さて、8話レビューで予想した通り、今回一気に物語が動き始めたので、まずはその辺りから。
●有宇が記憶を取り戻した理由
ZHIENDのライブで、ZHIENDの新曲「Trigger」を聞いたことがトリガーとなって、有宇は過去の記憶を夢に見ました。曲名からしてそのままですねw
また、有宇の兄・乙坂隼翼は両目の光と片足の自由を失っていました。それでも、熊耳は有宇に隼翼の能力を奪い歩未を助けに行けと言いました。
つまり、両目の光を失っても、隼翼はまだ能力を失っていません。
よって、サラもまだ能力を失ってはいなくて、サラの能力で有宇に記憶を取り戻させた・・・・みたいな?
また、有宇の夢の中で、隔離研究施設(?)の中でも、有宇はZHIENDの曲を聞いていました、施設の管理者達が聞くのを許していました。
能力開発のために、はっきり味がわかるほど食事に大量の薬物を混ぜるような施設なら、曲も同じような目的のために厳選されたものが流されているはずです。
なので、サラの能力は脳に影響を与え、サラ自身がある程度効果をコントロールできるもので、夢の世界では、ZHIENDとHow-Low-Helloは共に科学者達に能力がバレていて拘束、監視下に置かれている・・・・のかなと思ってみたり。
あと、以降は有宇が夢に見た隼翼がタイムリープする前の世界を「一周目の世界」、隼翼がタイムリープした後の世界を「二周目の世界」、今後有宇(と奈緒)がタイムリープするであろう世界を「三周目の世界」と呼ぶことにします。
(後述しますが、一周目から二周目にタイムリープしたのは有宇で、三周目には有宇と奈緒の二人で行くのかな〜? って思ってますが・・・・)
●美砂は美砂でも・・・・
「姉妹を亡くした痛みは、人並み以上に知っているつもりだったのに」
よって、7話で『美砂』が言っていたこの矛盾した言葉より、柚咲が口寄せしている美砂は一周目の世界の美砂なのだと思われます。
●三周目?
また、そんな感じでバタフライエフェクト的にタイムリープする度に世界が変わるなら、一周目の世界ではサラがトリガーとなって能力者の存在が科学者達にバレ、二周目では隼翼がそれを阻止するも友利一希が見つかってしまい、三周目では奈緒か歩未が見つかりかけそれを守っていくのかな〜・・・・と思ってみたり。
とすると、隼翼とサラは繋がっていて、今回、熊耳が有宇を呼びに現れたのも計画通りにことが運んだからで・・・・。
●本当にタイムリープしたのは・・・・
あと、隼翼がタイムリープする直前までしか映されず、実際にタイムリープしたシーンが『隠されています』。
「どうやら、前泊(まえどまり)が消した記憶は思い出していないようだ」
更に、熊耳のこの台詞より、有宇の記憶はわざわざ能力で消されています。
なので、もし隼翼がタイムリープしたのなら、有宇に一周目の記憶が残っている説明がつきません。
だから、一周目で隼翼がタイムリープしようとするも撃たれる方が早く、警備員達を吹き飛ばした有宇が隼翼の能力を奪ってタイムリープした・・・・んじゃないかな〜、みたいな・・・・。
あと、OPラストで沈みゆく太陽を有宇達が見つめるシーンで、左側が空いていて人の影のようなものだけが描かれていますが、それは隼翼、熊耳、目時、前泊、七野の影・・・・なのかなと思ってみたり。
二周目の有宇達がそこまで来るのに礎になった五人のことが姿は見えなくても描かれている・・・・のだと思います。
と"比較的"普通の考察が一通り終わったので、残りはとんでも気味なのを一つ・・・・w
●次回のサブタイトルは・・・・
有宇や熊耳が本当の能力を隠していたのだから、
『奈緒も本当の能力を隠している』
可能性があります。そしてその能力は勿論、略奪!・・・・って線がワンチャンあると思っています。
何故かと言うと、OPのラップ部分の最後で、まず奈緒が空高くから落下し、
「この手を伸ばす」
のところで、それを追いかけた有宇が奈緒を助けようとする(ように見える)シーンがあるからです。
高城や柚咲の割り込めない二人だけの世界があるとしたらあの空は何処なのか? 勿論、三周目の世界の暗示です。
だから、奈緒の能力は、
視界から消える、視覚情報を『奪う』、認識を『奪う』
より有宇と同じ「略奪」で、次回サブタイトルは有宇ではなく奈緒のことを指している・・・・気がします。
そうしないとタイムリープって一種のリセットなんですよね。有宇と奈緒(や柚咲や高城)がタイムリープしても切れない絆を結べているかというと甚だ疑問です。
まあ、遡れる時間が一ヶ月以内など何らかの制限が付いていれば別ですが、もし有宇が普通に三周目の世界に行ったとして、奈緒の兄・一希に能力を使うのを止めさせたあと、まだ平和に暮らしいてる奈緒と一希を更に巻き込もうとするだろうか? 僕は巻き込まない、有宇、隼翼、熊耳とかだけで計画を続けようとすると思います。
何故かっていうと、奈緒が全然心を開いていない、腹を割って自分のことを全く話していないので、有宇が一方的に淡い感謝を抱いているだけだからです。
それに有宇がタイムリープするだけだと、奈緒のビデオやこれまでの二周目の不可解な行動の数々が投げっぱなしで無意味になってしまいます・・・・上述したようにタイムリープはリセットなので。
まあ、奈緒は隼翼に言われて有宇が三周目に持っていくための資料を作っていただけで、三周目の世界では色々あって有宇と奈緒だけで戦わなくてはいけなくなった、とか色々可能性を考えればきりがありませんが・・・・。
でも、OPのラップ部分の最後、奈緒はいつものあの無表情で自分からパラシュートなしの決死のタイムリープに挑み、有宇が必死にそれを助けようとする、って方が自然な気がするんですよねw
なので、今回、秘密基地を見てはしゃぐ奈緒も実は演技で
『有宇のタイムリープ能力を奪うためにやっとここまできたことを隠そうとして多弁になっている演出』
なのかな〜と思ってみたり・・・・隼翼の能力を奪うのが目的なら今までに何回もチャンスがあったでしょうし、(兄を失い?)無表情な奈緒とはしゃぐ奈緒、どちらが素の奈緒かというと無表情な方が素って気がしますし・・・・。
あと、隼翼が奈緒の頭を撫でた時、有宇が『何か違和感』を覚えたような演出が入りますが、それがなんだったのかがまたまた『隠されて』います。
もしそれが既視感・デジャヴなら実は二周目じゃなくて、既に奈緒が二周目から何回かやり直した世界だったり? なんてことを思ったところで、
Charlotte 第10話「略奪」
に続きますw
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