【神様はじめました◎ 10話】桜と共に舞い散る思い。奈々生と二郎の恋心【感想・考察】


神様はじめました◎ 10「神様、告白される」

さて、9話レビューで書いたように「天狗道場=巴衛(と鞍馬と二郎)の心」の暗示です。そして前回そのほとんどを奈々生色に染めましたw

でも、巴衛達の心にはまだ封印された秘密の部屋が隠されていました。だからその部屋も探し出して、みんなの心の問題を解決しよう!、というのが今回のお話です。

●二郎の封印された心

冒頭、奈々生が金色に輝く退魔結界の中に白札を飛ばし、僧正坊の魂が隠された部屋を探します。

でも、白札はある部屋の壁に張りついて止まってしまいます。そこが隠し階段の入り口だったのですが、今は壁と同じように塗り固められ封印されていました。

足止めされる奈々生ですが、少し遅れて二郎が現れ、壁を壊し中に入ってしまいます。そして奈々生も巴衛達を待たず、二郎を追って隠し階段を降りていくのでした。

前回、二郎は牡丹丸の話を立ち聞きし、夜鳥に担がれたこと知りました。そして自分で責任を取るためにここまでやってきたのです。

二郎が夜鳥に担がれた過ちに向き合う覚悟を決めたから、厳重に封印されていた心の壁を破ることができたのです。十七年前の過ちと向き合わざるを得なくなる、忌まわしい禁断の扉を・・・・。

十七年前、二郎がそこに鞍馬を放り込んだせいで、助けに入った翠郎が大怪我をし、飛べなくなってしまいます。

でも二郎は、翠郎をそんなにしてしまった自責の念から逃れるために、甘い翠郎が悪いのだと、自業自得だと責任転嫁してしまいました。

そして、そんなみっともない言い訳を自分に言い聞かせるために、ひたすら強さを求めるようになってしまったのです。

●自らの過ちと向き合った二郎

雷獣の巣に着くと、二郎は奈々生に「絶対に近づくな」と言い残し、一人で中に入ってしまいます。でも奈々生は、雷獣の放った凄まじい雷撃を見て、二郎が心配になり、自分も巣に入ってしまいます。

そして雷獣にあっさり見つかり、ピンチに陥った奈々生を、二郎が身を挺して守るのでした。かつて翠郎が鞍馬を守ったように、散々否定してきた翠郎のように。

そのシーンで二郎と一緒に映る奈々生の艶ややかにうねる髪が、二郎の揺り動かされた心を演出していました。

二郎自身が、強さを求めてきた生き方を否定し、翠郎は正しかったと、鞍馬を放り込んだ二郎が悪かったのだと認めた瞬間でした。

奈々生への思いが、二郎の自己欺瞞を吹き飛ばし、二郎の犯した過ちに向き合わせてくれたのです。

●自分と向き合えない巴衛

でも、奈々生を庇ったせいで二郎まで満身創痍となり、奈々生はいよいよ窮地に陥ります。

しかし、間一髪、巴衛が到着し、狐火で雷獣を吹き飛ばします。

巴衛の心の隠し部屋で暴れる獣を、強引に力で捻じ伏せたのです。真摯に向き合うことから逃げ出して、神使のフリをしながら妖怪の力を振りかざして・・・・。

だから雷獣を吹き飛ばし、ドヤ顔で振り返っても、奈々生は巴衛を見てはくれません。奈々生の瞳には、真摯に自分と向き合い大怪我を負った二郎しか映ってなかったから。

●告白その一

「泣くな・・・・惚れた女に、目の前で死なれては堪らなかった。それだけだ」

そして二郎はこう言いながら、傍で泣き崩れる奈々生の頬を指でそっと拭います。これがサブタイにある告白その一です。

巴衛は、そんな奈々生達の姿をただ絶句して見詰めるしかありませんでした・・・・。

●蘇る思い

一方、巴衛に吹き飛ばされたことで、雷獣は飲み込んでいた僧正坊の魂を吐き出します。

二郎が十七年前の自責の念から逃れるために、心の奥にずっと封印していた「獣=ただ強くなるという言い訳」に飲み込まれていた、僧正坊の教えが二郎の心に戻ったことが暗示されていました。

そして二郎は、後のことを鞍馬に託すと意識を失ってしまうのでした。

●心を閉ざす奈々生

「もし、二郎が飛べなくなったら、なんて言って謝って良いか、わからない」
「だとしてもあの男は本望さ。お前を、助けられたのだからな」

Bパート、二郎のことで泣き続ける奈々生を、巴衛はこう言いって奈々生の頭を撫でながら慰めます。

でも奈々生は、巴衛が一緒に生きようとするのではなく、自分を犠牲に奈々生だけ助けようと考えているのを知って、ますます心を閉ざしてしまいます。

このシーンで、奈々生のジト目というか、下から睨みつけるような顔が映されるのはその演出です。

「本当は巴衛達を待つべきなんだろうけど」

奈々生がこう言って二郎を追って隠し階段に入ろうとした時や、ここ数話ずっと奈々生のそんな顔が頻繁に映されますが、奈々生のそんな心の壁を演出していました。

●蘇る親子の絆

その頃、鞍馬は僧正坊の魂を戻すべく、石化された僧正坊がいる部屋を牡丹丸と二人で訪れていました。

そこで鞍馬は、実は僧正坊がちゃんと鞍馬を心配してくれていたことを知り、牡丹丸に隠れながら満面の笑みを浮かべます。

鞍馬が心の奥に封印していた獣、父親への不信が倒され、親子の絆が蘇ったことが演出されていました。

●万年桜は・・・・

その後色々あって、二郎は夢で僧正坊に諭され、心を覆っていた暗雲を振り払うことができました。そして二郎の心には満開の万年桜が蘇ります。

「俺も光の中、共にゆこう」

更に目覚めた二郎は、飛んできた桜の花びらを掴みながら、噛み締めるようにこう独白するのでした。

という訳で、万年桜は奈々生ではなく、まさかの二郎の心の暗示でした・・・・やっぱり花は女の子の暗示に限ると思うんです・・・・w

だから、7話では枯れる寸前だった万年桜が、奈々生の白札で一瞬だけ元気になって、今回の話で完全に蘇ることができたのです。

また、自分一人犠牲になっても、と考えている巴衛と違い、二郎は奈々生と共に歩こうとしていました。だから、後の花見のシーンで、満開の桜が奈々生を笑顔にできたのです。

●すれ違う心

その後、目覚めた二郎を見舞おうとして、偶然半裸の二郎を見てしまい、部屋に駆け戻った奈々生に、

「で、話もせずに戻ってきた訳か・・・・アホか」

巴衛はこんなことを言います。これ以降、巴衛はずっと浴衣姿(≠神使の姿)で、本心を語っていることが暗示されていました。

そう、本心で奈々生が幸せになれるなら、巴衛のことなんて考えずに好きに行動すれば良いと。

そして巴衛は、奈々生の顔を、瞳をまた曇らせてしまうのでした・・・・。

●告白その二

そんなところに鞍馬がやってきて、三人は二郎の快気祝いを兼ねた花見に出かけることになります。

でも、奈々生は天狗達に避けられ、気まずくなってしまいます。そこで二郎は、奈々生を万年桜の上にまで運んでいきました。

「綺麗・・・・花の中にいるみたい」

そして枝に咲き誇る桜の花と、舞い踊る花びらに包まれて、奈々生は華やぐ思いを口にします。

「では、ずっとここにいれば良い」

そして天狗の里を気に入ったという奈々生に、二郎はこう囁きます。ぶっきらぼうに、でもとても優しい口調で。これがサブタイにある告白その二です。

●舞い散る桜のような

でも話すうちに、桃丹の話になり、

「元々巴衛のために用立てたものなの。いつか、巴衛が私から離れて一人で何処かにいく時がきたら、これを渡さないといけない。
彼は強いから、彼を守ってくれる人は誰もいないの」

周囲の桜のように、巴衛への思いを舞い散らせる奈々生の儚い笑顔を、

「もう少し、もう少しだけこうしていて良いか?・・・・(この目に焼きつけておこう。目を閉じればいつでも、花の中のそなたに会いにいけるように)」

二郎はこう言ってその胸に刻み込むのでした。二郎も奈々生への思いを舞い散らせながら・・・・。

●告白その三?

でも、酒饅頭を食べてしまった奈々生は、巴衛の背中で酔い潰れてしまい、

「巴衛・・・・大好き・・・・」
「・・・・・・・・俺も、好きだよ」

こんなことを呟く奈々生を見て、巴衛も心の中でこう囁くのでした・・・・。

といったところで、

神様はじめました◎ 11「神様、こどもにもどる」

に続きますw


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2015年03月21日 22:43 by 元会長
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Tracked: 2015-03-21 23:19


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