【神様はじめました◎ 11話】霧仁の心で燃える巴衛への思い!すれ違う奈々生と巴衛【感想・考察】


神様はじめました◎ 11「神様、こどもにもどる」

さて、今回のサブタイトルは述部が全部ひらかなです。もし普通に「子供に戻る」だと高校生の奈々生が意図的に子供に戻ったという含みになります。

なのでそうなっていない今回のサブタイには、偶然、気がついたら子供になっていた、そんな含みが込められています。

・・・・巴衛とのすれ違いから逃避するために幼児退行してしまったって可能性もありますが・・・・最終的な判断は最終回を見てからってことでw

●最終回のサブタイの意味

一方、次回12話のサブタイは、述部が漢字表記になっています。よって次回、最終回では子供の奈々生に巴衛が求婚するのではありません。高校生の奈々生に求婚するという含みがあります。

もし巴衛が子供の奈々生に求婚したなら、巴衛のロリコンが確定すると同時にw、奈々生も意図的に子供時代の思い出に逃げ込んでいて、心は高校生のままだった、心の奥底に引き籠っていただけ、という解釈になります。

といったところで、本編を細かく見ていきたいと思います。

●情熱の赤

冒頭は霧仁の回想です。悪羅王だった頃、海沿いの森の木の上で、真っ赤な夕焼けが海に燃え移り火の海となった世界を見下ろした記憶。

一面を火の海にしようかと言う悪羅王を、

「止めておけ。お前には燃やすことはできても、沈めることはできまい。扱えないくせに火遊びはするな悪羅王。
・・・・火の海が見たいのなら、真っ赤な炎を食い尽くす、狐火の海でも見せてやるよ。そのうちな」

しかし巴衛がこう言って制止します。

ここで回想が途切れますが、きっと悪羅王は巴衛の意見を聞き入れ火を放たなかった、そう思います。

情熱の赤いバラ、の言葉があるように赤は情熱の暗示で、このシーンは悪羅王の巴衛への燃え盛る情熱・・・・友情を持て余していたことが演出されています・・・・ええ、友情ですよw

悪羅王は巴衛への友情と破壊衝動がごちゃ混ぜになっていて、(現代の霧仁も)それに気づいていません。でも、巴衛がそれを宥めていたから悪羅王の無法も抑えられていた、そんなことが演出されていました。

だから、巴衛の出した狐火は赤色でしたが、それは悪羅王の思いでそう見えていただけです。後のシーンの夜鳥の回想では、巴衛の狐火が今まで通り青色でしたし。

●霧仁のデレ

OP明けて、霧仁の家が一階部分が7割くらい見切れて映されます。これは霧仁の「視点≒心の目」が人間の生活に向いていない演出です。

でも6話レビューでこの演出について書いた時は、一階が8割くらい見切れていて、視点ももっと引いていて、家の上の空が画面の大半を占めていました。

だからこれは、霧仁が人間の生活に少しずつ馴染み、それを受け入れはじめている演出です。

あと、霧仁の母親を疎みながらも拒絶しきれないのも、黄泉にいくためとか言いつつ奈々生の髪をずっと手に巻いているのも同様にデレの演出ですw

●再び黄泉へ

話を戻して、霧仁は部屋に、黄泉から持ち帰った土で石盤鏡を作り、黄泉への入り口を開こうとしていました。

そんなところに夜鳥がやってきて霧仁の式神達とモメますが、結局霧仁と二人で黄泉にいくことになります。

そして並の妖怪なら塵になってしまう黄泉に入っても無事だった夜鳥を見て、霧仁はその素性を問い質します。

でも夜鳥は「昔、悪羅王様にお仕えしておりまして〜」と言い、霧仁は夜鳥に全く心当たりがなく、二人の話は噛み合いません。

更に夜鳥は、神々さえ手をこまねく無敵のコンビだった悪羅王と巴衛が仲違いしたせいで、悪羅王の体が黄泉に封じられたと話を続けます。そして仲違いの原因を知っているか霧仁に尋ねるのですが、霧仁は

「狐が阿呆になったからだ。あの狐野郎が人の娘なんぞに入れ込んで、人間になるなどと血迷いだしたからだー!」

と烈火の如く怒り、夜鳥に掴みかかるのでした。周囲で燃え盛る地獄の業火がその心に燃え移ったかのように。

●すれ違う心

一方その頃、巴衛は社の台所でハンバーグを作っていました。

そこに蔵の大掃除をサボって瑞希が現れますが、すぐ奈々生に見つかり掃除に戻るよう台所を追い出されます。

「あっ、今日ハンバーグなんだ。楽しみ〜」

そして奈々生もこう言うと大掃除に戻ってしまいます。一見温かい黄色の背景に花を咲かせていますが、背景の上部が白く霞んでいて、白々しい心が演出されていました。奈々生(の中の人)の演技もそんな感じでしたし。

10話レビューで書いたように、二人の心はすれ違ったままだったから。

そんな奈々生を見て沈黙する巴衛の心が、その青色の背景に表れていました。そして巴衛は(奈々生のためを思って)ハンバーグに混ぜようとしていた奈々生の嫌いなシイタケを黙って取り分けるのでした。

霧仁を捨て(笑)人間の娘に走った巴衛がそんな風にヘタレていた頃・・・・

●心の業火を消す方法

「なるほど、狐殿も案外腑抜けと言う訳ですね」

霧仁の話を聞いた夜鳥はこんな感想を漏らします・・・・「案外」は取っても良い気がしますねw

そして歩きながら周囲の暑さに辟易する夜鳥ですが、霧仁が遂に悪羅王の体を見つけます。火の山の山頂で地獄の業火に焼かれ続ける、かつての自分の体を。

霧仁は更に進もうとしますが、周囲の業火の熱でへたり込んでしまいます。夜鳥はそんな霧仁を心配して制止しようとしますが、霧仁はそれを押し切り意地でも進もうとします。

「生憎我々は不死身ではないので、あんな山登るなんてできませんよ。もしくは・・・・炎を消す方法でもあれば別ですが」

だから夜鳥は更にこう諌め、霧仁の頭には巴衛の、

「火の海が見たいのなら、真っ赤な炎を食い尽くす、狐火の海でも見せてやるよ」

かつてこう言った巴衛の姿が浮かび上がるのでした。

今でも悪羅王の体を焼き続ける地獄の業火は、悪羅王の巴衛に焦がれる思いの暗示です。友だと思っていた巴衛が悪羅王より人間の娘を選んだあの日から燃え盛る、嫉妬と怒りと友を焦がれる思い。悪羅王は未だにそんな思いに焼かれ続けているのです。

だからそんな炎を消すには、巴衛の、かつて心を通わせていると思っていた友の力が必要なのです。

「くそ、くそっ!俺をこんな目に遭わせたアイツが心底憎いのに、アイツの手を借りないと自分を取り戻せないのか・・・・っ!」

でも、夜鳥に抱えられ黄泉を脱出しながら、霧仁はこう憤ります。自分の本当の気持ちに気づかないまま・・・・。

ただ、この時の背景が凄く希望溢れる感じなんですよね・・・・。

巴衛をストーキングする大義名分ができて深層心理で喜んでいるのか、霧仁を黄泉から脱出させてくれた夜鳥が巴衛に代わり友となってくれそうな予感を感じたのか、もしくはその両方か・・・・ちょっとどう解釈するか悩ましいですw

●霧仁のデレその二

そしてなんとか部屋に戻った霧仁達ですが、石盤鏡から黄泉の毒が溢れだしてしまいます。

霧仁は、毒が漏れ出しても問題ないと悪ぶりますが、部屋にやってくる母親の気配を感じると、石盤鏡を割り黄泉の毒を食い止めました。もうデレデレですね、この人w

●すれ違う心その二

Bパート、テレビに流れる結婚式を見ながら「結婚式か〜」と漏らす奈々生。コタツに上半身を投げ出し、羨ましそうにテレビを見ています。

巴衛との恋を諦めていて、(精神的に)とても自力で立ち上がれない、力尽きかけている奈々生の恋心が演出されていました。

そんな姿を見て心配になった瑞希が「もしかしてあれがしたいとか〜?」と奈々生に尋ね、しばらく二人で会話します。

そこで瑞希は、巴衛が奈々生に結婚を申し込んだと誤解し、巴衛の部屋に殴り込みます。

「鞍馬山を下りてからこっち、何故だか胸がチクチク痛むな」

その頃、巴衛は部屋でこんなことを言いながら火鉢にあたっていました。奈々生の思いがわかっているのに、それから逃避している罪悪感で心が痛み冷え切っていたから。

そんなところに瑞希が殴りこんできて、二人は喧嘩をはじめますが、追いかけてきた奈々生がすぐそれを止めさせます。

そして奈々生は、挙げたいと思っているのは奈々生のではなく、沼皇女(ぬまのひめみこ)の結婚式だと誤解を解きます。更に奈々生は、目を輝かせながら皇女の結婚式をしてあげたいと意気込みますが、

「ままごととは言え仮にも婚姻、まして異種間ともなれば、半人前のお前に務まる仕事ではない」

巴衛はこう言ってそれに反対します。

でも瑞希が「巴衛君が協力しなくても僕がお手伝いするからね」と奈々生の味方をして、ひとまずその話は有耶無耶になりました。

でも、奈々生が結婚するんじゃなくて良かったと言う瑞希に、

「あら、(巴衛とは結婚できないから)私は結婚なんかしないわよ・・・・絶対」

奈々生は達観したような据わった目でこう答え、それを見た巴衛の心にまた刺すような痛みが走るのでした・・・・。

●すれ違う心その三

「巴衛殿、そろそろお支度を。早く年神様のお社にいかねば門が閉まってしまいましょう」

そしてふらつく巴衛を支えながら、虎徹達が巴衛にこう言ったのを切っ掛けに、巴衛は瑞希と二人で年神の社にいこうとします。

「私もいく」
「ダメだ。お前がいくと、また面倒な・・・・」
「私もいく!」

それを見た奈々生はこう言って反対する巴衛を押し切って、年神の社についていきます。

(やれやれ、こいつはいつもそうなのだ。身の丈も知らず、なんでも首を突っ込みたがる)

そんな奈々生を見て巴衛はこう独白しますが、誰かさんが寂しい思いをさせているから、(無意識に)離れたくないと思ってしまったんだと思うんですけどね・・・・。

●奈々生の気持ちは・・・・?

奈々生達が年神の社に着くと、奈々生達の名前が書かれた何十連ねもの鳥居の道が奥に続いていました。

「これは十二鳥居。十二年ぶりの年神に、各々の十二年を示すため、年神の社にいく者は、ここを通って己の十二年を振り返らねばならん」

巴衛はそれをこう説明します。

そして「ここで待っていろ」と続けますが、

「大丈夫!なんか面白そうだし」

と、奈々生は走って鳥居をくぐっていってしまいます・・・・。

でも、奈々生の家庭環境を考えると、面白そうと思うでしょうか?

母親はともかく、父親はパチン○スの典型的なダメ親父ですし、母親にしても、どうしても死別した時のことを思い出してしまうとわかっていたはずです。

だから、最初にも書きましたが、ここら辺の奈々生の気持ちがどうだったのか、ちょっとわからないんですよね・・・・まあ、そこら辺は次回、最終回を観ればわかると信じて、取りあえず棚上げですw

●どっちがどっち?

そして巴衛と瑞希も鳥居をくぐり出口で待ちますが、いつまで待っても奈々生が出てきません。そこで二人は、奈々生を探しに、奈々生の十二鳥居に入っていきます。

そこで巴衛達は、子供に戻った奈々生を見つけるのですが・・・・

まず、最初に巴衛達の方に向かって走ってくる奈々生は影が前に伸びていました。でも、巴衛達を通りすぎ走り去る時は、その後ろに影ができていました。

よって、前後に二つの「光源=希望」があり、一つは家族、一つは巴衛です。巴衛達が十二鳥居のどちら側から入ったからわからないので、どっちがどっちかはわからないのですが・・・・

子供の奈々生は一つの光源に背を向けて、もう一つの光源に向けて走っていました。普通に考えたら、巴衛への思いから逃げて、家族との思い出に向かって走ってますよね・・・・巴衛が奈々生に向き合ってないせいで・・・・。

●知らない奈々生

そのあと瑞希が幼女の奈々生に話しかける事案が発生したり、

((前略)しかもなんだか、ちょこまかと動いていて、あれはあれで可愛い・・・・)

子供の奈々生を見た巴衛がこんな独白をして、そんなことを思った自分に気づき落ち込んだり。ロリコn・・・・どんなに心を偽ろうとしても、子供の奈々生を見てすら可愛いと思ってしまう巴衛がそこにいたからw

そして子供の奈々生は母親のいるアパートに戻りますが、部屋には借金取りがおしかけていて、資本主義社会はホントに嫌だね〜ってシーンが描かれていたり。

でも、そんな生活でも奈々生の母親は奈々生を優しく抱き締めてくれていました。そしてアパートの外から、幸せそうに母親の膝で眠る奈々生を見ながら、

「一人は夜逃げ。一人は死別か・・・・あれは俺の知らない奈々生だ・・・・」

巴衛は夜の風にこう呟くのでした。その心のように髪を宙に揺らしながら・・・・。

といったところで、いよいよ最終回、

神様はじめました◎ 12「神様、求婚される」

に続きますw


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2015年03月28日 23:57 by 元会長
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