さて、ワンパンマンのサブタイトルは4話感想で書いたような命名規則になっています。
サブタイトルの後半部分が「男、サイボーグ、科学者、忍者、師、弟子、王」など人の種別を表すものになってない
06話「最恐の都市」
09話「不屈の正義」
10話「かつてない程の危機」
は後半部分も含めてサイタマの暗示なのかな〜といった感じですが。
(「男、師」に関してはサイタマが表の意味になっているので、表の意味では「男、師=サイタマ」となっています)
つまり、6話、9話を観る限り、今回のサブタイトルも(裏の意味では)サイタマの暗示・・・・なのだと思います。
じゃあ、裏ではサブタイがどんな意味になっているのかというと・・・・。
●サイタマが焦ってしまった理由
まず、注目するのはS級の非常召集を知り、ジェノスやシルバーファングに混じりサイタマがヒーロー協会本部を訪れたシーンです。
そこで、サイタマは(勇気を出して)「アトミック侍」と握手を交わそうとしますが、アトミック侍は
「握手はせんぞ。俺は強者しか認めねぇ。お前がここまで上がってきた時は改めて挨拶をしてやる」
と言って、サイタマの手を払いのけました。
更に続けて、「
「ちょっと誰よ、B級の雑魚なんて連れてきたの。私達に対して失礼だとか思わないの。呼ばれても普通来るかしら。どういう神経してんの。S級とお近づきになりたいとか浅い考えでここに来たんでしょう。不愉快! 消えて」
こんなことを言ってしまいます。
しかも、こう言われながら唖然とするサイタマの横をシルバーファングとジェノスがゆっくりと歩いていく=せっかくサイタマが勇気を出してコミュニケーションを取ろうとしたのに全然上手くいかなくて、シルバーファングとジェノスもフォローをしてくれず、S級達がどんどん離れていくように感じてしまった演出が『わざわざ入っているのです』。
喋っている=スポットが当たっているタツマキを遠くに描きながら、その姿を隠すようにシルバーファングが手前を通りすぎたことからも、唖然とするサイタマより通りすぎるジェノスの方が大きく描かれたことからも、
『表の会話なんかより遥かに重要なことが演出されているのは一目瞭然でした』
サイタマを認めようとしないシルバーファングの一番弟子・チャランコが描かれたのも同様の演出です。
だから、サイタマはなんとかS級達に自分の強さを見せなければならないと、手柄を焦ってしまいました。それがサイタマの単独行動に、「かつてない程の危機」に繋がっていったのです・・・・。
因みに、そんな真面目な話より
「S級とかどうでもいいけど、タツマキちゃんとはお近づきになりたい!」
って思いが頭の大半を占めていたことは内緒ですw
●上げて…落とす(予定)
まあ、どうしてサイタマが専行したことで、そんな「危機」的状況になっているのかは、次回を見なければわからない感じなのですが・・・・w
でも、サイタマが
「面白いもん見せてくれるっつーからわざわざ来たのに勧誘かよ。興味ねーよ」
なんて言いつつシルバーファングのところに顔を出したのも、ジェノス達についてヒーロー協会に顔を出したのも、9話で無免ライダーの戦いぶりを見て、
『弱くても強敵に立ち向かえなくちゃいけない=人付き合いが下手でも、それでも意思疎通をしていかなければならない』
と成長できたから、それを演出しているのです。
なので、その流れから、サイタマが焦り、「かつてない程の危機」なんてサブタイになっているなら、上記のような流れになっていると思っていいんじゃないかな〜、みたいなw
●絶望の演出
だから、イアイアン(や後にS級達が)がメルザルガルドと戦うシーンでは、空(≒太陽=希望の象徴)が敵の巨大宇宙船に遮られ、絶望的な状況を強調する演出になっていました。
(中の人からEDテロップを逆引きしないとメルザルガルドって名前がわからなかったですがw)
屋上で宇宙船を見上げ作戦を練るタツマキ達のシーンでも、同様に宇宙船が空を覆い隠しています。
だから逆に、サイタマという希望を知っているジェノスを映す時だけ、ちょっと青空が覗いていました。
といったところで、最後に「コナン=
ワンパンマン第11話「全宇宙の覇者」
に続きますw
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