【ニンジャスレイヤー12話】禁忌を破ったらナンシーを緊縛!聖書にもそう書かれている【感想・考察】


ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン #12「デイ・オブ・ザ・ロブスター/コンスピーラシィ・アポン・ザ・ブロークン・ブレード/デイ・オブ・ザ・ロブスター2」

さて、ニンジャスレイヤーは尺が十二分くらいしかないのに、なんと三部構成になっていて、サブタイトルが凄い長さになっていますw だから、今回はそれらの意味を中心に本編を追っていきたいと思います。

※以降、三分割されている各パートを、一部、二部、三部と呼称します。

●ロブスター=禁忌

まず、8話レビューで書いたように、ナンシー回のサブタイは(多分)聖書を元にしたものになっています。

よって「ロブスター 聖書」でググって見ると・・・・

・レビ記/11章 10節
ひれや鱗のないものは、海のものでも、川のものでも、水に群がるものでも、水の中の生き物はすべて汚らわしいものである。
・レビ記/11章 11節
これらは汚らわしいものであり、その肉を食べてはならない。死骸は汚らわしいものとして扱え。

といった感じで、ロブスターは食べることが禁じられているようです。よって、

「デイ・オブ・ザ・ロブスター(2)」

は直訳しても意味がなくて、意訳すると

『禁忌(に触れた者)の(末路を見た)日』

って感じなのだと思います。

●雷の意味

何故なら、三部冒頭では、ナカタ(EDクレジットより)がロブスターの遺爪を掲げ、ニンジャスレイヤーに復讐を誓います。

しかしこの時、ナカタが大声で宣誓しようとする度に「雷≒天≒神」がそれを遮りました。ナカタは宣誓が雷にかき消されないよう何度も言い直そうとします。でも、結局最後まで雷がそれを邪魔し続けました。

よって、「ロブスター=禁忌の食べ物≒人が手にしてはいけないニンジャ(ソウル)」です。だから雷は、ナカタが禁忌に触れるのを天が止めようとしていた演出です。

●禁忌を犯したのは誰?

でも、ナカタは復讐心に取り憑かれ、ロブスター=サンの爪を自分の右手に移植します。食べてはいけない禁忌の力をその体に取り込んでしまいました。

更にナカタは、ナンシーをエサにニンジャスレイヤーを誘き寄せ、復讐を果たそうとします。

でも、駆けつけたニンジャスレイヤーが「ドーモ」と挨拶する時、一部と違いバックに「爆発=ナラクから流れ込む殺気の演出」が入りません。ニンジャソウルを宿していないナカタに、ナラクが反応してないことが演出されています。

何より! フジキドがナカタの頭にスリケンを投げナカタを殺すところが、フラッシュ演出ではなく普通の絵で描かれました!

1〜3話レビューで書いたように、フラッシュ演出は「(ニンジャソウルの邪悪な心に侵食され)精神的に未熟な戦いをしている演出」です。つまりフジキドは、

『はじめて自分(だけ)の手で人を殺してしまったのです』

勿論、ナカタは悪逆非道なヨロシサンの研究者で、フジキドに強い殺意を持っていました。更に、1〜3話レビューで書いた、ハイライト(ナカタならピンク色の部分)の演出まで入っています。

でも、これまで何度も書いているように、ハイライトはニンジャソウルによるニンジャ能力の獲得を表しているのではありません。(ニンジャソウルの影響で)心が殺人衝動などに浸食されている演出です。

よって、ナカタにロブスターの爪を移植した時、(ナラクが反応しないレベルで)僅かにニンジャソウルが混入した可能性もあります。でも、ハイライトは本当にニンジャソウルに関係なく心が堕ちている演出って可能性が出てきました。

そんな訳で、フジキドはニンジャではなくモータル(一般人)まで殺してしまったかもしれないのです・・・・。

だから、ナカタを殺した後、フジキドは足を挟んでいたロブスターの爪を熱湯釜に蹴り落とします。そのせいで飛び散った熱湯が「雨=熱い涙」となり、フジキドの罪悪感に濡れる心を演出していました。

よって、表の意味ではサブタイの「ロブスター=禁忌」に触れてしまったのはナカタです。でも、裏の、本当の意味でサブタイが指しているのはフジキド・・・・なんじゃないかな〜と思ってみたり・・・・。

●ナンシーの本心

「(前略)そうね。これは一つの諺かもしれない。復讐に駆られた男(=フジキド)の狂気はしばしば、ニンジャよりも恐ろしい」
「・・・・肝に銘じておこう」

その後、フジキドに助け出されたナンシーは俯き、悲しそうに目を閉じてこんな話を切り出します。でも、それを聞いてもフジキドはこう言うと、人知れず夜の闇に消えて行きました。

「信念のためとは言え、こうまでするとは・・・・いや、私もそう思われているのだろう」

一方、10話ラストではフジキドが、戦い疲れて眠るナンシーを抱き抱えながら、こんなことを呟きました。

だから、ナンシーとフジキドは互いに相手を心配していて、上のナンシーの台詞には()に書いたような意味が込められているのです。でも、フジキドはそれに気付いていながら何も言わず立ち去ってしまいました。

そんな二人が進む道は、どんなものになるのでしょうか・・・・。

●ワザマエ!

あと、熱湯を浴びて「あぁ〜〜っ!」と悲鳴をあげ、色々ヤバい画になっていたナンシー=サンのせいで、青少年のなんかが非常に危なかったですw

更に、それ以外にも、縄に鎖に捕らえられまくりのナンシー=サンがヒロインとしての仕事を果たしまくっていました・・・・ワザマエ!w

●二部のサブタイ

「コンスピーラシィ・アポン・ザ・ブロークン・ブレード」

最後に、二部のこのサブタイは

「壊れた刀(べっぴん)にまつわる陰謀」

みたいな感じだと思います。

といったところで、13話レビューに続きますw
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2015年07月03日 03:15 by 元会長
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