【冴えない彼女の育てかた 4話〜5話】恵の負け犬フラグ!プレゼントの眼鏡に篭った偽りの心【感想・考察】


冴えない彼女の育てかた #4「予算と納期と新展開」

さて、今回一番注目するのは、勝利フラグの塊、圧倒的メインヒロイン・加藤恵に特大の負け犬フラグが立ったことです。

0話レビューではメインヒロイン・加藤恵の勝利フラグが圧倒的すぎる、みたいなことを書いたのですが・・・・。

●雪菜の暗示は・・・・

OP明けて、WHITE ALBUM2のパロシーンのあと、電車で話す恵と倫也のシーンになります。

この流れ、素直に考えると「雪菜=詩羽=恵」です。だから恵は寝不足になるほど雪菜に共感してしまったのです。

更に「冴えカノ」の原作者の方がWHITE ALBUM2の脚本の方で・・・・何か恵に凄い負け犬フラグが立ってしまいました・・・・。

「恋よりも夢を選んでしまって、ごめんね・・・・なのに、ずっと好きでいて、ごめんね・・・・」

まずこの台詞より、恋するメトロノームの作者の詩羽は倫也より小説家になるという夢を選びました。そして恵も"倫也への恋"よりを"楽しい高校生活を(みんなで仲良く)送る夢"を選ぶのです。

だって考えてみれば、今の状況で恵が恋を自覚し、倫也に告白すればそこで勝負がついてしまいます。なのに、恵は告白しません。(この負け犬フラグがミスリードでなければ)自身の恋をずっと前から自覚しているというのに・・・・。

●2話の恵

そこで2話で、恵と倫也がはじめて喫茶店で話したシーンを観返します。

すると、恵が倫也に関する話をする時だけは、見切れずピンボケもせずちゃんと映っていました。だから、そこでは正直に恵の知ってることを話しています。

ただ、倫也がどうして有名人かの説明をする時は、恵が映されないので、きっと嘘です。恵は倫也が好きだったから、倫也のことを知っていたのです。

一方、恵自身の話をする時だけ、恵が見切れたりピンボケしたりします。

「友達もそんなにいる訳じゃないし、だからって、今以上に沢山作ろうって気もないし」

だから、"そんなにいる訳じゃない→全くいない"となり、恵は本当は友達を作りたいんです。

よって喫茶店のシーンは、恵の薄いキャラを演出していると見せかけて、恵に裏がある、本心を話していないという真の演出が隠されていました。

そんな恵が倫也のことで詩羽や英梨々と親しくなり、二人が倫也のことを好きなのに恵に協力してくれて、恵はどう思ったのでしょう?倫也も二人も両方失くしたくない、なんて思ってしまったとしたら・・・・。

●3話のラスト

すると、もう最終回じゃないの?って感じだった3話のラストも意味合いが全然違ってきます。

まず、恵と倫也は歩道でなく車道を登ってました。よって、二人が登ってるのは危険で誤った道なんです。

しかも恵は、ずっと慕っていた倫也と相思相愛になれたと言っても過言ではない状況で、こっそり詩羽と英梨々に手を振りました。二人のことが倫也と同じくらい大事だったから・・・・。

だから、恵は圧倒的アドバンテージを持っていて、他のヒロイン達に負けることはありません。でも自ら彼女になることから逃げてるんですよね・・・・。

でも、そんな二兎を追うようなことをしてたら、いつかミイラ取りがミイラに、ではなく、兎になって亀に負けてしまいますよ、きっと・・・・。

そんな訳で0話では、恵と倫也が「夜」の道を歩くのです。詩羽達に後ろめたさを感じつつ・・・・。

だからOPの最初に、あの坂がドーンと映されるのです。詩羽達は坂の下から登ろうとしても登れないから、恵はただ坂の下で坂を見上げているだけだから・・・・。

よって、1話冒頭で倫也が恵の帽子を拾ったあと、きっと恵から倫也のところに駆け下りてるはずです。まるで坂を転がるように・・・・。

・・・・どうしてこうなった?・・・・。

●電車の意味

そして4話に話を戻すと、恵と倫也は「電車=勝手にレールに沿って動くもの」に乗って話をします。受動的に流されるまま、偽りの心がでっちあげたゲーム作りに、偽りの心で参加して・・・・。

「それにしても信じられないな〜これを書いたのがあの霞ヶ丘先輩だなんて」

また、恵は目を逸らしながら、こんなことを言います。倫也を思う詩羽の気持ちを、正面から直視することができなかったから。

一方、話を続けるうちに、倫也は席から立って、詩羽について語りだします。かつて詩羽と出会った時は、自分から能動的に動いていたから。

しかし倫也が『倫理』と呼ばれるようになったあの一件で、倫也は能動的に動くことができなくなってしまいました。だから倫也は、そのことを思い出すと(電車の振動で)倒れ込むように座ってしまいました。

そして電車に乗ったまま、流されるまま、二人は緩やかな坂を登っていくのです・・・・。

●パステル調と栄養ドリンク

シーンが変わり、詩羽の担当編集・町田苑子に詩羽のインタビューを依頼されていた倫也は、流されるままインタビューに臨みます。

これまでも各所でチラっと映されたパステル調の画は『淡い恋心≒本心』の演出です。

よって、詩羽は倫也に会いたくて、その時間を作ろうとして徹夜しましたが、結局プロットは作れませんでした。

恵への恋心のために徹夜でゲーム企画書を作ろうとして全然駄目なものしか上げられなかった倫也は、そんな詩羽を見て、

(あー俺のこと言えね)

なんて特大の自虐をします。自分ではそのブーメランっぷりに気づかないまま。

そして眠ってしまった詩羽のために、机に、倫也と詩羽の間に、栄養ドリンクが大量に置かれます、ドリンクの壁が築かれます。それがそのまま二人の心の壁を演出していました。

でも、「詩羽の恋するメトロノームが売れたのは倫也のせいだ」というわだかまりを吐き出せて、倫也もそんな事実を知って、二人の心の壁は崩れます=栄養ドリンクが飲み散らかされている演出が入ります。

詩羽は、かつて詩羽が最終巻の草稿を倫也に見せて意見を聞こうとしたのはそのためだと、倫也に恋してたからじゃないと、自分と倫也に言い訳することができたから・・・・。

倫也もそんな言い訳を得て、詩羽よりオタクとしての矜持を選んでしまった、なんて現実から目を背けることができました。

そして詩羽は、パステル調の画で処女を強調し倫也を攻め、

「これからも応援宜しくお願いします」

と締め括るのでした。

それ以外の言葉は、詩羽が映ってなかったり、見切れてたりで、裏がありました。だってこれは詩羽が倫也ただ一人に向けて言った言葉だったから・・・・。

詩羽とつき合うために、それはそれ、これはこれと割り切れよと穢れた大人は思ってしまいますが・・・・でも、割り切らなかったからこそ、後に英梨々とは仲直りできたんですよね。

そして詩羽の場合だって、割り切るような穢れた大人の末路はきっと・・・・。

●恵の疎外感

シーンが変わり、英梨々が視聴覚室にやってきて、詩羽や倫也とイチャつきます。

ここで恵は見切れるどころか、すぐ完全に映らなくなります。英梨々達三人がすっかり恵のことを忘れてイチャついていることが演出されていました。

英梨々と詩羽が絵かシナリオかで揉める時、パステル調の画になり、自分の方が倫也にとって重要だと張り合っている二人がとっても可愛いですw

でも、クリエイターでない恵はそんな話に全く入っていけません。予算の話になった時だけ、少し恵が映されますが、すぐゲーム作りの話に戻り映されなくなります。

予算の話だったら、恵に頼んでくれれば一緒にバイトだってできたのに・・・・倫也はゲーム制作で英梨々と詩羽には頼っても、恵に頼ってはくれませんでした。

そして英梨々と詩羽も二人でばっかりじゃれ合って、恵のことなんて気にもしてくれませんでした。

だから心の中では恵はかなりおこだったのです。だからわざと倫也のバイト先に従兄弟と一緒に押しかけたのです。友達になれたと思っていたのに自分と遊んでくれない二人から、倫也を取り返すために・・・・。

●恵の本心

翌日、倫也はそのことを恵に問い詰めますが、恵は横顔を向けるだけでほとんど倫也の方を向きません。本心を喋っていない、裏がある演出です。

だから、倫也が食いついてきたのを見てパステル調で「はぁ・・・・」なんて言いつつ、恵は内心とても嬉しかったのです。

倫也が一緒にいこうと言ってくれると、弾む心を抑えきれず、スマホを弄る手が飛び跳ねていたのです。

●恵が自主練に出ていった理由

冴えない彼女の育てかた #5「すれ違いのデートイベント」

冒頭、視聴覚室での部活風景が映されます。

英梨々の「デートをすっぽかされて〜」とそれに対する恵の答えは、今回ラストで倫也にデートをすっぽかされる恵の伏線です。

また、倫也が詩羽に差し出すポッキーを掴む時、パステル調になるので、本当はドキドキしている倫也の心が演出されていました。

OP明けて、恵は瞳の光彩を失い「自主練してくる」と部室を出ますが、英梨々に表情が薄いと言われたからではありません。

三人が誰も恵を見てくれない、居場所がないゲーム作りになんてもう協力する気がなかったからです。

その後、英梨々は入れ替わりでやってきた倫也に"恵は綾波系ではない"と言いますが、恵も心の中ではちゃんと感情が動いていることの伏線になっていました。

●偽りでドロドロなのが一周して・・・・

そして話していくうちに倫也がアウェイでの戦い方を聞いてきて、英梨々は埋没して笑顔で誤魔化すことだと答えます。

小学生の頃のわだかまりを隠して、笑いあっている英梨々と倫也のように・・・・。

「何かそれって詰まらなくないか?せっかく一緒にいるならもっと濃い時間をすごしたいと思うだろ?」
(中略)
「でも俺は、いつでもいつもの自分でいたい」
「そんなのは無理よ。誰だって裏の顔を持ってる」
「けど、加藤はそうじゃないだろ。あいつ非オタなのに俺達オタクに混じっても全然いつも通りだろ。俺、あいつのそういうところはある意味凄いなって。だから何て言うか、あいつ相手に引き分け狙いとか、愛想笑いとか、そういうのはしたくないなって・・・・」

そして二人はこんな会話をするのですが・・・・

英梨々には愛想笑いしてるけど、恵にはしたくない、っていうこの時点では完全に英梨々の負け犬フラグです・・・・。

更にこれは、倫也が恵のことを全然わかっていないことを示す台詞でもありました。

でも、倫也が恵の本心をわかってないせいで、恵が自分を偽ったせいで、それが巡り巡って英梨々に返ってくるんです、今後。だから、本当はその伏線でした。

●揺れる恵

また、倫也と恵がデートすると聞いて「お仕置きが必要なようですね、倫理君」なんて言い出す詩羽が・・・・ヤンデレ可愛い?かもw

また、その夜、恵は真っ暗な公園の揺れそうになるブランコに座っていました。英梨々(や詩羽)に対する後ろめたさで、真っ暗になった揺れる心で。

そして金髪ツインテールキャラを見つつ、

「えっと・・・・な、なんで私があんな奴のことなんか気にしなくちゃいけないのよ。む〜?・・・・」

なんてことを呟きます。(きっと)3話などで恵に協力してくれた英梨々の顔を思い浮かべながら・・・・。

●暗雲の中で

翌日、詩羽が書きあがったプロットを持ってきますが、倫也がそれに待ったをかけます。

そのせいで倫也は、詩羽と英梨々とギクシャクしてしまい、恵がデートを延期しようと言ってきます。

しかし倫也は「デートしよう」と言い、それを盗み聞きした英梨々が動揺しながら立ち去って、恵がパステル調でそれをチラ見するのでした。

●心の架け橋

翌日、恵と倫也がデートに出かけますが、倫也が人に酔ってしまい、いきなり中庭のパラソル席で休憩することになってしまいます。

そこで恵は団扇であおいだり親身に倫也を気遣いますが、コミケの話になると目を逸らし、髪を指先で弄ります。もうそんな話に、ゲーム制作に興味なんてなかったから・・・・。

でも、倫也はモールでの買い物もコミケと同じだと言い出し、アウェイだからと投げ出さず、倫也なりに全力で楽しもうとしてくれました。

そんな姿が恵の心にも伝わって、倫也がパンフレットに順路を書き入れ計画を練るシーンでは、後ろの渡り廊下で人が行き交う演出が入っていました。。

別々の棟を繋ぐ架け橋=心の架け橋で、人=思いが行き交っていました。

更に倫也は、実際に店を巡る時にも、恵の手を引いて、アウェイの壁、リア充達の壁を掻き分けて、呻き声を上げながら、渡り廊下=一般人である恵との心の架け橋を渡りきります。

だから、渡り廊下を渡りきると、倫也は消耗し座り込んでしまいました。

●眼鏡の意味

でも、恵はピンピンしていました。何故なら恵からは全く倫也達に歩み寄っていなかったから。

なのに、恵は最後の店で倫也へプレゼントする眼鏡を買おうとします。そして自分が選んだ眼鏡を倫也にかけ、自分の気持ちだけを押しつけようとします。

『眼鏡=ものを拡大して映すもの=真の姿を歪めるもの=偽りの恵の姿』です。

恵は自分の気持ちを偽ったまま、良い彼女を演じ、そんな姿で倫也の目を誤魔化そうとしました。

でもこの時、倫也の頭に、詩羽の描いた主人公、眼鏡をかけていない倫也の姿が浮かんできました。詩羽が倫也にぶつけた偽りのない純粋な思いが、倫也に本当の自分の姿を思い出させます。

「ありがとう・・・・けれどごめん。帰り送れなくなった。今すぐ、いかなくちゃならないところがあるんだ」

そして倫也は、恵に眼鏡を返し=恵の偽りの姿に騙されることなく、本来の自分が取るべきだった行動を迷いなく選択したのです・・・・。

だって、本気で、本心で倫也にぶつかってくれた詩羽が、ずっと倫也を待ってくれているのだから・・・・。

といったところで、

冴えない彼女の育てかた #6「二人の夜の選択肢」

に続く・・・・と良いなw


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2015年03月21日 14:22 by 元会長
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