【アイドルマスター シンデレラガールズ12話】杏を思うきらりが切ない!凛と最終回の行方が不穏な件【感想・考察】


アイドルマスター シンデレラガールズ
第12話「The magic needed for a flower to bloom.」

さて、今回はユニットの枠を超えて、アイドル達全員の「まとめ役」になった新田美波のリーダーシップが光りつつも、その裏に凛の不穏な演出が見え隠れする回でした。

●気合いの入らない凛

冒頭は、アイドルフェスが間近に迫り、海の近くの合宿所で練習をするニュージェネレーションズ(島村卯月、渋谷凛、本田未央)が映されます。

蝉兄貴の熱いエールの中、曲の最後を決めポーズで〆る三人が"横から"映されます。

今回、全体練習でも曲の〆が何度も映されますが、全て正面から映されていました。正面から自分に向き合って練習に臨んでいるアイドル達の気持ちを表現するなら、正面から映すのが一番だからです。

よって、ニュージェネレーションズの三人は自分に正しく向き合えていません。

一番わかり易いのは未央で、デビューライブも気負いすぎて失敗したのに、今度こそと、また気負ってしまっています。

「気合『、』入ってるね・・・・」
「もっちろん!こんどのフェスは346プロダクションのビックイベント!この合宿中に完っ璧に仕上げて、今度こそ最っ高のステージ見せなきゃ!」

それは凛とのこの会話からも一目瞭然です。まあ、こんな感じの未央や上手く踊れず不安になっている卯月は良いんです、このあと美波がちゃんと引っ張ってくれるのでw

問題は凛です。『、』の間が入っていて、凛自身は全然気合いが入っておらず、だからこんな感想が出てしまっているのです。そして、今回はそんな凛が各所で描かれていました。

●全体打ち合わせ

そうこうしている内に、アナスタシアが武内Pから大事な発表があると三人を呼びにきます。

「私は別件で明日の夕方まで合宿所を離れます。その間のみなさんのまとめ役を新田さんに、お願いすることになりました」

そして全員集まったところで武内Pはこう言って、

「今度のフェスでは、各ユニットの曲だけでなく、私達全員で新曲を歌います」

美波がこう発表を引き継ぎ、これからは午前だけユニット練習、午後は全体の新曲練習だと続けます。

また、この時、ほとんどのアイドル達は三角座りですが、美波、未央、凛だけ上半身を後ろに傾け、両手を後ろについて体を支えています。三人が無理をしていて、支えがないと(心の)体勢が崩れてしまいそうになっている演出です。

でも、美波はまとめ役に指名されると、(夜、布団の中でアーニャが支えてくれるから)自力で立ち上がれました。なんか()の中が意味深ですけど・・・・w

逆に未央は、そこから更に片手を上げて不安定な体勢になりますが=より気負ってしまいますが、アーニャに元気づけられた美波がなんとかしてくれますw

ただ、凛は最後までこのままなんですよね・・・・因みに、杏もあぐらでしたが、(たるんだ)三角座りって感じでいつも通りだと思いますw

●決めポーズ

OP明けて、早速全員で新曲の練習をします。

そこで曲の〆に合わせて、右手を斜め上に上げた決めポーズが正面から映されますが、

アーニャ、蘭子、美波、李衣菜
みく、智絵里、杏、かな子、卯月

だけしか映されず、その直前にターンする

(卯月、)未央、凛、莉嘉、みりあ、きらり

が横から映されますが、凛は卯月と未央に隠れてほとんど映されません。更に、未央、莉嘉、みりあ、きらりは、自分に向き合うってより、

『楽しいアイドルをはしゃぎ回りながらしている』

感じで、それほど悪い演出ではないはずです・・・・根が、天真爛漫なだけでw

でも、凛は確実にそんなタイプじゃないし、更に他のメンバーに遮られほとんど見えないっていう特別(ネガティブな)演出を一人だけされてるんですよね・・・・。

あと卯月がここにも入ってることが、微妙に気になるといえば気になります・・・・。

●凛と夜空、その一

その夜、ニュージェネレーションズの三人は部屋で、新曲の練習を心配しつつも、今度こそフェスを成功させようと励まし合います。

でも、このシーンの最初、凛は卯月達から離れた窓際で夜空を見上げてました。「星=夢中になれる何か」に思いを馳せて・・・・。

これより凛は、アイドルをやる意義をまだ見つけられなくて、アイドル活動から心が離れつつあることがわかります。

だから、凛は(精神的に)座るのも辛くて、障子の枠にもたれかかっていたのです。また、卯月と未央も座っていて疲れている心が演出されています。

また、三人は自分達の部屋に戻ってしまっていて、自分達のユニットしか見えていないことが演出されていました。

●CANDY ISLANDときらり

一方、CANDY ISLAND(双葉杏、緒方智絵里、三村かな子)の三人も、キッチンでフェスまでに新曲をマスターできるのか不安を隠せずにいました。

この時、かな子と智絵里がキッチンで片づけをしていて、杏が食卓に腰掛けて、かな子達に不安を漏らします。

まず、かな子はスイーツでなんとかできないかなと心の何処かで思っていて、何となくキッチンに残っていたのだと思います。そして智絵里も、そんなかな子につき合って一緒に片づけをしていました。

また、かな子と智絵里は立っているので、解決法はわからなくても新曲にぶつかっていきたいと考えていることがわかります。

しかし、智絵里が手を滑らせてコップを割ってしまい、それを片づけようと智絵里とかな子は座り込んでしまいます。でも、それにより、心配した杏がキッチンまできてくれました。

9話レビューで書いたように、杏は押しても動きません。引いて、杏の力が必要だと言わないといけないのですが、そんな形で噛み合っている三人の関係が上手く演出されていました。

ただ、9話レビューでは、智絵里は四葉のクローバーのような『身近にある幸せを掴みたい』子だと書いたのですが、ちょっと違ったんですよね。

確かに9話で、滑り台から落ちそうになった杏を掴んで助けましたが、智絵里としては助ける気持ちで掴んでないんですよね。せっかく見つけた四葉のクローバー"CANDY ISLAND"をもう手放したくない、むしろ見捨てないで欲しいと、逆に縋るような気持ちで杏の手を掴んでいたのだと思います。

だから、智絵里がクローバーを持つ時は、両手でずっと握り続けているのです。

また、きらりがそんなところにやってきて、箒と塵取りを持ってくると言ってくれました。

これらより、杏、かな子、智絵里、きらりはみんなの共有スペースに留まっていて、全体のこともある程度見えています。

ただ、きらりが箒などを持ってくると言ったところでこのシーンは終わっていて、杏達三人は固まったままで、四人とも「割れたコップ=新曲の問題」を持て余していました。

ユニット単位、三人くらいなら自分(達)で引っ張っていこうと思うことができたけど、十四人全員を引っ張る自信なんて何処にもなかったから・・・・。

●休憩室で

その頃、休憩室(?)では、前川みく、多田李衣菜、城ヶ崎莉嘉、赤城みりあの四人がテーブルに着いて話していました。

11話レビューで書いたように、みくと李衣菜は嘘っぽい自分に自信がなくて、劣等感を誤魔化せる年少二人と話すことが多いです。

年少組にしても、新曲のことでシリアスな話をしている他のメンバーより、喧嘩のことで茶々を入れられる二人の方が気楽におしゃべりができるので相性が良いのでしょう。

でも、だからこそ、みくと李衣菜は上手くいっていない新曲は諦めて、ユニットの方を大事にしたいと打ち明けます。

「私達、一番最後だったから・・・・」

そして李衣菜はその理由を、おずおずと、躊躇いがちにこう続けますが、本心ではありません。

この時、部屋の外で話を立ち聞きしていた美波が映され、李衣菜の姿が隠されるからです。これは境界の彼方12話レビューなどで書いたように、敢えて隠すことで李衣菜(とみく)の思いを強調すると同時に、そこに裏があることを示す演出です。

だから、11話レビューで書いたように、やっと自分と同じ嘘っぽいアイドルとユニットを組めたみくと李衣菜が、それを大事に思うと同時に、自分達に自信がないからより新曲に及び腰になっていることが演出されていました。

そして美波も、この会話からそんな二人の気持ちを察したのだと思います。

●きらりと杏

その後、美波が縁側にいくと、すりガラスの引き戸に隠れるように、きらりが膝を抱えて座り込んでいました。

美波が声をかけると、きらりは『かな子と智絵里が』不安がっていたと話したようで、美波が

「そう・・・・智絵里ちゃんとかな子ちゃんがそんなことを・・・・」

と答えるまでの間のシーンがカットされています。

でも、CANDY ISLANDで一番新曲を不安がっているのは杏です。もし、あのあとコップの破片を片付けながら、かな子と智絵里だけと話したのなら、二人は「ちょっと手が滑って」とか誤魔化して、新曲のことには触れなかったはずです。

杏とも話していたとしても、三人が不安がっていたと話すはずで、かな子と智絵里だけを挙げるのは不自然です。

「きらりはね、みんなで歌うのって楽しぃかなって思ったんだけど」

そして引き戸に姿を隠されながらきらりはこう言葉を続けます。上で書いたように、これもきらりの言葉に裏がある演出です。

「ユニットの練習も大変でしょ。両方上手くできるかどうか不安な子もいるんだなって思うと・・・・」

一方、更にきらりがこう続ける時は、きらりの姿が映されます。

よって、きらりは杏が心配で、コップが割れる前から杏達の話を立ち聞きしていました。みんなで歌うのは楽しいと思いながらも、杏がちゃんとできるのか心配で様子を窺っていたのです。

だから、ちょっときらりが可哀想なので、そのうち報われるエピソードが入ると良いな・・・・。

●状況把握?

よって、美波はこの時点で、

みく、李衣菜、莉嘉、みりあ、きらり(+かな子、智絵里)

の話を聞いていて、アーニャも含めると9人/14人の気持ちを把握しています。

凛、卯月、未央、杏、蘭子

だから、残りはこの五人ですが、美波は昼の全体練習で、最後の決めポーズの時、蘭子がヨロヨロだったことに気づいていました。

また、きらりの話から、きらりの杏への思いをどれだけ察しているかはわかりませんが、杏が新曲に否定的なのは簡単に想像がつくでしょう。

そして、ニュージェネレーションズのデビューライブにも立ち会っていて、未央が気負いやすく今もそうなっているのを察するのは容易ですし、それに卯月が振り回されているのも、練習を見ればすぐわかったでしょう。

凛の気持ちがわからなくても、仮に凛が肯定的でも、美波は大半が弱気な逃げ腰になっていて、未央が空回っているという危機的な状況を、この時点で把握していました。

●重なる手と手

だから、美波は布団の中で天井を見上げたまま、眠れないでいました。そしてつい溜息が漏れてしまい、アーニャが「眠れないですか?」と心配して声をかけます。

「私が眠れない時、ママ、良くこうしてくれました・・・・美波はこれで眠れそうですか?」
「ええ、スパスィーバ」

更に、アーニャは右手を差し出しながらこう言って、美波がそっと右手を重ねると、優しく握り返してくれました。

そして二人はこのあとメチャックス・・・・ではなく、微笑みを交わして眠ることができたのだと思いますw

8話で蘭子の背中を押したのもアーニャでしたし、アーニャの気遣いが素晴らしいです。

・・・・ただ、今回年長組(美波とアーニャ)が素晴らしかったと書こうとして、アーニャの年齢を確認したら十五歳だったという驚きの事実がw

きらりや杏と同じ十七歳くらいだと思っていたのに・・・・蘭子といい、最近の子は発育が良いですねw

●蘭子と標準語

一方、そんな蘭子は布団の中で練習が上手くできなかったと『標準語』で悩んでいました。

8話レビューでは、部長には標準語だし、親密でない相手ほど標準語だと書きました。

でも、それ以外でも、凹んで自信がなくなると標準語になるみたいですw

熊本弁は、テンション・・・・魔力が満ち、それを扱うに足る魔王の器を得た者だけが操奏できる禁忌の言霊(熊本弁)、って感じでしょうかw

●両手を見てアーニャを思う

翌日、また全体練習をしますが、やっぱりダンスがバラバラで一曲通すと大半のメンバーがヘタりこんでしまします。

未央がもう一度頑張ろうと言いますが、みくや李衣菜、杏は反対するし、智絵里は気圧されてしまいます。

そこで美波は一旦練習を休憩にして、洗面台で(心の迷いを)洗い流し、口の両端を指で押し上げて無理矢理笑顔を作ります。そして両手で自分の頬を軽くはたいて気合を入れますが、逆に不思議な温もりを感じて、じっと自分の両手を見詰めます。

その右手は昨夜アーニャが優しく握り返してくれて、その左手はデビューライブ直前、アーニャと震えながら握り合っていて、アーニャの温もりで溢れていました。

だから、美波は無理にみんなを引っ張って練習を続けるのではなく、不安を半分こするためにレクリエーションをするべきだと決心することができたのです。

●美波のナイス采配

美波はみんなのところに戻ると、練習ではなく(三人ユニットが大半なので)三人一組のリレーをすると言い、みくと李衣菜には進行役を割り当てます。

みく達はまだ自分達の嘘っぽさに気後れしていて、競技に参加するより、少し離れた場所からみんなを見て、親近感を持って貰った方が良いと考えたのだと思います。

また、ソロの蘭子を二人組の美波達のチームに入れて、チームプレイに慣れていない蘭子を直接サポートしました。

●バトンパスの演出

「位置について〜、よ〜い」
「どん!」「ロックンロール!」

そして李衣菜とみくのこんな合図でリレーがはじまります。

ここでニュージェネレーションズは卯月→未央→凛の順番で走りますが、まず未央がほとんど止まった状態で卯月のバトン(ジュース)を受け取ります。他のチームは、ちゃんと移動しながらバトンパスしてるので、その差は歴然です。

更に、今度は未央と凛のバトンパスでも、凛は

「やればわかるって・・・・」

と美波の言葉を反芻しボーっとしてたせいで、未央が戻ってきたことに気づかず、バトンパスを失敗し、バトンを落としてしまいます。そしてそのせいで凛は美波に抜かれ二着になってしまいました・・・・。

●一つになる心

「位置について〜、よ〜い」
「「ロックンロール!」」

その次は飴食い競争でしたが、そこでみく達の合図がこう変化します。みくがちゃんと李衣菜に合わせていることが演出されていました。

そして競技を重ねていくうちに、ユニットの枠を越えて互いを知ることができて、みんなにチームワークが育っていきます。

だから凛達も美波の意図がわかり、武内Pが指名したからではなく、そんな美波がまとめ役に相応しいと、心から信頼を寄せていくのでした。

●美波が教えてくれた道

その夜、ご飯のあとで、アイドル達がキッチン、縁側、庭にバラけて話したり花火したりする中、

「ごめんね。私、焦って空回りしてたみたいで」

縁側で未央が美波にこう言うと、

「(前略)みんなと出会って、そしたら、ユニットデビューが最初に決まって。嬉しかったけど、不安だった。
・・・・でも、不安は半分こできたから。一緒に不安を乗り越えて見えた景色は、とってもドキドキできるものだったから・・・・冒険して、一歩踏み出してみて、良かったって思えたから。
・・・・次のライブもね、きっとまた、新しい景色が見えるチャンスなんだろうなって。まとめ役だからじゃないの。今度は、みんなと一緒に何が見えるのか、私自身が確かめてみたいの」

美波はこんな思いを伝えます。アーニャが握ってくれた、不安を半分こしてくれた手を見詰めながら・・・・。

それをみんなも聞いていて、自分やユニットが引っ張るんじゃなくて、みんなで一緒に進んでいけば良いんだと、美波のおかげで進む道を見つけることができました。

●凛と夜空、その二

「何が見えるんだろう・・・・私も見てみたいなぁ」

そして未央が目を輝かせ、夜空を見上げながらこう言って、卯月や凛も一緒に夜空を見上げます。

でも、目を輝かせる未央や卯月と違い、凛はみんなに釣られてなんとなくボーっと見上げるだけでした。『夢中になれる何か』、凛の星がまだ何処にあるのかわからなかったから・・・・。

●美波は全会一致で選ばれたけど

翌日、武内Pの前で新曲のラストを決める一同が映されますが、やっぱり上に書いた通り凛だけ不穏な感じです。一応、全員が同時に映される画が追加されてはいますが・・・・。

「(前略)そこでのまとめ役として、ステージのリーダーを決めようと思うのですが」

更に武内Pのこの台詞に合わせて、横一列に並ぶアイドル達が映されますが、ここで凛だけが半歩後ろに下がってるというか、未央の右腕の後ろに隠れてるんですよね・・・・。

リーダーの方は全会一致で美波が選ばれて、美波も「はい!」と力強く応えるのですが・・・・。

更に、次回予告でアイドルフェスのステージ(?)が映されますが、どんどん引いていく≒どんどんアイドルから遠ざかっていく演出が入っています。

ナレーションが凛でなかったのがせめてもの救いといえば救いかもしれませんが・・・・。

・・・・まあ、表は良い流れで、それに隠してこんな不穏な演出を入れる意地悪をしてるので、次回だってきっと(表は)ハッピーエンドだと思いますw

何と言っても、次回は分割二クールの前半ラストで、まさかバッドエンドの引きとか入れないしないでしょうし・・・・w

と、メタ読みで希望を繋いだところで、

アイドルマスター シンデレラガールズ
第13話「It's about time to become Cinderella girls!」

に続きますw


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2015年04月07日 22:40 by 元会長
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THE iDOLM@STER シンデレラガールズ BS11(4/03)#12
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Tracked: 2015-04-07 23:52


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