幸せにしてくれる」といったところでしょうか。

"Sweet"は貴方を幸せにする魔法の言葉!と直訳すると、あまりに漠然としすぎて何が言いたいのかわかりません。

なので、どうして上記の意訳になるのか、まずはかな子達にとって"Sweet"とは何なのか?を考えたいと思います。

●かな子のSweet

さて、9話を観る前は、かな子がみんなにお菓子を勧めまくる話かと思っていました。それは既にかな子の"Sweet=お菓子"が十分に描写されているからです。なので本編を追うまでもなく、かな子のSweetは確定しています。

ただ、確かにかな子はお菓子が好きですが、それには先があります。かな子は常にお菓子を人に勧めていました。

自分が美味しいと思ったものを真っ直ぐ人に勧めたい=正しいと思った道を真っ直ぐ進みたい、それがかな子の本当の望みなのです。

という訳で、これを踏まえた上で、他のアイドル達のSweetは何なのか?を考えながら、本編を追っていきたいと思います。

●バラバラの三人

OP明けて、346プロの一室では、クイズ番組に出ることになったユニット・CANDY ISLAND − 三村かな子、緒方智絵里、双葉杏 ー が、クイズ本の知識を頭に詰め込んでいました・・・・杏はクイズに自信があり一人だけ寝てましたけどw

そこに本田未央、前川みく、多田李衣菜がやってきて「初テレビ決まったんだって?」と声をかけてきます。

この時、かな子と智絵里が小さなテーブルを挟んだソファに向かい合って座っている画が映されます。

杏は寝ている(ように見えた)ので、未央達がかな子と智絵里しか意識していない演出です。

でもすぐ、画面の

・右奥に未央達三人が固まっていて
・左奥に智絵里
・左手前にかな子
・右手前に杏の椅子の裏側

が映される画に変わります。

まず、同じ場所で固まっている未央達三人は、テレビ出演が決まったかな子達の話を聞きたいという同じ思いで結ばれていることがわかります。

一方かな子達は、別々のソファにかなり離れて座っていて、杏に至っては座っているソファの裏側しか映されていません。

「なんか対バンみたいでカッコ良い」

更にこう言う李衣菜に苦笑を返すかな子以降、かな子達三人が何か言う時は一人ずつ別々にしか映されません。

『かな子と智絵里は自分の不安な気持ちしか見えていなくて、杏はクイズなら余裕と慢心していて、ユニットとして番組に挑む心構えが全くできていない』

ことが演出されていました。

●未央のSweet

「ホント、杏も不安だよ。曲も出したし、しばらくは働かなくても良いと思ったのに。杏もう限界だよ」
「なんでやねん!・・・・・バラエティの基本は、ボケとツッコミとリアクション!(中略)よし、特訓だ!」

でも、ボヤく杏に未央がこう元気良く突っ込むと、驚いたかな子達三人を含む全員が揃って映されます。

これは未央が"好きなもの=Sweet=面白いこと"を求め素直に行動したことで、バラバラになりかけていたかな子達がちょっとだけ団結できたことが演出されていました。

まあ、未央の話を聞いて「わあ〜」と歓声まで上げたのはかな子と智絵里だけでしたが・・・・。

「いい?ヌルいボケも、ツッコミ次第で何とかなるのがバラエティ!わかった?」

でもその後、杏のやった物ボケに対し未央がこう言うと、杏はムッと顔をしかめます。

"Sweet=面白いこと"を求めて考えなしに素直に動いていた未央ですが、計らずも杏のやる気にちょっとだけ火をつけていたことが演出されていました。

●クローバーとカボチャ

その後、ツッコミの特訓をするうちに、智絵里が「お客さん(が見てると緊張すること)忘れてました〜」と言い出し、一旦休憩することになりました。

そして何か思いついて出ていった未央を、智絵里達は雑談しながら待つのですが、智絵里は『四葉のクローバー』を両手でずっと持ち続けていました。

しばらくして、カエルの着ぐるみを着た武内Pが現れ、びっくりする智絵里達に

「ほら、緊張したら、お客さんをカボチャと思えって言うじゃない?」

未央がその意図を説明します。カボチャがなかったのでカエルの着ぐるみになったとw

"カボチャ=カボチャの馬車=シンデレラをお城まで運んでくれる物=シンデレラになるのを応援してくれる人"と思えば良いといった暗示、言葉遊びが入っていました。

そんな未央や武内P達を見て、智絵里とかな子はクイズ番組に向け気合いの掛け声を重ねるのでした。ダルそうに遅れて「おー」とだけ声を上げた杏だってきっと・・・・。

●幸子の塩

翌日、テレビ局の楽屋でかな子はクイズ本の暗記を続けていました。真っ直ぐに突き進むかな子の性格が演出されています。

また、かな子と一緒に智絵里と杏の人形も映され、かな子が智絵里と一応杏のことも気にかけていることが演出されています。

一方、智絵里が四葉のクローバーを手に「カエルさん、カエルさん、なんでやねん・・・・」と呟くところは智絵里一人しか映されません。また不安に負け自分のことしか見えなくなっていることが演出されています。

あと杏が寝そべりながら喋る時、かなこの膝先しか一緒に映らないので、杏が慢心しきっていることも演出されていました。

「未央ちゃん達もきてくれるって言ってたし、頑張ろうね!」
「は、はい」

でも、かな子の呼びかけに智絵里がこう答える時、二人が一緒に映されます。智絵里が自分だけの世界から少しだけ戻ってこれたことが演出されていました。

更に、そこに対戦相手のアイドルの一人、輿水幸子が部屋を間違えてやってきます。そして、みんなで話しているうちに杏も上半身を机に乗せ、かな子と智絵里と三人で一緒に映されるようになります。

幸子のおかげで、かな子と智絵里の緊張が解け、クイズでなく肉体系番組だとわかり杏の余裕が吹き飛び、三人の心が重なったことが演出されていましたw

●ミスリード

そしてクイズ改めアクションバラエティ対決がはじまります。まず、一戦目はマイクパフォーマンス対決で

「貴方達、キャンディーアイランド、でしたっけ?お菓子みたいに甘い覚悟だと、この番組と可愛いボクには勝てませんよ!」

幸子がこんなことを言ってきますが、サブタイのSweetにかかってそうに思わせるミスリードだと思います。

まあ、どのレベルを甘い覚悟と言うかによりますが、かな子達が勝てたのは、三人なりに覚悟を決めることができたからだと思うので。

●かな子のハードルが一番高い

その後、二戦目の風船早割り対決を経て、三戦目はマシュマロキャッチ対決になります。

かな子は"Sweet=お菓子=マシュマロ"を食べたいからとキャッチ役に立候補し、引き分けにまで持ち込みます。かな子のSweetが勝利に貢献したことが描かれていました。

その途中でMC・川島瑞樹がかな子を見て「良い突進ね〜」と言うのですが、かな子にそれ系の言葉は使わないであげて下さいw

でも、「突進」ですらネタに変わるんだから、かな子は美味しいキャラだと思います。個人的には全然太ってるとは思いませんし。ホントに可愛いぽっちゃり系だと思います。

しかし、明らかにぽっちゃりとはしている訳で、映るだけでキャラが立つんですよね。だから、はじめて見た時から良いキャラだな〜と思ってましたw

ただ、映るだけでキャラが立つってことはそれだけ目立つってことなんですよね。しかも、ギリギリ太ってないくらいぽっちゃりしているので、少しでも太くなるともう太く見えてしまいます。そして逆に細かったらいきなり痩せたように見えて・・・・。

だから、かな子は今期で一番キャラデザを守って描くハードルが高いキャラだと思うんですよね。

・・・・まあ、観る方としてはそれでも作画班頑張って下さいと応援するしかない訳ですがw

●杏は負けず嫌い

話を戻して、四戦目は杏と小早川紗枝が、私服ファッションショーで対決し、杏は紗枝に負けてしまいます。

そして、真っ暗な背景の中、頭上から一個のスポットライトで小さな杏だけがギリギリ見えるように照らされます。杏の悔しい黒い想いが背景に染み出していました。
(逆に言えば、四戦目いきなり照明が消えたのは杏のこの気持ちを演出するためなのです)

更に、杏はまあ仕方ないかみたいな顔をしてますが、抑えきれず心の蓋から溢れ出た想いが、その手を動かし頭を掻かせていました。

これらは杏が本当は悔しいのに、平静を装っている演出です。

よって『杏はかなりの負けず嫌いなのです』。

だから杏は、未央にヌルいと言われて顔をムッとしかめました。

更に三戦目では、智絵里に仕事を押しつけたのです。対決に出たら、怠惰なはずの杏が勝ちたいだなんて思いを抱いてしまう、そんな自己矛盾を起こしてしまうから。

杏が仕事から逃げまくっているのは、きっとこの想いを自覚しているからです。でも、それを認めたくなくて、杏は必死に怠惰な自分にすがり続けているのです。本心では輝く自分になりたいと思っているのに・・・・。

●智絵里のSweet

四戦目が終わり休憩に入る前に、瑞樹から負けた場合の罰ゲームがバンジージャンプだと発表されます。そして、それを聞いて真っ青になっていた智絵里が休憩中に倒れてしまいます。

でも、武内Pに運ばれた楽屋では、四葉のクローバーが智絵里のハンカチの上にずっと置かれていました。

よって、智絵里の"Sweet=四葉のクローバー=身近に隠れている幸せ"です。四葉のクローバーは、近くの原っぱや川原にいけば出会えるかもしれない、身近な幸せです。

そんな『身近に隠れた幸せを見つけて掴み取りたい』、それが智絵里のSweetとその先にあるものでした。

だから、智絵里はやっと見つけた幸せ=キャンディーアイランドの幸せを確かなものにするために、その幸せを掴み取るために、最後の対決に勝つ決意を固めることができたのです。

「智絵里ちゃん。私もバンジージャンプ恐いけど、次の収録も笑顔で頑張るよ。だから・・・・」

そしてかな子も、お菓子をみんなに勧めていたように、真っ直ぐに自分の想いを告げてきます。

●杏のSweet

「杏、バンジー嫌だから逆転希望しま〜す」

そして杏もこう言って、自分を、かな子を、智絵里を甘言でやる気にさせました。

よって、杏の"Sweet=印税生活などの甘く怠惰な誘惑、甘言"となります。

だから、杏は完全な待ち体質です。自発的に動くことができません。杏自身ですら自分を"Sweet=甘言"で釣って、受動的に行動させるしかないのですw

●進む時計

そしてこれら三人のSweetが重なったから、

「キャンディ〜アイランド〜、いくぞ〜!」
「「「おー!」」」

かな子の掛け声のもと、智絵里と杏と声を揃えて覚悟を決めることができたのです。

そしてまた少し、時計の針がその刻を進めるのでした・・・・。

●四葉のクローバー

最終戦は全員での"滑り台クイズ対決"で、かな子達は最初劣勢に立たされます。

そこで杏が耐え切れず滑り台を落ちそうになりますが、智絵里がその手を掴み助けます。

智絵里の"Sweet=身近に隠れている幸せ"の先にあった「それを見つけ出し掴みたい」という、本当に望む生き方がわかったからこそできたことです。

そしてそれは杏の"Sweet=甘言"の先にあった「自分で甘言を作り出すのではなく、誰かの甘言に乗せられたい=誰かに必要として貰いたい」を同時に満たしていました。

だから、杏は自分を偽る怠惰な思いを打ち捨てて、本気でクイズに挑む覚悟を、ここでやっと本当に決めることができたのです。この対決に勝つという刹那的なものだったけれど、杏にとっては非常に意味のある大きな一歩でした・・・・。

更に、必死に詰め込んでいたクイズ本が役に立ち、かな子が反撃の糸口を手繰り寄せます。

かな子の"Sweet=お菓子"の先にあった「美味しいと思ったものを真っ直ぐ勧める=正しいと思った道を真っ直ぐ進む」努力が実を結んだのです。

そして、本気を出した杏が正解を重ね、最後に智絵里の"Sweet=クローバー"が勝利を掴み取るのでした。

智絵里の掴んだ"双葉"杏が、智絵里とかな子を合わせた四葉が、探していた幸せのクローバーだったから・・・・。

●ボヤきながらも・・・・

でも、結局引き分けになり、杏達は幸子達と一緒に罰ゲームを受けることになってしまいます。それを聞いて杏は、

「そんなぁ・・・・そんなつもりじゃなかったのにぃ〜」

なんてボヤきますが・・・・

続くアピールタイムで杏は「なんでやねん」と突っ込まれた時に、ちゃんとリアクションをしています。未央にヌルいと言われた事を気にしてちょっとだけ練習していた、そんな気がします。

だからEDでも、杏はちょっと嬉しそうにバンジージャンプをしているのです。

これからも杏は仕事の度にボヤき続けると思いますが、それでもずっとアイドルをし続けるのだと思います。そしていつか智絵里達の力を借りて、杏が自分の本当に望む生き方と向き合うことができたなら・・・・。

といったところで、

アイドルマスター シンデレラガールズ
第10話「Our world is full of joy!!」

に続きますw


スポンサード リンク
スポンサード リンク
2015年03月17日 23:29 by 元会長
カテゴリに移動する| シンデレラガールズ |
スポンサード リンク



この記事へのトラックバック

THE iDOLM@STER シンデレラガールズ BS11(3/13)#09
Excerpt: 第13話 Sweat is a magical word to make you happy. 三村かな子、緒方智絵里、双葉杏の3人が新ユニット Candy Islandでデビューした。初めてのTV出..
Weblog: ぬる〜くまったりと
Tracked: 2015-03-17 23:55


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。