さて、今回はサブタイトルにある通り、様々な『足跡』が描かれていました。
●まだ間に合う?
まず、オルガ・イツカが、労働者達とギャラルホルンが衝突した跡を見ながら、
「まさか、運んできた積荷があんな物騒なものだったとはな」
と呟く時、辺りに飛び散った血の玉が映されました。そして中盤に表示されたサブタイキャッチでは「足跡のゆくえ」の「跡」だけ赤色で血が飛び散っているように描かれていました。
なので、これがまずクーデリア・藍那・バーンスタインの「火星独立運動」がもたらした(ノブリス達に利用された)結果、足跡その一です。
でも、サブタイにもあるようにまだその「ゆくえ」がどうなるかは定まっておらず、本当はクーデリアが何とかしてそれを収拾しなければと奔走すべき、まだ手遅れと諦めるには早い案件なのですが・・・・クーデリアはフミタンのことしか見えてないというか・・・・。
●身近なところでは・・・・
しかし一方で、アトラ・ミクスタが身を挺してクーデリアを庇ってくれたり、フミタン・アドモスがスパイだと明かしてくれたり、身近なところにクーデリアの「足跡」が現われていました。
・・・・火星独立なんて器に見合わないことをしなければ、周りが味方になってくれるいい子ではあるんですよね。
まあ、今回に限らずクーデリアの方がアトラに救われているので、クーデリアの方がアトラの「足跡」って気がしますけどw
●ノブリスの足跡
あと、「暑苦しい裸=醜い欲望を包み隠さず」行動していたノブリスが、フミタンに離反されたのもノブリスの「足跡」になっていました。勿論、労働者達を扇動し罠にハメたこともノブリスの「足跡」です。
●クランクの足跡
また、執拗にクランク(やコーラル達)の仇討ちを狙うアイン・ダルトンも、クランクの「足跡」として描かれていました。
●チョビ髭の正体は?
あとは、テイワズ(マクマード・バリストン)から預かったノブリスの荷物がクーデリアを陥れるものだったので、ガエリオ・ボードウィンが言っていた「チョビ髭」はやっぱりマクマードのことかな〜って感じです。
9話「盃」感想の時点でマフィア(テイワズ)なんかの傘下に入ったことを非常に疑問視していましたが、予想通りだったのかな〜、と・・・・。
まあ、オルガみたいな「筋を通す」と言いながら無理しか通していない世間知らずの子供が選択したことが正解であるはずがないというか、マクマードに鉄砲玉として利用されるのが必然というか・・・・。
せめてマクマードと鉄華団の板挟みになった名瀬が味方になってくれると信じたいところですが・・・・。
●フミタンは・・・・
そんな感じでオルガの方はまだまだアレな感じですが、次回、フミタンが窮地に陥って、クーデリアがしていることは他人をそんな危険に晒すことだとクーデリアが本当の意味で自覚できれば、火星独立運動にも本気で取り組めるようになるのかな〜と期待してみたり?
前回はキスなんかで浮(うわ)ついていましたが、クーデリアが背負っているのは他人の『命』です。その重みを自覚していれば、今回のようにキスのことなんて頭から消えてしまったはずなんですよね、本来は。
イサリビに乗ってから全く独立運動の計画を練っている様子がない、アトラと給仕の仕事をしている方が充実している、なんてあり得ないんですよ。
なので、フミタンが「責任」について話していましたが、クーデリアが始めてしまった火星独立運動の「責任」としてフミタンを失いかけてその本当の重みを受け止めた、成長することができた、くらいの展開で許されることを祈って、
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第16話「フミタン・アドモス」
に続きますw
スポンサード リンク
スポンサード リンク