さて、これまでヤング ブラック・ジャックの記事を書いてこなかった訳ですが、その理由を1話からこれまでを振り返りつつ書いてみたいと思います。
●OP考察
まず1話の最初から、OPが日本刀の百樹にメスで立ち向かう黒男の画(え)で〆られ、
「医者はどこだ!」
なんてサブタイトルに続くインパクト抜群の構成で始まったヤング ブラック・ジャックですが、どうしてそんな演出にしたのでしょう? それは・・・・
『外科医の物語なので、どうしても本編が手術室や病室という代わり映えしない場所に限られ、実直に医療行為を行うという地味なシーンで占められてしまうから』
なのだと思います。
だからOPで、上半身裸で拘束された黒男を映したり、メスのダート、ベトナムの戦場(ヘりや輸送機や戦車など)を映し、バランスを取っているのです。
●医療と外連味(けれんみ)
何せ、9話で黒男が百樹と手術のリハをやる時、ハサミをくるくる回しながら構える演出がありましたが、それだけで
「ちょwww」
と突っ込んでしまうくらい、医療、手術は厳格なイメージがあり、外連味(けれんみ)、実用性のないオサレ要素とは相容れません。
(だからネタとして流せるよう1クールの間に一回しか入れなかったのだと思います)
場所も手術室か病室がほとんどなので、風に揺れる髪で揺れる心を演出・・・・なんてやろうとすると
「手術室に風が吹いてるwww」
って突っ込まれるのは明白ですw
勿論、そんな派手さはなくても、部屋の明暗や、アップ絵=視界が狭い=それだけ集中している、など細かい丁寧な演出が入っていますが・・・・それを細々と書いても、僕では読みにくさが勝る記事になってしまい書くことができせんでした。
(以前はそんな記事でも書いてましたけど、自分で読んでも読みにくいし・・・・)
●専門的すぎて・・・・
あとは1話で、人工血管がないから、太腿の血管を切り取って移植しようって話がありましたけど、よくわからなかったんですよね。取り出すのはいいけど、結局人工血管がないと今度は切り取った箇所が繋がらないのでは? と。
4話〜5話の
だから僕には専門的すぎて、何をしているのか、どの程度凄いことなのか正確にはわからなくて、見る分にはいいとしても、記事を書くのが難しかったです・・・・w
●零しすぎw
医療シーンでなければ、例えば、5話のラストに、キリコと黒男が水筒から水を大量に零しながら飲む演出が入っていて、
『どうしてイケメンは水筒の水を零さずに飲めないのか?』
なんて話ができなくはありませんでしたけどw
因みに、その演出は・・・・
泉のように(心の中に)湧き出したり、川のように流れたり、湖のように停滞したり、心の中に潜るなんて表現があるように、瑞々しい水は瑞々しい心の演出です。
だから零れる水は、互いに目を見張る技量を持つ医者に巡り会い、共に難手術を成功させられたことで、溢れる思いを抑えられない二人の演出になっていました。
・・・・本筋の医療シーンそっちのけで、そんなことばかり追えなくはなかったですが、それはそれでアレな気がしましたし・・・・w
●敢えて・・・・
なので、手術室や病室では地味でも実直な医療シーンを演出し、その他で可能な限りバランスを取っていくというのが、正解なんだと思います。おそらく原作もそんな雰囲気なのでしょうし。
まあ、敢えてそれを止め、外連味に拘った・・・・「ミスター○っ子」や「テニ○の王子様」のような、食レポやテニ○の原型のない何か、そんな医療シーンをそれはそれで見てみたかった気がしなくもありませんがw
なので、レギュラー記事は書けなかったのですが・・・・
なんとなく医療の知識も増えた気がするし、OPラストのネタとかも楽しめて、勿論本筋も面白い、良い作品に出会えたことに感謝しながら、ひとまずヤング ブラック・ジャックの記事を終わりたいと思いますw
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