Special Program「Road to LIVE」
さて、今回は一期の7.5話(?)と同じく中の人達による特番でしたw
なので、まずはいきなり次回(24話)予告について、卯月の
「時計の針が十二時を指した時、私にかかっていた魔法は、解けてしまいました。今は裸足のまま、階段を見上げているだけで・・・・」
こんなナレーションより、23話感想で書いた
「ラストに映される時計がやっぱり十二時を指したままで、卯月はサブタイトルにある「ガラスの靴」をまだ見つけられていないのだと思います」
の解釈で合っていたようですw
でも、凛や未央のお陰で、卯月はダンスシューズ、
"もう既にやり始めていたこと(ダンスの練習)をひたすら反復するだけで、新しいことへの挑戦(「卯月には何もない」と不安な気持ちを打ち明けたり、自分の可能性を見つけるために新しい仕事にチャレンジしたり)から逃げていた卯月の象徴"
を脱ぎ、24話のサブタイトルにある「裸足の女の子」に、新しい靴を履く準備をしている状態になっているので、少しだけ前に進めたはずです。
それに23話感想で書いたように、(透明なガラス製の)ガラスの靴は見えにくいだけで、1話で凛を(そしてきっと武内Pを)一歩前に踏み出させた卯月は、もうガラスの靴(笑顔)を持っているはずです。
だから、あとは卯月がそれに気付くだけ、エンディングは見えている!・・・・はずです、きっと、多分w
●未央は不憫?
あと、せっかく時間が空いたので、未央に関していくつか書いてみたいと思います。
7話や21話では未央もピックアップされていますが、あまり僕のレビューで取り上げませんでした。
まず、未央ちゃんは裏表のない素敵な人です!w なので、笑顔で爆弾を抱え込む卯月などと違い、普通に観ていればその言動を追うことができて、敢えて記事に書くような事柄が少ないんですよねw
次に、担っている物語的な意味が非常にデリケートで書き辛いです・・・・w
20〜21話で、未央に否定的な感情を抱かれる方は、
『未央が何も言わずに自分勝手に動いたから』
ってことなのだと思いますが、凛や卯月や美嘉だって、
『何も言わずに、何もしていない』
んですよね。
つまり、あの時点で自分の思いを口にするのは誰にとっても非常にハードルが高く、未央が言い出せなくても仕方のないことでした。
(まあ、大人でプロデューサーの武内Pはもう少し何かするべきだった気がしますが・・・・)
『何も言ってない』ことが非難されるのなら、未央に限らず全員がその批判対象になってしまいます。
次に、そんな中で、誰も動かない中で、未央が動いたからこそ事態が好転しました。
でも、それに関しても、単なる結果論で無闇に動いて事態を悪化させていたかもしれない、なんて批判が出る訳です。
しかし、じゃあ誰も動かなかったら事態が好転したのか? 答えは「わからない」です。だから、結局、動こうが何もしなかろうが、どうなるかは結果論です。
なら、座して死を待つより、涙を流してでも前に進んだ未央の決断の方が、何もしなかった凛達より尊いものだと言えないでしょうか。
それでも、事態を好転させる何かを見つけるまでは下手に動くべきではない、と批判される方は根強く批判します。
・・・・ここからが、特に書きたくない内容なのですが・・・・、
でも、そんなものは、僕を含めた大半の人が、社会を円滑に回すために、『有能な誰かに事態を丸投げする』ための言い訳です。
『誰か』が何かをしなければ事態が好転するなんて論理的にあり得ません。でも、みんなその『誰か』になって、事態収拾する自信がない、そんな責任を負いたくないのです。
誰かに迷惑をかけてはいけない、それは自分以外の誰かに関する責任を背負いたくない、その裏返しです。
だから、卯月のように、相手(凛や未央や武内P)から手を差し伸べられ、前に進む場合にはそんな反発は起こりません。
『結果的に迷惑をかけているのは一緒なのに』
そんな訳で、未央も卯月も凛も、他のシンデレラプロジェクトのアイドル達も、OP「Shine!!」の歌詞にあるように、怖くても、不安でも、
「この自分の靴で今進んで行ける勇気」
を踏み出す、各々の形を担っているだけです。
ただ、悲しいかな、未央の場合、その形が世間一般的に批判の集まり易いタイプの行動なので、それをフォローしようとするこんなことになるんですよね・・・・w
まあ、今回は割りとまとめて書けたと思いますが、これは21話の時に、同様の内容を書こうとしてボツにした文がこの数倍はあったってことですw
(だから21話の投稿時間があんなにずれ込んでしまってました)
なので、別に未央を避けてる訳でもなんでもないんですが、こんな書きにくい物語的な意味を背負っている未央は不憫だな〜と思わずにはいられませんw
●一期7話の言い訳w
あと、一期でも7.5話(?)で特番があった訳ですが、丁度7話の補考が書けて良いタイミングでした。
7話感想(一回目)では表の演出に負けて、卯月は鋼鉄メンタルの大天使だと日和った解釈を書いていたのでw
例えば、一期デレマスと同クールだった、
SHIROBAKO 11〜19話レビュー(矢野の父親は病気じゃない!その五つの理由)
幸腹グラフィティ 1話〜3話レビュー(楽しく幸せに見られるアニメじゃないの?(ガクブル))
などでも、表の流れに逆らいまくってました。
でも、幸いにしてSHIROBAKOの方はそこそこのアクセス数を頂けましたが、幸腹の方はかなり悲しいアクセス数だったんですよね・・・・。
どちらもそんな裏のネガティブな要素が明示されることなく最終回を迎えましたが、僕は今でも、SHIROBAKOの矢野やあおい、幸腹グラフィティのリョウ達の解釈が合っているとずっと勝手に思っていますw
・・・・なのですが、仮にその解釈が合っていたとしても、アクセス数がない=わざわざそんな暗い話を読みたいと思う人がいない、のなら書く意味がありません・・・・。
なので、丁度一期の7話の辺りはかなり挫けかけていて、最初は卯月の日和った解釈を書いていました・・・・でも、特番のおかげで時間ができて、仮にアクセスがないとしても自分の解釈と違うことを書いても仕方ない、と7.5話レビューで卯月の解釈を書き直すことができました。
更に、卯月に関してはそれが表に出てきてくれたので結果的には書いていて良かったです・・・・っていう言い訳でしたw
といったところで、
アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第24話「Barefoot girl.」
に続きますw
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