さて、OPのラストで(おそらく)タイトルの英訳である
「Girls beyond the youth KOYA」
が映されます。しかし、それを直訳すると
『青春の荒野を越えた(向こうにいる)少女達』
となり、日本語のタイトルと全然違うんですよね。
日本語だと"少女たち"とは言っても、文太郎や亜登夢も含んでいるのだろうと普通は解釈しますけど、英語では本当に女の子、少女限定です(素晴らしいw)。
しかも、その少女達はただの荒野ではなく「青春の荒野(youth KOYA)」を「既に越えている」、と、日本語版とは意味合いが全然異なります。
なので、ギャルゲー原作であること、1話に引き続き黒田砂雪が
「純粋なだけでは食い物にされる」
と言っていたことなどを考えると、「青春の荒野」とは
『(砂雪視点では)奥手で何も言えないままだと他の子に好きな相手を取られてしまう恋愛の荒野』
・・・・なのかな〜と思ってみたり。
だから砂雪はそんな荒野を越えて、今度こそ思いを遂げるために文太郎にアタックを仕掛けている・・・・みたいな?
●砂雪は百合っ娘?
ただ、それ以外にも1話で気になることがあって・・・・。
まず、砂雪は1話で、
「(前略)私の『夢』は一生続くもの。北条君、お金に興味はある? 名声は? そのどちらも手に入るとしたら?」
「この世界は荒野よ。純粋なだけでは食い物にされる。ただ好きなだけでやっても生き残れない。野望を胸に燃やす者のみが、この過酷な荒野で『夢』に挑むことができる」
こんなことを言っていて、1話のサブタイトル「夢を追う少女」は砂雪のことだと考えられます。
更に「夢を追う少女」が(演出的に)1話冒頭の劇中劇のタイトルにもなっていて、亜登夢によりそれが『百合』作品だと明かされました。
なら少女の追う「夢=百合」となり、砂雪(や小早川 夕夏)に「百合」疑惑が出てくるんですよねw すると
『青春の荒野とは、少数派で報われることが少ない"百合の恋愛"』
ってことになって・・・・。
1話ラストの予告に出た『尊い』とかもギャグに見せかけた伏線ということになり、英語のタイトルの「Girls」や2話のサブタイトル「これもひとつの青い春」など、色んなところに繋がってしまいますw
まあ、夕夏が部に入ると言った時も砂雪のリアクションがなかったし、百合の線はないかな〜と今のところは思ってますがw
●プロデューサーの仕事とは?
あと、2話で一番気になったのは、砂雪が
「私は、北条君に見つけて貰う方が、いいと思ってるの・・・・モチベーションの問題よ。自分が好きになれる絵描きなら筆ものるでしょう?」
こう言ってメンバー集めを文太郎に一任したことです。
何故なら、これってゲーム作りの発案者、プロデューサーにも同じことが言えないでしょうか? 自分が見込んだライターとして文太郎に話を持っていったように、原画やその他も砂雪が見込んだ者に頼んだ方がプロデューサーのモチベーションが上がるはずです。
だから、ゲーム作りはやっぱり文太郎にアプローチする口実なのかな〜? と思いつつ、訳ありげに兄のことを話していたので、1話感想に書いたように、それ絡みの思いから荒野を目指しているのかな〜? と思ってみたり、中々悩ましい感じですw
まあ、そこら辺は砂雪がこれからプロデューサー(というか多分制作進行)の仕事をちゃんとこなせるかどうかに出てくる気はしますけど。
同人ゲームなら(一万枚のプレス代くらいなら)バイトで貯められない額ではないのでw
(装丁をどれだけ豪華にするかにもよりますが)
なので、砂雪の仕事は制作進行ってことで、書けないとボヤくライターに書かせたり、自信のない原画をその気にさせたり、部内の各担当との調整をしていく・・・・はずです。
完成間近になったら、ネット等で可能な限り宣伝もしておきたいところですけど・・・・そこら辺の生々しい話をどこまで入れていくのかはまだわからないですしw
といったところで、これから砂雪がどんなゲーム制作をしていくのかを楽しみに、
少女たちは荒野を目指す 第3話「はじめてなんだ」
に続きますw
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