【物語シリーズ 暦物語3話】真宵と暦と扇の三角関係?【感想・考察】


暦物語 第3話「こよみサンド 其ノ壹」

さて、大半のアニメの主人公がそうであるように阿良々木暦君も、色々な欠点を抱えながら総合的には良い人だと思われている方はここでお帰り下さい。









という訳で、今回は、阿良々木君が八九寺真宵に、必ず鬼の模様が浮き出る不思議な砂場の話を聞かされたところから始まります。

その秘密は、砂場の底が割れていて、そこに砂が漏れ出すことで毎回同じ砂の流れが発生し、同じ模様が浮き出るという『自然現象』でした。

「人為的な現象」でも「怪異の仕業」でもない、第三の要因『自然現象』。

これを聞いて連想するものが二つあります。

まず一つは、自分の悪行をしでかした端から忘れていく、精神の器が壊れた化物・阿良々木君です。人為的=意図的でも怪異の力に逃げているのでもない、生まれつき精神の器が壊れているのだと。

因みに、僕も生まれつき優秀じゃないので医者などになることができません。優秀じゃないのは生まれつきだから責任を問うのは可哀想ですね。だから、僕が主治医になりたいって言ったら受け入れてあげましょう、そんな物語です、物語シリーズは。

・・・・ほとんど文学作品なので視聴者に求められる器のデカさもパない感じですw

あと、羽川翼の言っていた通り、そんな化物と子供達(ヒロイン達)が交わると本当に危険ですね。

そして二つ目が、自然現象のように発生する『くらやみ』です。この話がきっかけで「阿良々木君≒忍」は『くらやみ』を思い出し、利用することを思いついた・・・・と疑わずにはいられません。まだ、その目的がわかりませんけど。

また、終物語9〜10話では臥煙伊豆湖が

「だけどこよみん、君は全く考えたことがないのかい? どうして君がここ半年ほど、毎月のようにやっかいな怪異現象に遭遇しているのか?
(中略)
ただの偶然かい? 蟹の女の子が、蝸牛の女の子が、猿の女の子が、蛇の女の子がこの街にいたことは」
「遠因ってだけさ。思わせぶりな符号とでも言おうかな」

こんなことを言っていたので、真宵も意図的に阿良々木君を助けようと壊れた砂場のことを教えたのかもしれないし、計らずも阿良々木君を助けてしまう運命にあるのかもしれません。

これに関しては後者だと、とりあえずヒロイン達だけはまだ救いようがあるので、後者だと信じたいところです・・・・。

また、『遠因、符号』というと、

・真宵が『くらやみ』に繋がる自然現象という要因があると阿良々木君に教えるきっかけになり、
・その後『くらやみ』に関係ありそうな扇が転校してきて、
・扇が真宵を探しますが見つけられず、
・砂場に浮かんだ「鬼」を受けた「鬼物語」で真宵がそのくらやみに襲われた

こんな風に、非常に因果関係を疑いたくなる感じです・・・・なので今回はそこら辺を臭わし、器が壊れていても中身は普通の砂なんだっていう言い訳回だったのでしょう。

といったところで、

暦物語 第4話「こよみウォーター 其ノ壹」

に続きます。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
2016年01月30日 21:00 by 元会長
カテゴリに移動する| 物語シリーズ |
スポンサード リンク



この記事へのトラックバック