【幸腹グラフィティ12話】これは、きりん&椎名のリョウ攻略物語!【感想・考察】


幸腹グラフィティ じゅうにしなめ 「しみしみ、むぎゅ。」

さて、祖母の他界や友達がいないなど、心の問題を抱えるリョウ達が、美味しい食事を通して、少しずつ心を通わせてきました。

前々回では、10話レビューで書いたように、リョウ達が人づき合いが上手くできず引き籠っていた内木ユキの手を引いて、その心を再び外に向かわせました。

更に前回、11話レビューで書いたように、祖母が亡くなり凍りついていたリョウの心を、きりん達の温かい思いが照らし続けたことで、雪どけの時を迎えます。

また、応援なんて意味がないと人との繋がりを軽視していた椎名にも、リョウ達がその意義を教えてくれました。

そして今回遂に、リョウが心の奥で固まっていたきりんに手を差し出して、新たな一歩を踏み出させることができたのです。

・・・・リョウ視点では・・・・。

でも、きりんと椎名視点ではかなり違ったんですよね・・・・それを最終回になって明かすとかどんだけ意地悪なんだ(><)と、僕の目が節穴だったのを棚に上げて責任転嫁したいところです・・・・。

・・・・まあ、言っても仕方ないので、まずはその辺を見ていきたいと思います^^;

●椎名の思い

冒頭、リョウときりんの合否確認に椎名もつき合い、三人は高校の合格発表にきていました。

ここできりんの受験番号"296(つくる)"を見た時だけ、椎名の目が潤み、その温かい思いが口から溢れます。

でも、椎名がリョウの受験番号"530(五時半=ごはん)"を見る時は上目遣いに見上げるだけでした。リョウと友達になることを半ば諦めていたから・・・・。

よって、椎名の中では「きりん>リョウ」なのです。今まで僕は「リョウ≧きりん」だと思っていたのですが、全然違ってました。

だから3話、5話、7話、9話、11話辺りの解釈が相当変わるんですよね・・・・。

●3話のきりんと椎名

まず、3話でリョウが寝落ちしたことで、きりんと椎名はやっぱりリョウは自分達といても楽しくないのでは、と不安になります。

だから、二人とも寝られなくなってオムライスの材料を買いにいったのです。

ただ、この時二人は腹を割って話してはいません。1〜3話レビューで書いたように、オムライスを食べた後で椎名がきりんに、

「泊まっていって良かったの?」

と聞いていたからです。

でも、直接口にしなくても、この時までに二人は互いの気持ちを察していて、

「(前略)私も三人でワイワイするの楽しいし・・・・」
「まあ確かに私がいて楽しくない人なんている訳がないけど」

きりんは2話で突き放したようになっていた椎名を嫌ってないと打ち明けたし、それを聞いて椎名も心を開いたのです。このきりんの言葉を聞いた時、椎名の髪が逆立ち、12話の中で椎名に関する一番大きな心情演出がされていました。

だから椎名は、リョウにずっと営業スマイルをされていて、本当は挫けかけていたのに、敢えて虚勢を張りました。こんな私でも自信を持っているんだから、きりんならきっとすぐリョウの友達になれるよと・・・・。

●5話の三人

最初の方で三人が予備校のカフェ(?)で話をします。

ここできりんは"課題三昧で夏らしいことができない"と駄々を捏ねますが、本心ではありません。夏休みになってからリョウの部屋で同棲していてw、リョウときりんは楽しくすごせていました。だから、このシーンのきりんとリョウの背後に大きく光が差し込んでいるのです。

でも、予備校でしか二人に会えない椎名の背後は、小さい窓から光が差しているだけです。それだけで十分救いになってはいましたが、きりん達と比べるとやはり寂しい状況でした。

だから、きりんは椎名が半ばハブられているような状況に罪悪感を感じ、なんとかリョウを外に連れ出して、椎名と三人で遊びたかったのです。そしてきりんと椎名は互いに互いの気持ちを察していました。

そんなきりんの罪悪感、椎名の寂しさ、そして凍りついて自分が寂しいことさえ感じられていないリョウの心を演出して、モブが一人もいなかったのです。

物語シリーズレビューで書いたように、モブがいないのは寂しい心の演出だから。

でも、リョウは心が凍りついていて自分から動こうとしません。外出しなければ日焼け止めが節約できるなんて屁理屈まで捏ねて。だからきりんが罪悪感を感じるような状況になっていたのです。

しかし、きりんが椎名のことを思い、勇気を出してリョウを連れ出そうとしたことで、リョウは飲んでいたジュースを近くのゴミ箱に捨ててきます。きりんのために外に出たくないという心のゴミを捨て、歩み寄ろうとしたことが演出されていました。

リョウの境遇を考えれば、これでも大きな一歩ではあったのですが・・・・。

また後のシーンで、大人の前で猫を被るきりんを見て、椎名は「良いもの見た」と悪い顔で笑いますが、これは二人がそんなことを言えるほど親密な友達だという演出だったのです。

●7話のきりんと椎名

また、7話のOP明けでは、きりんと椎名が一緒に写生していました。7話レビューでも書いたように、リョウは野良猫で自分からは決して近づいてこなかったから。

・・・・と思っていたのですが、これも二人がそれだけ親しくなっている演出でした。だから、椎名は

「夏休み、町子さんの家に遊びにいって思ったけどさ、町子さんが料理作ってる間、勝手なことしてて、洗い物とか家事も丸投げ。完全に頼りっきりだよねぇ」
「森野さんの心の籠った料理食べたら、町子さんもの凄く喜ぶと思うんだけど」

こんなことを言ってましたが、リョウのために言っていたのではありません。

ずっとリョウと心の距離を縮められないと悩んでいるきりんを察して、その手伝いをしようとしていたのです。リョウが心を開いてくれないことを、椎名も身をもって知っていたから・・・・。

祖母と暮らした時のままの部屋、時間が止まったままのあの部屋から、リョウは頑なに出てこないし、頑なにそれを変えようとしなかったから。

一時的な寝泊りは許しても、一緒に暮らすことは、一緒に新たな一歩を踏み出すことは絶対に許してくれなかったから。

そしてきりんや椎名をはじめ、明におそらくきりんの両親もそんなリョウの思いを察していました・・・・。

●9話の椎名ときりん

また、9話レビューでは、

椎名が"リョウから自発的に外に出て欲しくて"年末年始を椎名の家ですごさないか誘いにきていた

と解釈しましたが、そうではありませんでした。

理由はわかりませんが、椎名ときりんはリョウを連れ出すことに失敗し、椎名がハブられる状況になってしまっていたのです。

OP前、叔母の明が電話をかけ一緒にすごせないと言ってもリョウは全く気にしません。リョウにはきりんしか見えていなかった演出ですが、これが椎名にも掛かっていました。むしろ、リョウが椎名を全く気にしてないことを暗示するための演出だったと考えた方が自然です。

だから、きりんは自分だけがリョウとすごす罪悪感から、何かと理由をつけて、家を出ることができなかったのです。

●11話の三人

あと11話でも、きりんが推薦入試のことを黙っていた椎名に文句を言って、リョウがそれをなだめます。

「ふふん・・・・こういう時、真の心の美しさが浮き彫りになるよね」

そこで椎名はこんなことを言いますが、本心は真逆で、きりんがそれだけ深く椎名のことを思ってくれていたのだと嬉しくて、つい照れ隠しが口からこぼれていたのです。

それはきりんがそれだけ深く椎名のことを思っていた裏返しでもあり、二人の親密さと、リョウの心の遠さを示す演出でした。

11話レビューで書いたように、確かにこれでもリョウは随分と心を開き、二人に近寄りはじめていました。でも、二人の親密さに比べれば、まだまだ厚い心の壁が立ちはだかっていたのです。

しかしこのあと、リョウは椎名にお守りを差し出し、

「え?・・・・あ、ありがとう・・・・」

椎名は戸惑いながらそれを受け取ります。もう諦めかけていたのに、椎名が戸惑うくらいリョウが歩み寄ったことが演出されていました。

だからそのあと、椎名は受験は神様や人に頼る前に自分が頑張らないと=『リョウの心も解けてきたしそろそろきりんも自分で頑張らないと』ときりんの背中を押したのです。

●意地悪・・・・

まあ、リョウも自分のことで一杯一杯だった・・・・っていうか、どう考えてもネグレクトの両親の責任ですし、これらも仕方ないことなのですが・・・・。

ただ、こんな感じだったのに、それでも椎名はリョウから離れませんでした。だから、リョウに対して何かしら強い思いがあったのだとは思うのですが、それを明かさないなんて意地悪をされてるんですよね・・・・^^;

といったところで、これらを踏まえて12話の解釈に戻りたいと思います。

●隠し事・・・・

リョウときりんの合格を確認して、リョウはスマホで明にそれを報告します。

でもこの時、明の声が聞こえませんでした。後に明が出てくるのでギャラの節約ではありませんw

明の声が隠されている=何か隠し事がある演出です。明はきりんにリョウの部屋に住みたいと相談されていたのに、それを言い出せませんでした。

明は後に「エプロンに気を取られてて」なんて言い訳をしますが大嘘です。本当はリョウがまだきりんを受け入れてくれないのではないかと、言い出せずにいたのです。

一方、その側ではきりんが椎名にリョウの部屋に住むつもりだと打ち明けていました。これは7話の時と同じ、二人が親密な友達である演出です。

でも、この時すぐ側で話しているはずのリョウの声が全く聞こえません。リョウの耳にその会話が届かないかなと期待しながら話している、きりんの隠れた思いの演出と同時に、リョウもきりん達の話に聞き耳を立てていた演出・・・・だと思います。

だから、再びリョウが映された時、リョウはきりん達の方を横目で見ていました。

そして、そんな二人の思いを察していたから、椎名は電話が終わるとリョウから目を逸らせたのです。もう、きりんを手伝ってはいけないと、応援して見守るべきだと思ったから・・・・。

でも、きりんは桜のつぼみに話を逸らし、三人は桜の木を見上げます。だから、そのすぐ後ろで「内木ユキ=内気の暗示」が、「影=まだ人づき合いが恐いという心の影=隠した本心」と一緒におろおろとしていたのです。

引越しを言い出せないきりん、それがわかって祖母との思い出の部屋を変えたくないと思ってしまうリョウ、きりんを応援しつつ自分はリョウと友達になるのを諦めている椎名、そんな三人の内気な心が演出されていました・・・・。

●ユキの暗示

あと、今回も含め10話で前向きになって以降、ユキがベランダに出るシーンが全くなくなりました。ベランダ=心の外と内の中間、からユキが踏み出した演出だからです。

よって、あとでリョウときりんがユキの部屋にいきますが、きっとユキは「部屋=心の中」にはいなかったと思います。

だから、未だにおろおろとしているけど、ユキは一生懸命外に踏み出していて、リョウが桜を見ながら

「新しい季節がはじまる」

こう言ったのと同じ、「春、新しい命のはじまり=新しい一歩」といった暗示でもあったのです。

そしてそれがラストに繋がって・・・・。

って感じなのですが、これちょっと難しすぎないですかね・・・・これ単体じゃなく、椎名の本心が明かされたところから含めてですが・・・・何割の人がこれに気づくのでしょうか・・・・^^;

●きりんの村事情

OP明けて、きりんが引っ越すことになって泣きまくる父を、きりんが一瞬呆れ顔を覗かせながらフォローします。

おそらく、きりんはずっと何処かに出ていきたかったのです。村には同じ年頃の子供がいなくて、友達を作りたくても作れなかったから。

●服装に表れる心

一方、リョウがはじめて制服の上着を着て、中学校に、卒業式に向かいます。「服=温かいもの=心の温かさ」で、きりん達のおかげでリョウの心がほとんど普通の子と同じくらいまで温まっている演出です。

卒業式の最中、リョウは祖母のことを思い出し、寂しくなってしまい=心の元気がなくなってしまい、それが腹の音となって表れます。

一方きりんも、リョウの父兄として卒業式に出席しますが、その服は薄めの生地で寒そうな青色でした。引越しのことを言い出せず、きりんの心が冷えている演出です。

でも式のあと、きりんとリョウが教室で話していると、リョウのクラスメイト達がやってきて、同じ高校にいくので宜しくと、きりんに話しかけてくれました。

新しい友達ができて、嬉しさに揺れるきりんの心が、その瞳に表れていました・・・・。

●言い出せない二人

でも、二人は学校からの帰り道に色々買い込んで、リョウのアパートに戻ります。「荷物=心の重荷」で、引越しのことが気になっている二人の心が演出されています。

また、二人が階段を登る時は、下から階段の隙間越しに二人の姿が映されます。そして部屋に続く廊下を歩く時も、手すり越しに二人の姿が映されます。

「(視線を)遮るもの=心を遮るもの」で、引越しについて言い出したくても言い出せない二人の心が演出されていました。

更に、きりんは荷物を駅のロッカーに入れたままだったと、一人でそれを取りにいってしまいます・・・・。

●エプロンに込められた思い

一方、リョウが部屋に戻ると中で明が待っていました。リョウが卒業したら渡すよう頼まれていた祖母のエプロンを持ってきたと言うのですが、卒業式より優先することでしょうか?

いつでも渡せるのだから、卒業式の方に出て、エプロンは後回しにするのが普通です。午前中に外せない仕事が入った可能性もなくはないですが・・・・。

「でも、どうしてお婆ちゃん、明さんに?」
「(前略)誤魔化してたけど、もしかしたら『この状況』を予感してたのかもね」

また、二人はこんな会話を交わしますが"この状況=祖母が他界すること"ではないと思います。

「この状況=祖母が他界し、リョウが別の誰かと暮らしはじめること」です。

明は、祖母はそんな状況になった時、リョウの背中を押そうとしてエプロンを託したんだよと暗に言っていて、リョウもそれを察していました。

上記に書いた不可解な明の行動や、おそらく合格の報告をした時の不審な対応で。だから明の声を隠していたのにはそんな意図もあったのだと思いますw

そしてエプロンを愛おしそうに撫でながら見詰めるリョウに、その思いが伝わったと感じたから、明は何も言わず静かに部屋を出ていくのでした。リョウがきりんを受け入れてくれることを祈りながら・・・・。

●答えはもう・・・・

その後、リョウは早速祖母のエプロンを着てブリ大根を作ります。でも、でき上がったブリ大根を一人で味見しても物足りなくて、その理由を探します。

そんな時、きりんが勢いよく「扉=心の扉」を開けて「部屋=リョウの心」に入ってきました。

リョウは瞳を揺らし、髪を躍らせてきりんの方に振り向きます。揺れ動く心に、もうその答えは出ていることが演出されていました。

「途中の商店街でも色々買ってたら、遅くなっちゃった」

また、きりんはこんな言い訳をしますが、引越しのことを言い出せなくて、帰り辛くて、どんどん心の重荷が増えていったことが演出されていました。

でも、ブリ大根を見ると、きりんは目を輝かせ、二人で早速食べることになります。そして嬉しそうに食べるきりんを見て、

(食べてくれる相手がいてはじめて、お婆ちゃんの味になるんですね)

こう独白するリョウの上半身と、その後ろの祖母の写真(手を前で組んでいる)が映されます。しかし、台詞の途中でリョウの顔のアップに切り替わり、後ろの祖母の写真も親指を立てリョウを応援する姿に変わります。

エプロンに込めたように、祖母もリョウの新たな一歩を応援していたから。

また、食後に、リョウからエプロンのことを聞くと、

「これでお婆ちゃんとの思いでも増えるね・・・・そのエプロンでお婆ちゃんの料理作ったらさ、新しい思い出が増えるってことにならない?
思い出って、振り返るものでもあるけど、増やしていくものでもあるでしょ」

きりんはこう言って満面の笑顔を浮かべます。幸せな何気ない思い出、幸腹グラフィティを、今度はきりんと増やしていける、リョウにもそう思って欲しかったから・・・・。

そしてリョウもしっかりその思いを受け取り、

「素敵です、きりん。凄く今大人っぽく見えました」

と嬉しそうに応えるのでした。

●1話とは逆に

夜、リョウが寝ようとすると、先に寝ていたきりんが布団を跳ね除けていました。

「きりん、これからも宜しくお願いしますね」

リョウはこう言って、きりんの頭を優しく撫でます。そしてきっときりんの布団を直したことでしょう。

1〜3話レビューで書いたように、1話では夜トイレに起きたきりんが、布団を跳ね除け冷えていたリョウ(の心)に布団をかけ、その頭を撫でました。

だから今度は逆に、リョウが冷えたきりんの心に布団をかけ、その頭を撫で不安を取り除いてあげたのです・・・・この時点ではまだその暗示だけでしたけどw

●明の思い

翌日、二人で朝食を食べていると、引越しの話になり、遂にきりんはリョウの部屋に引っ越すつもりだったことを打ち明けます。

「ご、ごめん、明さんから聞いてると思ってた。っていうか私も、言ってると思ってた」

でも、こんな既成事実をでっち上げて事後承諾を取ろうとするきりんに、リョウは首を縦には振りません。

そんなところに椎名もやってきて、海老カツサンドを差し入れます。「海老カツ=エブリデイ勝つ=日常で勝つ」、今まできりんがリョウと積み重ねた日々が勝つ、との応援を込めて・・・・。

更に、きりんの両親も引越しの手伝いだとやってきて、最後に明まで休みが取れたからと言い訳しながらやってきます。

卒業式には出られなかったのに、(おそらく)きりんが言い出せなかったと聞いたから、一緒に土下座をするために。今まで面倒が見られなかった分、この一歩だけは何としてもリョウの後押しをしたかったから・・・・。

●新たなグラフィティを

部屋に入り、きりんと明はリョウに土下座をして色々弁解を並べます。そして遂に、リョウは、

「でも嬉しいです。きりんと一緒に暮らせるのは」
「・・・・良かったよ〜リョウ〜。一緒に住んでくれなかったらどうしようかと思った」

と微笑んで、きりんは泣きながらリョウに抱きついてしまいます。

リョウも、祖母が亡くなってからずっとその思い出を留めていた部屋に、「新たな落書き=グラフィティ」をきりんと刻むことを、新たな一歩を踏み出すことを、やっと決意することができたから。

そして部屋の、ずっと白黒だった祖母の写真に色が戻ります。ずっと祖母だけだった写真に小さいリョウが加わります。もう過去の彩りがなくても、過去の思いを思い出として心にしまって、リョウはきりんと歩きだせたのだから・・・・。

●約束の桜吹雪

両親が去っていったあの日、リョウは瞳=心を固まらせ、祖母の手を握り締めました。

でも、握ったその手も離れてしまい・・・・あの日から凍りついた心、あの時のままだった部屋。

でも、今日はきりんが、椎名が、明が、きりんの両親が、その部屋で笑っている。

そんな演出が次々に流れたあと、凛(きりんの母)が野菜炒めを作って、みんなで晩御飯を食べることになります。

でもそこで、リョウは下の部屋のユキも呼んでくると言い、きりんがそれにつき合います。

そしてアパートの階段を下りる二人が、立ち並ぶ柱越しに映され、まだ二人には心の壁が残っていることが演出されます。

更に、きりんはおっかなびっくり体勢を揺るがせながら階段を下りていて、大きく揺れている心が演出されていました。リョウがきりんに何か言うために、部屋を出たと察していたから・・・・。

でも、階段を下りきると、柱のない場所で、心の壁を取り払って、リョウは

「きりん・・・・これから、宜しくお願いします」
「あ・・・・こ、こちらこそ、宜しくお願いします」

ときりんとお辞儀し合って、二人で笑うことができました。

そんな二人を祝福するように、桜の花びら、冒頭でリョウ達が見上げ、ユキがその開花を暗示した桜が、二人に降り注ぐのでした・・・・。

そして世界は再び煌きだします。あの日、椎名がリョウの手を握ってくれたから。あの日、きりんが二人の手を握ってくれたから。

「沢山の料理と、沢山の思い出を・・・・幸せな料理と、幸せな、思い出を」

だから、リョウのこの言葉に、これからの幸腹な時間を垣間見たところで、二期ではリョウが椎名の手を握ってくれると信じて、幸腹グラフィティのレビューを終わりたいと思いますw


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2015年04月04日 02:36 by 元会長
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幸腹グラフィティ TBS(3/26)#12終
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Tracked: 2015-04-04 09:20


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