【無彩限のファントム・ワールド5話】小糸、舞、玲奈、久瑠美が特異能力に目覚めた理由【感想・考察】


無彩限のファントム・ワールド #05「特異能力が使えない!」
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さて、今回、    
            
・水無瀬 小糸に声の、  
・川神 舞に五行の、   
・和泉 玲奈にファントムイーターの、
・熊枕 久瑠美にドールマスターの
            
能力が発現した理由がわかった気がするので、本編を追いながら、それを説明していきたいと思います。
            
●夜の高速で  
            
OP明けて、夜、小糸が封鎖された高速道路を爆走する新幹線型のファントムに対峙します。
            
そこで小糸を映すアングルが、
            
1.後ろから   
2.正面から   
3.小糸の左斜め前から
4.小糸の右斜め前から
5.小糸の正面斜め上から
6.更に5.視点の上下逆
            
と目まぐるしく変わります。
            
また、小糸が黙っていた2.では顔全体が映されていましたが、パロールの詠唱を始めた3.以降は小糸の目から上が見切れています。
            
「目は口ほどにものを言う」とのことわざより、小糸が(小糸自身に対しても)「目≒口≒本心」を隠している≒本心を偽っている演出です。
            
しかも、6.では更にそれが上下逆に映されるのだから、小糸が本心を偽ったせいで世界が逆転して見えている、そんなことが強調される演出になっていました。
            
●小糸が他人を寄せ付けない理由

では、小糸がどんな風に本心を偽っているのかというと・・・・

詳細はわかりませんが(四年前、ファントムを生み出してしまった自覚があるから?)、小糸は自分に関わると相手が不幸になると思っています。

だから、四年前、能力に目覚めて以降、小糸は周囲との関わりを拒絶してきました。新幹線のファントムを倒した翌朝、小糸が独白した、

「私は常に、他人との距離を保ちながら生きている。四年前に能力が目覚めてから、ずっとそうしてきた。学校のクラブにも所属せず一人で対ファントムの活動をしている。自分が異質であることを自覚しているからだ」

からもそんな思いが窺えます。

小糸がこんなあからさまな説明調で独白するのは、本心では全然そう思っていない、そんな風に思いたくないのに、そうでなければならないと自分に言い聞かせているからです。

昼休みになり、晴彦に小糸の悪い噂を吹聴する 春原 諸橋 翔介の話を、小糸が無表情に聞いていたのも、それでいいと自分の心を殺してしまっていたからでした。

でも、新幹線のファントムを倒し感謝されていたように、小糸が周囲を不幸にするとは限りません。人が人と関わってどうなるかなんて神のみぞ知るところでしょう。

なのに、小糸は相手を不幸にするから他人と関わってはいけないと、勝手に世界を穿った方向から見てしまっているのです。上記6.がそんな小糸を効果的に演出していました。

●小糸が特異能力に目覚めた理由

よって、小糸が特異能力に目覚めたのは、

『小糸は強力で異質な力を持っているから、周囲から恐れられ孤立しても仕方ない、そんな言い訳を手に入れるため』

・・・・だったのだと思います。

なので、小糸は本心から孤立したいと思っている訳ではありません。

そう言える理由は二つあります。

●三つ首のファントム

まず一つ目の理由は、

『飼育小屋を襲う三つ首のファントムが、小糸に対してだけ、"能力が使えなくなる毒ガス"を使ったこと』です。

4話感想で書いたように、ファントムの中には、そんな存在がいたら良いなという人の思いを受けて生まれたとしか考えられないものが複数います。

そして、もし三つ首のファントムもそうなのだとしたら、状況的に生みの親は小糸でしょう。

姫野アリスが語った四年前の小糸と三つ首のファントムの出会い。あのイメージ映像が本当なら、三つ首のファントムが現れる前に、既にウサギ達は死んでいました。

飼育小屋の柵などが全く壊されておらず、ファントムに襲われた後だとは思えません。

そして、小糸が震える手でその死体を袋に入れようとしていたところに三つ首のファントムが現れた・・・・ように見えます。

だから、三つ首のファントムが現れたのは、

『小糸が、ウサギ達が死んでしまったのは(自分のせいじゃない、)ファントムのせいだと、責任転嫁できる存在を求めたから』

・・・・のように見えるんですよね。

誤って腐ったエサを与えてしまったとか、小糸がそんなことを思った詳細な理由はわからないですけど・・・・。

よって、今回の三つ首のファントムも小糸が願ったから、その願いを叶えるために現れた、のではないでしょうか。

そして、上記したように、特殊能力は小糸が孤立するための言い訳です。なら、小糸が(おそらく四年前とは違い)特殊能力を使えなくする毒ガスを備えたファントムを生み出してしまったのは、

『特殊能力が使えなくなりたい=もう孤立するのは嫌だ』

という思いを抑え切れなかったから、なのだと思います。1〜3話の晴彦達との触れ合いで、人の温もりを思い出してしまったから・・・・。

●激甘ホットミルク

そう言える二つ目の理由は、初めて三つ首のファントムと戦った翌朝、

『小糸がコンロでほど良く温め、見るだけで胸焼けしそうなくらい砂糖を山盛りに入れた激甘ホットミルクを、普通に飲んでいるから』です。

飲んだ後で「・・・・甘い」とかの感想も漏らしてないので、美味しく飲んでるんですよねw

思いが溢れる、心にさざ波が立つ、などの言葉があるように「水≒ミルク」は心を強く連想させます。温かく、甘い、幸せな気持ちに満ちている、そんな小糸の心が演出されていました。

前日、小糸は晴彦を冷たく突き放そうとしました。でも、晴彦は舞達と別行動をしてでも、小糸を助けようと一緒にいてくれて、温かく甘い思いが溢れるのを抑えることができないのです・・・・。

まあ、個人的には、こんな暗示だけでなく、 製糖派 正統派ラブコメとして実際に甘々な展開が繰り広げられても全然構わないのですが・・・・w

また、几帳面な人の部屋は整理整頓されていたり、ずぼらな人の部屋は汚れていたり、部屋には住む人の心が表れます。

だから、部屋を見ると自分がどんな性格かバレてしまう≒部屋を見せるということは心の内を見せるに等しいことです。

よって、小糸が部屋を覗こうとするルルを拒まなかったのは、小糸が心を開きかけている演出でした。

●小糸が『声』の能力に目覚めた理由

これらより、小糸は本心では寂しいのに、他人を不幸にするから『そうしなければならない』と自ら孤立しているのです。

だから、小糸に『声』の能力が発現したのは、

『本当は他人と関わりたい、話がしたいのに話してはいけない状況になってしまったからです。でも、特異能力が『声』なら、能力を使うために喋ってもいい、謳ってもいい、声に思いを乗せてもいい・・・・だから『声』の能力が発現した』

・・・・のだと思います。

よって、OP明けて、凄い速さで小糸に突っ込んできた新幹線のファントムに、自分の心を偽るパロールを唱え、誰にも言えない思いを声に乗せて能力を発動させていた小糸が凄く可哀想に見えてきます。

でも、能力とファントムとの衝突で、光の粒となっていった思いの欠片が小糸の心を吹き抜けたから、今までそんなことを繰り返してきたから、一人はもう嫌だと声にならない声を自覚することができました。そして、それが激甘ホットミルクに繋がっていったのです。

そう考えると、舞、玲奈、久瑠美にそれぞれの能力が発現した理由も綺麗に説明できるんですよねw

●舞が五行の能力に目覚めた理由

まず、初めて三つ首のファントムと戦った翌朝、小糸は部屋の前で待っていた晴彦と学校に向かいます。しかし、その途中で舞達に出くわすと、小糸と舞はすぐ険悪な雰囲気になってしまいます。

晴彦がそんな二人をなだめようとしますが、舞は「あんたとは口利かない」と晴彦の話を聞きません。

しかし、晴彦達と別れてから、玲奈と舞は

「あんな言い方なさらなくても・・・・」
「・・・・わかってるわよ。それでも頭にくるの! 玲奈もムカつかない、ああいう晴彦見て」

こんな言葉を交わします。

直情的な言動をしないようにしなければと『わかっていても』そうできない、舞の性格が窺えます。

よって、舞が五つの属性を持ち、相手に合わせて最適な属性を選択する五行の力に目覚めた理由は、

『本当は直情的に動かず、相手や場所に合わせた言動をしたいと思っていたからです。でも、きっと、舞は相手に媚びているとか負けた気がするとか思ってしまい、どうしてもそうすることができませんでした。

しかし、五行が相手に合わせてこちらの属性を選択するものなら、相手に媚びているとかそんな思いを抱くことなく、ちゃんと相手に合わせた最適な行動を選択することができるのです。

それが舞に五行の力が発現した理由』

・・・・なのだと思います、多分w

●玲奈がファントム・イーターの能力に目覚めた理由

なら、玲奈がファントム・イーターの能力に目覚めた理由も明らかです。

『食べ放題なんてはしたない、みたいな体面ばかり気をにして玲奈を厳しく育てた両親に、玲奈は反発心を覚えていました。ちょっとくらいハメを外したい、子供らしくはしたないことだってしてみたい、そう思っていたはずです。

だから、はしたなく大口を開けるのは能力発動の条件だから仕方ない、そんな口実が手に入るファントム・イーターの能力が発現した』

・・・・のです、多分w

同じ口を開けて発動させる能力でも、玲奈と、普通に大きく口を開けるだけの小糸は、全然違う描かれ方をしています。

コミカルタッチにギャグアニメのような感じで本当に大口を開ける玲奈の演出が、ちょっとはしたない行動を楽しんでいる玲奈を上手く表現していました。

なら、久瑠美が能力に目覚めた理由も明らかでしょう。

『久瑠美も本当は我がままを言いたい(誰かを頼りたい?)のに、引っ込み思案でそうすることができません。だから、アルブレヒトにお願いするという能力で、その思いを果たしているのです』

●晴彦の能力は・・・・

ただ、そう考えると晴彦が能力的に相当な問題児に見えるんですよね・・・・。

相手のことをよく観察し知っていかなくてはいけないのに、誰とも踏み込んだ話をすることができない。だから正確な絵を描かなくてはいけないなんて言い訳を必要としている・・・・みたいな・・・・。

まあ、野郎キャラの不確定で、しかもネガティブな話なんてスルー安定ですねw

●名医?w

なので、そんなことを念頭において「脳機能エラー対策室」という部署名を見ると非常に意味深な感じです。

能力やファントムは辛い現実をなんとかしたくて脳が生み出してしまったエラー・・・・みたいな話になっていくのかな〜? みたいな・・・・。

また、「脳機能エラー対策室」の顧問・姫野 アリスが、小糸の過去を知っていたのに、わざわざ因縁のあるファントムを紹介していました。

3話でもわざと舞に因縁のあるファントムを紹介していたように見えましたし、もう黒幕にしか見えませんw 中の人的にもミステリーだったら犯人確定なベテランですしw

まあ、黒幕ではなく名医ポジだと信じてますけど・・・・。

●小糸に関わると・・・・

あと、登校途中に出会った舞達と別れた後、小糸が晴彦に

「いいの? 私に構ってると友達失くすわよ」

と言うのも、上記したように、小糸が自分に関わると相手が不幸になってしまうと思っている表れでした。

●玲奈と舞と晴彦の三角関係?

よって、上記のように考えていくと、玲奈が治癒能力に目覚めた理由が、非常に気になります。

(おそらく)玲奈は2話で初めて治癒能力に目覚めていて・・・・あの状況で本来は晴彦の指を舐めることなんてできなかったけど、治癒能力を発現させることで、それを正当化した訳です・・・・。

また、上記したように、舞は小糸の方を優先した晴彦を見て、ムカつくと明言していますし、それを聞いた玲奈は、

「舞お姉さまムカつくんですか・・・・?」

と複雑な表情で尋ねていました・・・・。

・・・・ラブコメの波動を感じる・・・・気がしますw

●ハーレムルート?

しかも、今回のラストでは、3話で玲奈が実の両親と向き合えたように、小糸も晴彦に能力ではない普通の声で、

「助けてくれてありがとう。イロイロト ゴメンナサイ」

と思いを伝えることができました。

晴彦の 修羅場 ハーレムに小糸が加わる日もすぐそこですね!w

と、ラストの不穏な久瑠美を見なかったことにしつつ、

無彩限のファントム・ワールド #06「久瑠美とぬいぐるみ王国」

に続きますw


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2016年02月05日 21:48 by 元会長
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