【ニセコイ:6話】千棘、万里花、小咲のチョコ恋愛診断!【感想・考察】


ニセコイ:第6話「オイシイ」

今回、女の子達の作るチョコレート(作り方、渡し方、チョコの形態)が、それぞれの恋心を的確に表現していました。

●千棘のチョコ

まず、冒頭、千棘がスライムや悪霊のような形のチョコを作って、

「ん?何か違うね?」

と、形にならない戸惑いを漏らします。

更に、後のシーンより、千棘は砂糖と塩も間違えてしまっています。

よって、カカオが入ってることくらいしか合ってない、と突っ込みたいところですが(笑)、これは千棘自身も「チョコ=自分の恋心」がどんなものなのか把握できていない暗示です。

でも、千棘は既製品を湯煎するのではなく、一から手作りしています。まだ理解できなくても自分の恋心に向き合って、ちゃんと形にしていきたいという、千棘の心が暗示されていました。

●素直になれない千棘

しかし、バレンタイン当日、始業前に楽と話しても全く素直になれず、千棘はチョコを渡すことができません。

その後、千棘が(チョコを渡せないまま)体育館の側を歩いていると、小咲が割ってしまったチョコを見詰めて落ち込んでいました。

そこで千棘が声をかけ、二人は体育館の通用口(?)の前に座り込んで話します。これは(精神的に)一人では立つことができなくて、「体育館の扉を閉ざして=心の扉を閉ざして=本当の思いを隠して」話していることの暗示です。

そこで色々話して、二人は割れてしまった小咲のチョコを作り直そうとするのですが、美味しいチョコを作れないまま下校時間をすぎてします。そのため、千棘は小咲の手伝いを言い訳に、楽にチョコを渡すことを諦めそうになります。

「ダメだよ、今日中に渡せなくなっちゃう。手伝ってくれてありがとう、千棘ちゃん。私は大丈夫だから。ギリギリまで頑張ってきっと美味しいの作るから。だから、千棘ちゃんも頑張って」

でも、小咲にこう背中を押され、千棘は再び楽にチョコを渡す決心をするのでした。

まだ自分の恋心がよくわからない上に、素直になれず、自分の恋心から逃げそうになっていた千棘の心と、千棘と小咲が互いに励まし合うところが丁寧に演出されていました。

●塩辛いチョコレート

「実は、昨日、偶然たまたま手作りのチョコを自作しててね、たまたま持ってきてたから、義理だけど、アンタにバレンタインってことであげても良いわ、義理だけどね!」

そして、頬を真っ赤に染め、目を泳がせながら、こんな滅茶苦茶な言い方になってしまいましたが、千棘は何とか楽にチョコを渡すことができました。

でも、こんな風に、ツンデレなことを言ったり、照れ隠しや嫉妬で楽を殴ったり、千棘はまだ好意の伝え方がわかりません。

だから、砂糖と塩を間違えた、咳き込むくらい塩辛いチョコレートがそんな千棘の「恋心=楽への愛情表現」の状況を暗示していました。

「へぇ〜、まあお前にしちゃあ頑張った方じゃね〜か・・・・うん、うめえ〜うめえ〜、ちゃんとチョコになってんじゃね〜の〜」

しかし、楽はそんなチョコでもこう言いながら食べてくれて、それでも千棘の思いを受け止めてくれること=そんな二人の関係性が演出されていました。

だから、千棘は喜びと安心で「素直になった心で=デフォルメ調の姿で」楽を見詰めたあと、

「お返しは十倍返しでお願いね。期待しとくから」

こんなことを言いながら帰っていくのでした。

ただ、学校からの帰り道、千棘は余りのチョコを食べ、砂糖と塩を間違っていたことに気づきます。千棘が上手く愛情表現できてない自分を再認識できた暗示なのですが、その反省を活かせるかというと・・・・?

●巨大チョコ像の意味

次に、万里花ですが、冒頭で工作機械を駆使し、図面を引いて巨大チョコを制作していました。

・病弱なのに無理に(機械に頼って)動いている
・楽への思いが強すぎて自分でも制御できない
・十年前の思い出を無理に大きく美化している

こんな万里花の暗示ですが「大きく美化している(≒縋りついている?)」と解釈したのは、万里花が「巨大な楽のチョコ像」を作っていたからです。

千棘や小咲はあくまで自分の恋心を伝えたくて「そんな自分の分身=可愛いお菓子」を作りました。だから逆に、万里花の思いの根源は万里花の恋心ではありません。

十年前に病室より外の世界のことを教えてくれた「楽≒ヒーロー」への憧れ(病気を忘れるために縋りたい思い?)、

『理想の楽(≒ヒーロー)像』

を作り、それを押しつけているのです。

そんな訳で、作るだけでなく、エンジン搭載の荷台でないと、万里花はチョコを運ぶことすらできません。更に、万里花は(おそらく)楽を追いかける途中に運転を誤って、壁に突っ込み像を大破させてしまいます。

ここまでで述べたように、色んな意味で自分の思いを制御できていない万里花の思いが暗示されていました。

また、一連のシーンで、楽のチョコ像が大きすぎて天井を突き破り、万里花が像を動かす度にどんどん天井が壊れていきます。楽への思いが大きすぎて周りをまきこんでしまう、万里花のトラブルメーカーっぷりが演出されていました。

これに限らず、工作機械で作ったり運んだり、渡すのが巨大な楽のチョコ像だったり、それが壁に激突したり、これらは全てギャグ演出ですが、裏には上に書いたような万里花の思いが暗示されていると思います。

●味は美味しい

だから、楽は最初思わず万里花から逃げてしまいました。でも、逃げる途中で会った鶫との会話で、逃げたことを反省します。

そして、大破したチョコの側で座り込む万里花のところにいくと、楽の方から飛び散っているチョコを食べはじめます。(周りを巻きこんで)汚れてしまっていますが、万里花の好意は明らかで、ちょっと汚れた甘いチョコレートが、そんな万里花の愛情表現の暗示になっていました。

●義理チョコ

次に鶫ですが、気軽さを装って楽に義理チョコを渡し、楽も素直に義理チョコとして喜びます。

鶫は千棘への遠慮から(?)思いを抑えていて、だから楽も鶫の恋心に気づいていないことが暗示されていました。

●一万分の一の奇跡?

最後に、殺人パティシエ・小咲ですがw、今回は一万回に一回の奇跡(本人談)で美味しいチョコができてしまいます。

ただ、どうしてできたのか≒どうしてバレンタインチョコを作る勇気を持てたのか、その理由が明示されていません。

・・・・クリスマスには楽が千棘と一緒にホテルに泊まるようなことを言ったり、前回は万里花が自宅で楽(と千棘)と勉強会をしていたり、むしろどうして今まで動かなかったのかって状況ではあるのですが・・・・w

なので、このままでは本当に千棘や万里花に楽が取られてしまう、と深層心理に危機感を募らせていたから、美味しいチョコを作れたのだと思います。

つまり、小咲はいつも楽への恋心を隠していて、逆に言えば自分でもそれを表に出すことができません。

だから、千棘や万里花に危機感を煽られるか、今回のように応援されないと自分でもその思いを表に出すことができないのです。よって、小咲が基本殺人お菓子しか作れないのは、そんな奥手な小咲の愛情表現の暗示ですw

●小咲が頑張れた理由は・・・・

でも、危機感を煽られてチョコレートを作れても、小咲の表層心理では全然覚悟が決まっていませんでした。

だから、そんな状況でチョコを渡そうとしても、途中で転んでしまい小咲は諦めかけてしまいます。しかし、

『千棘が、楽のことなんて好きじゃないと嘘を吐き、心配事が減ったのと、その千棘が応援してくれたことで』

小咲も何とかチョコを作り、楽に渡すことができました。

・・・・替わりに千棘との修羅場フラグを抱えてしまいましたけど・・・・w

●特別な義理とは・・・・?

一方、小咲が遅くまで残ってチョコを作っていたことを知り、

「も、もしかして、このチョコ、本命?」
「義理です!・・・・でもちょっとだけ特別な義理です」

楽はその真意を尋ねますが、小咲はこんな言葉を残して走っていってしまいます。

(特別な義理ってどんな義理だ・・・・?)

それを聞いて、楽はこんな独白しますが、

『本命ってことだよ言わせんな恥ずかしい!』

と突っ込んだところで、7話レビューに続きますw


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2015年05月20日 08:04 by 元会長
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ニセコイ: TokyoMX(5/15)#06
Excerpt: 第6話 オイシイ 明日はバレンタインデー。手作りチョコを作る千棘、造形が無茶苦茶。万里花は何やら巨大建築物を製作中。小咲も1万回に1回の奇跡の美味しいチョコを完成した。これは渡さないといけない。 バレ..
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