【少女たちは荒野を目指す 1話】黒田砂雪が目指す荒野とは?【感想・考察】


少女たちは荒野を目指す 第1話「夢を追う少女」

さて、1話で何と言っても気になるのは、ラストでヒロイン・黒田砂雪が言った

「この世界は荒野よ。純粋なだけでは食い物にされる。ただ好きなだけでやっても生き残れない。野望を胸に燃やす者のみが、この過酷な荒野で夢に挑むことができる」

この台詞と、それに続く主人公・北条 文太郎のモノローグ

(こうして、綺麗事なんて入り込む余地のないこの世の荒野に、俺たちは一歩、踏み出した)

ではないでしょうか。

それが不穏なタイトル「少女たちは荒野を目指す」を受けていれば尚更でしょう。

なので、今回は砂雪の目指す『荒野』がどこなのかを考えてみたいと思います。

●売れないロックバンド

まず最初の方で、文太郎は知り合いからライブのビラを渡されました。

でもビラは全然はけておらず、明らかに売れてないバンドといった雰囲気です。しかも、その知り合いは文太郎に

「チケット代は気にすんな。友達連れて来い」

こんなことを言っていて、金勘定が全くできていません。

このシーンが、上記の砂雪の台詞にある

「純粋なだけでは食い物にされる。ただ好きなだけでやっても生き残れない」

の実例として描かれていたのは明らかです。

●荒野とは・・・・

だから、そんな文太郎達のやり取りを見ていた砂雪は、悲しそうに俯くとそのまま立ち去ってしまったのではないでしょうか。

後に、

「純粋なだけでは食い物にされる」

と言う時、砂雪が手を握り締めるのも意味深な感じですし・・・・。

逆に、遊園地のシーンのラストで、砂雪が文太郎に自分の夢について初めて言った言葉

「(前略)私の夢は一生続くもの。北条君、お金に興味はある? 名声は? そのどちらも手に入るとしたら?」

や、続く

「こんな世の中で、富と名声に至るための絹の道、それこそは美少女ゲームよ」

から、砂雪が『富と名声≒野望』を重視しているのは明らかです。

その後、秋葉原に行って、美少女ゲームに関して話す時も、二人がピックアップしたのは

「(前略)売れる物と売れない物、二極化が顕著だわ」
「・・・・厳しいんだな」
「そう。そこに私たちは参入する」

こんな側面でしたし。

だから、砂雪が言う『荒野』とは、

『売れたという数字だけが全ての、殺伐とした厳しいプロの世界』

って感じになります。

最近だと「冴えない彼女の育てかた」とかもギャルゲーを作る話ですが、その(表向きの)動機は

「ある春の日、俺は運命と出会い、昔からの夢を思い出した。笑えて萌えて感動するギャルゲーを作ること。そして誰もが胸をトキメかせるメインヒロインを生み出すこと。そうあの時の彼女のような」

と全く異なります(まあ、裏の動機が何かは置いておいて・・・・)。

創作を絡めた物語は大体こっち方面、上記の売れないロックバンド寄りの動機を軸にすることが多いのですが、砂雪はそうじゃないんですよね。

●どこまで・・・・

ただ、『富と名声のために起業する』だけなら、世の中そんなものなので仕方のないことなのですが・・・・。

問題は、文太郎とビラを配っていたバンドマンを悲しそうに見ていたり、「食い物にされる」と手を握り締めていたり、

『砂雪(もしくはその身内)が食い物にされたから捻くれてしまった=本来「荒野」なんかを目指す性格ではないのに、負のスパイラルに囚われている』

的な要素が何となく入っている気がしなくもなかったり・・・・?

まあ、ギャルゲー原作(?)らしいのでそこまで重い話にはならないだろうと信じてますけど!w

●夕夏と砂雪

あとは、文太郎と小早川 夕夏と甲斐 亜登夢が屋上で飲み食いするシーンが真っ暗なのも気になります。

文太郎は夕夏には才能があって、

「あーあ、一日二十四時間じゃ足りない。そういうの、文太はない? やりたいこと全部したい。でも、全然・・・・」

こんなことを言いながら夢に向かっている夕夏を羨ましく思っているようです。

でも、真っ暗な屋上の演出が、夕夏も役者になれるか将来が全然見えなくて不安な本心を隠している・・・・ように見えてしまうんですよね・・・・。

更に、夕夏は

「ゲームだと時間が飛ぶだけだけど(後略)」

こんなことを言っていて、『富と名声のために』美少女ゲームを作ろうとしている砂雪と、ゲームに興味がなく『ただ好きなだけ』で演劇をやっている夕夏、の対比にはなっていかないで欲しいな〜、みたいな・・・・。

まあ、物語の最初に問題が山積みなのは当たり前なので、砂雪が辣腕でメンバーと資金を集め、作ったゲームは大当たり、ゲームにCVで参加した夕夏もそれ切っ掛けで売れっ子になっていく、みたいなサクセスストーリーだと信じてます!w

それに、砂雪がトイレで壁ドンした時、頬が赤くなっていて、実は恋した文太郎との接点を作るために色々口実を作ってるだけな可能性もありますし、文太郎達のデートを尾行した夕夏も合わせて 修羅場 ハーレム展開だってあるでしょう!w

なので、タイトルに反してそんな明るい展開になると信じつつ、

少女たちは荒野を目指す 第2話「これもひとつの青い春」

に続きますw


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2016年01月08日 03:56 by 元会長
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