【プラスティック・メモリーズ12話】アイラとまた巡り会える最終回を信じてる!【感想・考察】


プラスティック・メモリーズ #12「想い出が埋まってく」

さて、今回は甘いイチャラブに混じって色々不穏な演出が入っていました。どうせ最終回でそれらに触れることになるだろうし、イチャラブの方だけ拾って現実逃避したいところですが(笑)、本編に沿ってそれらを追っていきたいと思います。

●不安と戦うアイラとツカサ

冒頭、メンテナンスユニット(?)で寝ていたアイラは不安で目を覚まします。そして泣きながらツカサのベッドに飛び込むと、

「まだいるよね?ツカサは傍に、いるよね?」

と、震える体でツカサに抱き付きました。ツカサもそんなアイラを優しく抱き返します。(中二階の)ベッドはツカサの心の暗示で、これはアイラがそこに踏み込んで自分の本心を明かしている暗示です。

また、後述する映画を見た後の公園のシーンでも、アイラのこんな不安な気持ちが描写されていました。

●ツカサが言いかけたこと

そんな訳で、翌朝アイラは洗面所で浮かない顔をしています。昨夜の話でツカサを心配させてしまったことを気にしているアイラの演出です。

だから、朝食の時、二人は互いを安心させようと敢えて明るく振る舞います。

しかし、そのシーンの最後、ツカサは真剣な表情で、

「アイラ、あのさ・・・・あっ、いや、何でもない」

こう何かを言いかけますが、結局それを話すことができませんでした。

まず、ここを"ツカサがアイラを元気付けようとしたけど、その言葉を見付けることができなかった"と解釈すると・・・・

後にツカサは、アイラのメンテナンスユニットのところでアイラの回収同意書にサインできずにいることを打ち明けます。中二階がツカサの心の暗示なら、地階(のメンテナンスユニット)はアイラの心の暗示です。だから、これはツカサがアイラの心に踏み込んで本心を明かしている暗示です。

そこで、アイラがツカサの背中を押して、ツカサは同意書にサインすることができました。そして二人は、二人の心の架け橋である中二階への階段の真ん中に座ります。更に、そこで恋人繋ぎに手を繋ぎ、肩を寄せ合うのでした。

一方、7話レビューで書いたように、おそらくツカサは孤児です。だから、昨晩不安な本心を話してくれたアイラに、そのことを打ち明けようとしますが、逆にアイラを心配させてしまうかもしれないと、言い出せなかったと解釈すると・・・・

後の同意書のサインのことで心を近付けることはできましたが、ツカサはまだ孤児だということを言いだせずにいます。だから、ツカサのベットで二人で添い寝(笑)というゴールにはまだ辿り着けていない暗示、ということになります。
(カヅキにアイラの回収同意書を渡される前なので、ツカサがそれについて話そうとしている訳ではありません)

ただ、どちらにしても、そんなツカサを見て、アイラは気を遣わせてしまっていると感じ、悲しげな表情を浮かべるのでした。

●カラーボタン

OP明けて、事務所のホワイトボードに作られた出勤表がアップで映されます。そこに付けられたマグネットカラーボタンの有無や色で、出勤状況がわかるようになっています。

そして、例えば2話冒頭ではツカサとアイラの二人とも、5話ラストではツカサの欄に白のマグネットカラーボタンが付いていました。

しかし、ここ数話、ツカサとアイラのそれがずっと赤色に変わっています。直接的には回収業務のため外出とかそんな意味なのでしょうが・・・・

まず、これはアイラの回収を控え、ツカサとアイラの精神状態が不安定になっている演出です。なので素直に取るなら次回アイラの回収を見届けたツカサの色が白に戻るのかな〜といった感じです。

ただ、もっと深読みすると二人がイレギュラー、ターミナルサービスに向いていない演出なのかも?って気がします。もしそうだとすると、アイラの回収を機に、ツカサが退社し「また巡り会える日」を目指して大学に進むって展開もワンチャンあるのかな〜と思ってみたり・・・・。

●アイラの葛藤

そんなところにザック(とミチル)がやって来て、二人に強引に映画のチケットを渡します。この時、ミチルが九十度横を向いているのは、素直に二人に向き合えないツンデレなミチルの演出です。

更に、事務員のレンが旅行パンフレットの束を渡してきたり、コンスタンスがドレスコードのある高級レストランのディナーチケット(やそのための正装)を渡してきたり、一課の面々が二人を応援しようと色々話しかけてきます。

でも、後の公園での会話より、アイラは普通に仕事をしていたいと思っています。

だから、アイラが渡されたドレスを掲げその陰に隠れたり、そのまま後ろ向きになり揺れながらドレスを珍しそうに眺めたり、ツカサに

「えーっと、折角だし、明日は休みを取って出かけてみる?」

と言われ困った顔で微笑むのは、普通に仕事をしなくて良いのか葛藤しているアイラの演出です。

●公園にて

そんなこんなで、翌日、映画を見た後、二人は高台の公園のベンチに座って話します。ここでアイラが言った

「あれは、暗いところにいると、ツカサがいなくなっちゃうんじゃないかって、不安で」
(中略)
「ねぇ、ツカサ。私ね、最近夜眠るのが怖いの。想像、しちゃうんだ。二度と目を覚ますことができないんじゃないか、って。二度と、ツカサと会えなくなるんじゃないかって」

これらの言葉に、不安と懸命に戦っているアイラの気持ちが表れていました。

だから、このシーンでは空が少し曇っていて、雲越しの陽の光が淡く滲んでいる演出が入っています。

「いつでも、頼りにしてくれていいから」

そして、そんなアイラに、ツカサはこう応えます。でも、この時ツカサはアイラに膝枕をされていて、(精神的に)自力でそう返せない、どうやってアイラを支えれば良いのかわからないことが演出されていました。

「明日どうする?みんなからは仕事休めーって空気を凄く感じるんだけど」

一方、続けてツカサにこう聞かれたアイラは、立ち上がると前方の崖沿いに設けられた柵のところまで歩いていきます。そして、ツカサの方に振り返ると

「ツカサが遊びに行きたいなら、私もそれで良い」

と、水平線に溶けゆく夕日を背負い、風に髪をなびかせて、健気にこう微笑みます。

「崖=回収、記憶がなくなることへの恐怖」、「風に揺れる髪=揺れる思い」ですが、そんな状況にいても、

『ツカサと一緒に素敵な思い出を残していきたい』

と、(精神的に)一人で立つことができている「アイラの強い決意=輝く夕日」が演出されていました。

「困った顔してた」
「・・・・こんな毎日が続くなら、とっても幸せだけど、でも、そうしたらきっと、体がなまっちゃうので。
もし、最後の日を迎えるより前に動けなくなっちゃったら、嫌だな・・・・」

でも、ツカサにこう言われると、アイラはこう答え、不安な本音も隠さず打ち明けられるようになっていることが窺えます。

それを聞いて、ツカサはベンチをポンポンと叩いてアイラを呼び戻します。そして、アイラの膝に自分の頭を預け、

「だったらやっぱり、これまで通りやっていこう。今日みたいな日は、たまにでいい」

目を瞑っったままこう話すのでした。本当はもっとイチャイチャしたいし、どうすれば良いのかもわからないけど、アイラの望むようにしてあげたい、そんなツカサの思いが演出されていました。

●いつかまた巡り会える日まで

その後、サラの回収を済ませたツカサのスマホに、ミチルから"アイラのお疲れ様会をするので気が向いたら来るように"とメールが入ります。

二人はそれに出席しますが、アイラが飲み潰れてしまい、ツカサが寮まで背負うことになります。

これは回収への不安の上に、ツカサとミチルが楽しそうに話しているところを見て、アイラが(精神的に)一人では歩けなくなっている暗示です。

また、その道すがら、ツカサがアイラに"サラや回収するギフティア達に最後何を言っているの?"と聞くと、

「大切な人と、いつかまた巡り会えますように」

アイラはツカサの耳元で囁くようにこう答えるのでした。

夜風が二人の間をすり抜けて、アイラの長い髪が弄ばれるように宙を舞います。その脇では、高台の公園から伸びる段々水路を、夜気を孕んだ水が滾々(こんこん)と流れ落ちていました。

風に揺れる髪は二人の揺れる心、流れる水は二人の回収に対する様々な思いが湧き出していることを示す演出です。

そしてその後、アイラを背負って歩くツカサが映されるのは、アイラを何とか支えたいと思っているツカサの演出です。

よって、上でツカサが退社するかも?と予想したのは、この演出に拠るところが大きいです。

そして、4話レビューで書いた、アイラが最後に言っている言葉の予想が当たってたのは良いのですが・・・・

有言実行だよね?鬱エンドにはしないよね?と(時期的に今更言っても遅い)プレッシャーをかけたところで、

#13「いつかまた巡り会えますように」

に続きますw


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2015年06月21日 12:32 by 元会長
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プラスティック・メモリーズ BS11(6/20)#12
Excerpt: 第12話 想い出が埋まってく 急に一人が怖いと泣きながらツカサに抱きつくアイラ。朝食は一緒に食べる。 ミチルが映画のチケットをプレゼントする。コンスタンスがレストランのチケットを譲ってもいい。シェリー..
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Tracked: 2015-06-21 16:14


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