【影鰐-KAGEWANI- 13話】番場が木村を殺した理由【感想・考察】


影鰐-KAGEWANI- Episode13:還御

さて、主人公・番場宗介は11話のラストでどうして木村達の猿楽製薬の研究所に行く決意をしたのでしょうか?

それは、木村雅貴(猿楽製薬)の研究を中止させるため・・・・だったのだと思います。

番場は両親が殺されても二十五年間、復讐の念に塗り潰されたり、奇獣を悪用し金儲けを企んだりすることなく、ずっと倫理的に、合法的に奇獣の足取りを追っていました。

11話感想で書いたように、ずっと「父親に悪戯を咎められ閉じ込められた蔵=倫理の檻」の中にいたのです。

なのに、どうして番場は11話ラストで、自らその檻を出てしまったのか?

それは木村達が、8話ではサオリごとトンネルを破壊し、9話では奇獣に憑り付かれている子供をモルモットとして連れ去ったからです。

更に番場は、10話で聞いた老婆の話から、影鰐が人間に生み出された太古の生物兵器であることを突き止めました。

だから、このままでは木村達の手で大量の影鰐が作られてしまう、それどころかより凶悪な化物が生み出されてしまうかもしれないと、木村達の研究の阻止を決意した・・・・のだと思います。

因みに、特に6話では番場が奇獣(UMA)とコンタクトを交わし、ほんの少しだけ心が通じたように解釈できなくもありません。

だから、8話でも番場は岩亀の奇獣と何か通じるものがあり、番場は岩亀を呼ぶために研究所に来た(番場を目印に岩亀の奇獣がやって来た)・・・・のかな〜? と思ったり思わなかったり?w

しかし、12話で研究所が奇獣に破壊され、番場に

「木村、一人だけ生き残るつもりか?」

と呼び止められても、木村は

「生きていれば何度でもやり直せます」

と、一人セーフティーゾーンに逃げ込み、研究を続けようとしました。

だから、番場は施設を壊すだけでは駄目だと、木村を殺すしかないと、今回

「番場・・・・何故戻ってきた?」
「お前は言ったな。生きてさえいれば、いくらでもやり直せると(だから殺しに来たんだ)」

こう言いながら、木村のところに現れた・・・・のだと思います。勿論、その後の番場の台詞、

「影鰐は生きていてどこかで力を蓄えている。俺は奴を必ず倒す」

も、本心ではあるのでしょうが・・・・後述するように、番場を目一杯ポジティブに解釈すると、そうしたかったという願望だったってことになってしまいます・・・・。

●闇落ち・・・・?

何故なら、1話では番場が

「これは私、番場宗介が遭遇した『未知の生物にまつわる』事件記録である」

と言っていたのに、それが今回のラストで

「これは私、番場宗介が遭遇した事件記録である」

に変わってしまいました。

番場の記録は、第三者として未知の生物に関する記録をまとめたものではなく、事件の当事者、影鰐(を宿す者)としてまとめた自分の記録だと・・・・。

更に気になるのが、今回のサブタイトル「還御=貴人が外出先から居所に帰還すること」です。

普通に考えて、影鰐(貴人)が番場(居所)に帰還した、もしくは、番場(≒影鰐≒貴人)が(今回ラストの街の)闇に帰還した・・・・って感じなんですよね・・・・。

なら、番場は「闇の貴人」ってことになって・・・・。

でも、全力でポジティブに解釈すれば、(木村達が作ったクローンではなくオリジナルの)影鰐を必ず倒すっていうのは願望で、この後番場はクローンを自分の体に捕らえ焼き払うために焼身自殺をした・・・・人でいられるうちに人として正しい居場所に戻った・・・・と解釈できなくもありません・・・・。

ここら辺をどこまでポジティブ(?)に解釈すべきかは非常に悩ましい感じなので・・・・そこら辺は物語的余白ということで各自が好きに解釈すればいいのではないでしょうかw

といったところで、漆黒の業に染まった木村達の陰謀は阻止できたと、少しの救いを残しつつ、でも、真相は夜の闇に沈めつつ、パニックサスペンスに相応しい幕を引いた影鰐。

なので、少し切ないその余韻を味わいながら、これにて影鰐の感想・考察を一旦終わりたいと思いますw


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2015年12月26日 02:08 by 元会長
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