三段落目が、
『物語から独立して存在するキャラは、「やおい」などの二次創作と呼ばれる諸作品のなかにも多く見受けられます。』
こんな文章で始まっていたり、「"やおい"などの二次創作」の脚注が
『既存の作品を原作として派生的な物語を作り出すことを「二次創作」と呼ぶ。原作における男性同士の絆に注目し、その関係性を読みかえたり置きかえたりしたものなどを「やおい」と呼ぶことがある。』
こんなことになっていたり、問題の作成者が腐っているとしか思えませんw
問題文の内容も、
『最近の若者はその時々で各々に求められるキャラを演じ分け人間関係の破綻を回避しようとしている。だから、一貫したアイデンティティの持ち主では、むしろ生き辛い錯綜した世の中になってしまった。(しかし、それを不誠実だと決め付けるのは早計ではないだろうか)』
といった「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」や「響け!ユーフォニアム」などを連想させるもので、読んでいて非常に面白かったですw
(これは別にオタクとは関係なくて、僕が勝手に連想しただけですけどw)
しかも、第十二段落ではそんな一貫したアイデンティティを百貨店などに、キャラを演じることをコンビニなどに例えて
『百貨店やレストランの店員には丁寧な接客態度が期待されますが、コンビニやファーストフードの店員にはそれが期待されません。感情を前面に押し出して個別的に接してくれるよりも、感情を背後に押し殺して定型的に接してくれたほうが、むしろ気をつかわなくて楽だと客の側も感じ始めているのではないでしょうか。(中略)近年のメイド・カフェの流行も、その外見に反して、じつはこの心性の延長線上にあるといえます。』
こんな風にメイド・カフェにまで言及されています。例えが素晴らしいってことより、腐女子だけでなくオタク文化に精通しすぎなことが気になって仕方ありませんw
(これは問題作成者の方ではなく、元の評論を書いた方がそうだってことなのですが、そんな評論を選んでいることがやっぱりそうとしか思えないですw)
まあ、メイド・カフェの脚注は
『メイドになりきった店員が、客を「主人」に見立てて給仕などのサービスを行う喫茶空間。』
と至って普通だったのが残念でしたけど・・・・。
『メイドのコスプレをした店員が、客を「ご主人様」に見立ててきゅんとする給仕を行う喫茶空間』
くらいは書いてて欲しかったと思うのは他で感覚が麻痺しているせいでしょうかw
といったところで、まさか今年も書くことになるとは思わなかったセンター試験(現国)の話を終わりますw
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